どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れることが大事です!

  • 投稿者:よもぎもちさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約6か月

はじめに

 私は20代の会社員で、新卒入社の頃よりずっと経理の仕事をしております。

 勤めてわかったのですが、私も含めて、新卒入社で経理部に配属されてきた新人達は簿記についての知識が全くのゼロだったり少しかじった程度である事が多いです。

 また営業マンであっても、経理的な知識が求められている機会が増えてきているという話を営業の同期から聞いていました。

 さらに最近の簿記2級は、より実務的な問題が出題される傾向にある事を踏まえ、社会人になって簿記2級を受験される方は今後も増えるのではないかと思い、この度、かなりお世話になった簿記ナビさんに合格体験記を寄稿しようと思いました。

受験の動機

 前述した通り、私は学生時代は簿記についてほんの少しかじったことがある程度だったので、配属当初は仕事を覚える事にかなり苦労しました。

 さらに勤め始めて数年経っても、未だにP/L科目やB/S科目の区別が怪しい所がまだまだあるなど、このままではいけないと思い、自身のスキルアップのために簿記2級を取得しようと思い立ちました。

使用したテキスト・教材など

  • すいすい簿記 マンガみてGO! 日商3級(NS出版)
  • スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記(TAC出版)
  • スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記(TAC出版)
  • スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集(TAC出版)
  • 第149回をあてる TAC直前予想 日商簿記2級(TAC出版)
  • 簿記ナビさんの仕訳問題対策本試験予想問題その他もろもろ
  • 間違いノート(もどき)

 2級のテキストはどれも3級を理解していることを前提に作られている印象だったので、まず軽く3級の内容を押さえておいたほうがいいなと思い、サッと読めそうなすいすい簿記を古本で購入しました。

 後述するスッキリシリーズよりも更に親しみやすく、漫画やイラストもかなり多めで入門編にはぴったりのテキストだと思います。

 2級のテキスト・問題集は共に、スッキリシリーズをメインとして勉強し、念のため他の問題集もやっといた方がいいかなと思い、ネットで評判が良かった「あてる」を買いました。


 スッキリシリーズは個人的に100点満点中「95点」です。簿記3級を軽くさらった程度の知識しか無い人にもかなりわかりやすく、かつ「スッキリ」とまとまっています。

 テキストとしてスッキリシリーズを使ったので、問題集もそのままスッキリシリーズを買いました。この点については素直に合わせ買いしてしまった方がいいと思いました。

 また、巻末に商工会議所サンプル問題が収録されていた点も高評価の一因です。受験するにあたり、新論点のサンプル問題は各自で押さえておくべきだと思います(まあ、第149回に新論点は出なかったんですけどね…)。

 5点だけ減点させていただいた理由は、ほんの少しだけスッキリとまとまり過ぎていたためです。

 例えば、工業簿記の総合原価計算において「先入先出法」で仕損品が生じていた場合の計算方法・ボックス図の書き方が最後に「補足情報」として載っており、メインのページには載っていませんでした(※メインのページには「平均法」の場合のみ記載)。

 過去の出題確率等から判断して補足程度に留めたのかもしれませんが、多少長くなってもいいのでメインで載せてほしかったなと今になって思います。ただ「補足情報」としてカバーできてはいるので、補足だからと軽く済ませず、しっかりと学べば問題ないと思います。

 総合的にはかなりオススメです。


 「あてる」に関しては、100点中「80点」です。

 やってみて思ったのが、ものすごく難しいということです。かなり嫌らしい引っ掛けも多いなと感じましたし、テキスト学習が終わり、いきなりこれを解き始めると自信を無くしてしまう受験生も多いんじゃないか?と思ったほどでした。

 実際の過去問と比べてかなりレベルが高い問題集である事は確かですが、最初はある程度割り切って解説をじっくり見ながら丁寧に解き、少し時間を置いて2回目を解く…という流れで使えば、かなり実のある時間になると思います。

 また、付録の簿記仕訳カードが個人的にかなり役に立ちました。紙だけでなくPDFデータでも提供されているので、通勤途中の空いた時間にスマホでパパっと見れるのはかなり良かったです。これだけでも買った価値はあったかなと思いました。


 簿記ナビさんの仕訳問題対策、本試験予想問題も大いに活用させていただきました。特に仕訳問題対策にはかなりお世話になりました。

 第1問対策はとにかく数をこなすことなので、空き時間を見つけては仕訳を解いていました。過去問をベースにしている点もかなり良かったです。テキストを一通り学んだ直後に解いても良いと思います。

 また、独学者には嬉しい簿記に関するさまざまな情報も豊富で、この合格体験記を含め、情報収集にかなり役立たせていただきました。


 間違いノートもどきは主に試験直前期に活用しました。

 「もどき」としているのは、ノートではなく、スマホのメモ帳に間違えた部分を雑多に列挙しているだけだからです。ただこんなに雑に列挙するだけでも、後で見直した時にかなり自信につながりました。

 後述しますが、本番直前に眺めることでかなり落ち着きを取り戻す事ができたので、それだけでも作る価値は大いにあったと思います。

使用した電卓

  • CASIO DS-20WK

 普段の業務でCASIOの電卓を使用していたので同じシリーズを買いました。

 こちらの電卓はサイズがやや大きめですが、個人的に電卓は大きい方が安定感もあって使いやすいと感じています。指が細かったり手が小さい人にはもう少しコンパクトな電卓のほうがいいかもしれません。

 加えて、安物は絶対に買ってはいけないなと思いました。勉強期間中は電卓を何度も叩くことになるので、ちょっと奮発して良いものを買ったほうがいいと思います。

勉強の仕方

  1. 簿記3級を軽く学習(半月程度)
  2. スッキリテキスト商業
  3. スッキリテキスト工業
  4. スッキリ問題集をメインに過去問、予想問題集を解く(本番までの1ヶ月半程度)

 3級から学習した方がいいのは前述の通りです。簿記の知識が全く無い&時間がある方はじっくりと1か月ほど時間をかけて学習してもいいと思います。

 2級の勉強方法ですが、私の場合は商業簿記から学習しました。3級からの流れでそのまま理解を進めることができると思ったからです。結果的には、商業簿記から学習して正解だったと思っています。

 商業簿記をひと通り終わらせて、ある程度、心に余裕のある状態で工業簿記に進んだので、初体験である工業簿記の学習モチベーションを維持することができたと思っています。

学習時に心がけていたこと

 テキスト学習時に心がけていたことは、とにかく一字一句文章をしっかり読んで理解を進めることです。自分の中で理解できないまま、先の章に進むことは絶対してはいけないと常に思っていました。

 基本的に「スッキリテキスト」はわかりやすかったのであまりネット検索はしませんでしたが、テキストだけではどうしてもしっくり理解できない時は、別途その論点だけをネットで検索し理解を深めました。

具体的な勉強方法

 基本的にはスッキリテキストにも書かれている通りですが、「テキストを読み進める→指定された問題を解く→次の章のテキストを読み進める…」の繰り返しで、一通り終わったら、念のための総仕上げとしてテキスト付属問題集のみを最初から通してパパっと解きました。

 上記のような流れでテキストの内容をじっくり理解してから過去問→予想問題を解きまくる、いわゆる「追い込みモード」に入りました。

 簿記2級学習のポイントは「とにかく過去問・予想問題学習にどれだけ時間をかけられるか」という事をよく耳にしますが、テキスト(基礎論点)をじっくり理解してからこそ、過去問・予想問題の学習が活きると思っています。

 テキスト斜め読みで過去問をやり始めたとしても点数はボロボロで、わからない所の解説を見ても、詳しく理解するためにはテキストの該当ページを見るように指示されるため、結局は二度手間になります。

 スムーズな過去問・予想問題学習はそのままモチベーションの維持にもつながるため、早く問題を解きたいという気持ちをグっと抑え、まずはじっくりとテキストを理解する事をオススメします。

勉強スケジュール

 過去問・予想問題の学習期間は最低でも1か月はないと厳しいと思いますので、その点を心がけてスケジュールを立てた方がいいと思いました。

 私の場合、平日は仕事があり、夜のみの勉強になるので1時間半~2時間程度の勉強時間、休日はその倍の3時間~4時間程度の勉強時間を心がけていました。

学習に際して重要なこと

どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れる

 これは本当に重要だと思いました。1日でも全く触れない日があると、わずかですが感覚が鈍るのです。

 「あてる」問題集に付属している仕訳カードをやるとか、復習・予習感覚でテキストにざっと目を通すとか、なんでもいいので簿記に触れるようにするべきだと強く感じました。

狭いスペースで学習できるように慣れておく

 実際の試験を体験して感じたことですが、一人あたりに与えられる机のスペースが予想以上に狭かったです。たまたま私の試験会場がそうだったかもしれませんが、少なくとも図書館等で、スペースを広々と自由に使って学習している人は、本番になって困るかもしれません。

 簿記の試験は「問題用紙」「答案用紙」「メモ用紙」「電卓」と4つの紙・物を机の上に並べたり重ねたりして受験することになると思うので、常日頃から自分なりの効率の良いスペースの使い方を意識しておくことをオススメします。

 私の場合は腕時計も机の上に置いて受験しましたし、また受験票と個人を証明する書類(運転免許証など)も机の上に置く必要がありますのでご注意ください。今回、受験場所が大学の講堂だったのですが、机の横のスペースはまあまあありますが、縦のスペースが全くなかったです。

モチベーションの維持方法

 半年間という長期に渡る勉強期間だったので、モチベーションの維持も簡単ではなかったです。月並みですけど、合格した時の自分の姿を想像することは結構なモチベーションにつながりました。

 あとは、ゲームとか漫画とかの娯楽は封印しなかったです。封印しないことで一切勉強しなくなってしまう場合は話が変わってきますけど、1日の勉強を終えたあとにゲームや漫画を読むような生活スタイルにすることで、無理なく勉強を続けることができました。

試験日1日の流れ

9:00 起床、朝食

 一般的に、人間の脳が最も良く働く時間帯は起床してから2、3時間後と言われているそうです。

 当初は、試験の開始時刻(13時半)から逆算して11時くらいに起きようと考えていましたが、朝ご飯はちゃんと食べたほうがいいかなと思い直し、普通に起きることにしました。朝ご飯は食パンとかをいつも通り食べました。

10:30~11:30 頭の体操

 総仕上げ的な意味合いで予想問題集を解説を見ながらパラパラと眺めたり、仕訳カードをやったり、スマホのメモ帳(間違いノート)を眺めたり…あんまりガッツリ問題を解くと肝心の本番までに脳が疲れてしまいそうだったので、頭の体操程度な感じでほどほどにしました。

11:30~12:00 軽い昼食の後、忘れ物チェックをして、試験会場へ出発

 昼食は前日に買っておいたパンを食べました。あんまり食べ過ぎると眠くなってしまうので、お昼は軽めにしておくべきだと思います。

 また、忘れ物はちゃんとチェックしておきましょう!特に電卓を忘れると致命的です。受験票とか筆記用具は忘れてもなんとかなりそうな感じでしたが、電卓だけはかなりのハンデになってしまいます。

 当日は雨だった事や、会場までの道のりで迷ったり、電車が止まったりするのが嫌だったので、かなり余裕を持って家を出ました。

12:40 試験会場に到着

 試験会場には集合時間の50分前に着きましたが、すでに結構な人が来ていました。皆さんテキストなどを眺めていたりしていました。

 私はというと…初受験ということもあり、結構緊張していました。そんな時に、最後の確認をと思い、スマホの間違いノートを眺めたんですが、これが効果てきめんで「ここさえちゃんと押さえておけば、大丈夫だ」という自信につながりました。

 完全に落ち着きを取り戻したわけではありませんでしたが、少なくとも舞い上がってしまう事は無くなりました。

 それと、一応チョコを持ってきていたので糖分補給をと思い、2カケラくらい食べました。よく薬局で安く売ってるミニアルフォートです。周りでも自習しながら菓子パンとか食べてる人が結構いました。

 会場の様子ですが、大学の広い講堂で、皆さん漏れなく自習しているので、基本静寂な時間が流れていました。大きな業務用エアコンが稼働していましたが、周りの人のシャーペンを走らせる音や、電卓を叩く音はだいぶかき消されていたので、気になることはありませんでした。

 席は基本的に隣に人がこないような配置にされていました。机の端の部分に受験番号が記載されており、そちらの席を探して座るという形です。

 開始の10分くらい前にトイレを済ませ、あとは念のためにシャーペンの芯を新しいものに替えておきました。

13:30 試験官による説明の開始

 テキストや飲み物等はカバンにしまい、カバンの口やチャックもしっかりと閉じるように指示されました。その他、地震等の震災発生時における対応や、受験票を忘れた人に対する説明がなされました。

 また、試験中に試験官が本人確認をするために、机の端に受験票と顔写真付き個人証明となるものを置いておくように指示されたので、私は運転免許証を置いておきました。

 その後、どの順番だったかは忘れましたが、問題用紙と答案用紙とメモ用紙(A4一枚)が順々に配られました。

 答案用紙は真ん中のミシン目に沿って切り離しができるようになっており、計4枚に切り離したと思います。その4枚ともに名前を書く欄があり、合計5か所に名前を書くように指示されました。

 まさか試験直前にペリペリと紙を切り離しまくるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。

 名前を書く際に、必然的に問題が目に入ることになるのですが…第3問が、軽く見ただけでもハンパない事になっており、まだ試験も開始していないのにプチパニックになりかけました。

 解き進める順番など色んな思考を張り巡らしつつ、しっかりと名前を記入していき、その後、試験開始まで裏返しておくように指示されました。

13:47 試験開始

 なんかすごい中途半端な時間から始まったのでちょっと動揺しました。試験時間は13:47~15:47の2時間です。

 第3問がやばいことはわかっていましたし、第2問もかなり時間かかりそうな感じだったので、「1→4→5→2→3」の順に解き進めることにしました。

 緊張や動揺からか、開始して数分は電卓を叩く手が震えていましたが、第1問をしっかりと解き進めることができていくうちに、緊張はほぼ無くなっていました。こういった意味でも、簿記ナビさんの仕訳問題対策をこなしていて良かったです。

 慎重に解き進め、15分程度で第1問を終わらせ、続いて第4問・第5問に取り掛かりました。

 第4問はちょっと苦戦しましたが、どの分が変動費でどの分が固定費かを、文章をよく読んで判断していくことで、しっかりと最後まで解くことができました。また、第5問はしっかりと学習していればなんてことはない基本問題でした。

 ここまでケアレスミスが無いように慎重に解いて、確か45分前後が経過していたと思います。ペース的にはまあまあです。さあ問題の第2問からだと思い、とりかかって数秒後、戦慄しました。

 こ、こいつ外貨建て取引じゃないか…し、しかも三分法じゃなくて売上原価対立法で仕訳しろって…

 一応勉強してはいましたが、てっきり固定資産の処理かと思っていたので、本当に動揺してしまいました。この2点についてはあまり深く学習していなかった受験生も多かったのではないかと思います。

 動揺していても仕方がないので、メモ用紙を存分に使い、日付ごとに発生している取引仕訳を丁寧かつすばやくメモしていきましたが、第1問・第4問・第5問でメモ用紙の消費を抑えておいて助かりました。

 怒涛の仕訳メモの甲斐もあってか、なんとか第2問を全て解き切ることができました。この時点で残り時間は30分程度。第2問だけで45分は使用したということになります。

 正直、第2問に時間をかけすぎていることは解いてる途中でも気づいていたのですが、ここまで時間と労力をかけている以上、最後まで解き切るべきだと判断し、時間をかけました。

 そして最後の第3問、個人的には第2問以上にとんでもなかったです。まさかの本支店会計からの出題でした。

 これは完全にノーマークだった受験生がほとんどだったのではないかと思います。ここまでガッツリと出題されるなんて誰も予想できなかったのではないでしょうか。

 完全にパニックだったのですが、残り時間も30分しかないので、とりあえず連結会計と同じ感じで考えればいいだろうと思い、本店と支店の修正仕訳や数値を合算して解答欄を埋めていきました。

 必死に解答を進め、残り10分となた時点で、このまま第3問を最後まで埋め続けるか、それ以外の問題をしっかりと見直すかの選択に迫られました。かなり迷いましたが、第3問以外は結構慎重に解いたので、結局は最後まで第3問を埋め続けることにしました。

 わかる範囲の部分をなんとか埋め終えた頃には、残り時間はあと2、3分になっていました。急いで全問題の書き損じ、誤字、答案用紙の名前の書き忘れなどないかを見直しました。

 また最後の最後に、問題用紙に自己採点のためにパパっと第4問の営業利益・貢献利益の数値と、第5問の解答数値をメモしておきました。

15:47 試験終了

 もうかなりグロッキーでした。周りの受験生達もかなり難しかったと言っていました。大学の正門付近で簿記スクールのメイプルさんが一部解答速報を配っていたので、帰りながら自己採点しておりました。

その後、合格発表まで

 自己採点用に第4問と第5問の数値は最後にメモしておいたので、この2つは恐らく満点だろうとの自信はありました。そしておそらく第1問も満点だろうと思っておりました。

 試験後から合格発表まで3週間弱の時間があったので、自己採点が出来なかったらかなりソワソワしてたんじゃないかと思います。

試験結果

  • 第1問:20点
  • 第2問:16点
  • 第3問:4点
  • 第4問:20点
  • 第5問:20点

 やはり第3問はボロボロでした。ただ時間をかけた甲斐もあり、第2問は高得点が取れました。

 結果的には自己採点通り、第1問・第4問・第5問は満点でしたが、本来は早々に第3問に見切りをつけ、もっと時間をかけて見直すべきだったと思います。

最後に

 試験会場の様子など、覚えているうちにできる限り事細かに書いておいた方が試験未受験の方々には良いかなと思い、可能な限り詳しく書きましたが、予想以上の長文となってしまいました。

 今回の第2問・第3問のように、本試験では予想外の問題が出題されたり、様々なハプニングが起こる可能性もありますが、それでも基本は勉強時間をかければかけるほど、合格に近づくのは間違いないです。

 ご拝読いただきありがとうございました。

管理人コメント

 よもぎもちさん、簿記2級試験の合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

 まず、学習に際して重要なことの欄に書いていただいた「どんなに忙しい日でも、1日10分でもいいので簿記に触れる(ことが重要)」というのは、おっしゃるとおりだと思います。

 簿記の知識・解答スピードは、スポーツと同じように反復継続することにより、より深く定着し、より速く解けるようになります。適度な休みも必要ですが、なるべく勉強しない期間が長くならないように気をつけてください。

 また、よもぎもちさんもおっしゃっていますが、試験当日の教室内の環境・使える机の広さなどは試験会場によって大きく異なります。必ずしも快適な環境で受験できるとは限らないことを頭の片隅に入れておきましょう。

 なお、受験時に配られるA4サイズのメモ用紙に関しては、1人1枚と決まっています。メモ用紙が足りなくなったからといって追加でもう1枚もらう…ことはできません。

 最近は第2問・第3問のボリュームが大きいので、第2問・第3問の下書きにメモ用紙の表裏を使い、第1問・第4問・第5問の下書きはなるべく問題用紙の余白部分に書くことをおすすめします。

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