ケアレスミスは癖になる!その癖に気づけばケアレスミスは激減します!

  • 投稿者:いちさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約8か月

簿記を受験したきっかけ

 現在大学2年生であり、就職活動の際のエントリーシートに記載できる資格がほしいなあと思い、簿記2級を勉強することにしました。3級については大学1年時に簿記の講義を受けて試験に臨んだ結果合格することが出来ていたので、2級を受験しました。

 よく大学生って暇でいいよなと言われる気もしますが、確かに私は暇でした。サークルもしていないし、講義の勉強などは試験直前に頑張ればなんとかなるからです。そのため、勉強時間だけはたっぷりあり、私の合格体験記は忙しい社会人の皆さんのお役には立てないかと思います。

 ただ、大学生で簿記2級を受験しようと思っている方がいれば、多少は参考になるかもしれません(今回は合格率が非常に高いボーナス回だったようなのであまり大口は叩けませんが)。

独学を選択した理由

 単純に、学校に通うのが面倒だったからです。学校に通おうかどうしようかと悩みもせずに独学でやろうと最初から思っていました。

独学におけるメリット・デメリット

 独学で勉強する際のメリットは1つです。1日に自分の好きなだけ、また、気が向いたときに勉強できます。私は気分がのった日は満足するまで、もしくは理解できるまで何時間も勉強していましたが、気分が乗らない日は全くやらないことも多々ありました(でもこれはあまり良くないと思います。毎日何時間は必ずやるとか決めたほうが絶対良いです。)。

 また、一か月間短期で自動車学校に行ったのですが、その一カ月間は毎日自動車学校に行き、また自分の運転センスの悪さに絶望していたため、簿記2級の勉強をしようという心意気は消え去りました。実際、その1カ月間は全く勉強していません。

 ただ、「ねかせる」という意味ではその1カ月間も勉強期間に入るのかなと思ったので一応上述の「勉強期間」の欄にはその全く勉強しなかった1カ月分も入れています。

 独学で勉強する際のデメリットは2つあります。

 1つ目はモチベーションの維持の難しさです。3級を受験した際は友人2人と一緒に受験したため、「皆頑張ってるから私も置いていかれないように頑張ろう」とやる気が起きましたが、1人だと「ああ、まあやらなくてもいっか」と思うようになります。よく仲間やライバルは大事だと言いますが、そのことを痛感しました。

 2つ目は、わかないことがあったときの苦しみです。身近に質問できる相手がいないのでかなりもやもやします。私はわからないところがあると何時間も考え込んでしまい、頭の中がぐるぐるしてしまう癖があるのですが、見事にその悪循環に陥りました。

デメリットの改善方法

 まず、モチベーション維持のほうですが、こちらは環境を変えました。家にいるとパソコンやら漫画やらテレビやら蒲団やら様々な誘惑に負けるので、できる限り大学の図書館で勉強しました。

 次に、わからないことがあったときですが、簿記検定ナビにある質問掲示板を活用させてもらいました。非常にお世話になりました。独学で勉強しようと思うなら、多分あそこに入り浸るぐらいでいいと思います。1人で考え込む時間は無駄です。労力のわりに得られるものが少なすぎます。

使用したテキスト

  • サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト
  • サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング
  • サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト
  • サクッとうかる日商2級工業簿記トレーニング
  • 日商簿記2級出題パターンと解き方過去問題集(以下、「パタ解き」と記述)

上記のテキストを選んだ理由

 サクッとシリーズはネットでの評価が高かったため。パタ解きは「とにかく過去問をしないと」と思い書店に行った際に目に入ったため(ネットでの評価は良いか悪いかわかりません)。

上記のテキストの評価

 サクッとシリーズのテキストは非常にわかりやすかったです。文章は平易な言葉で読みやすく、随所に絵も散りばめられているため、「うわっ文字ばっか。読む気起きねえ」というようなことはあまりなかったです。また、言葉の概念説明(抽象的でそれだけだとイメージがわきにくい)→例題で具体的に説明(具体的にイメージがわく)という流れも良かったです。

 サクッとシリーズのトレーニングですが、これはいらなかったです。もともとはテキストの単元読む→同範囲のトレーニングの問題を解く、というふうに真面目にこつこつやるつもりでトレーニングを買ってみました。

 しかし途中で、「いや、こんなのやるより過去問やったほうがいいんじゃないのかな」と不安に思いました(ネットではよくひたすら過去問解け、慣れろと言われるので)。

 で、途中からパタ解きの「問題のパターン読む」→過去問を解くというふうにやっていきましたが、これで良かったと思います。サクッとシリーズは仕訳を理解するには非常に役立ちますが、伝票会計や特殊仕訳帳、精算表作成などについては実際の過去問で見たほうが試験対策として実践的に理解できます。

期間ごとの勉強方法

 私は結構ぐだぐだに勉強してきたので、○カ月間はサクッとシリーズ流し読み!、そこから○カ月かけて過去問を具体的に解く!というふうな具体的な期間をもとにした勉強方法は答えられません。自分でもいつからサクッとからパタ解きに切り替えたか覚えてません。

 また、私は計画をたてても予定通りいかないことが多いので、期間ごとの勉強方法については他の方のを参考にしたほうがいいと思います。

 ただ、1つだけ感じたのは、過去問にはできるだけ早く触れたほうが良いです。サクッとシリーズを読んで2級を理解した気になっても過去問を見ると、「仕訳の問題文長すぎだろ意味わかんねえ」とか問2の伝票会計(推定あり)で「え、これどうやって解くんだっけ」というふうに軽くパニックに陥るし焦ると思います。

 こんなにわからないで大丈夫なんだろうかと。なので、多くの方がおっしゃるように過去問重視で勉強したほうがいいのは確かです。

1日の勉強時間

 これも私はぐだぐだでした。4~5時間する日もあれば1時間だったり、0だったり。なので、これも私のは参考にならないと思います。

勉強方法~自分のミスの分類と対策~

 間違ったところを間違ったままで終わらせないということは、良く言われることで、当たり前ですよね。でもこれ結構1人でやるとまあいっかって終わらせたり、自分ではわかったつもりでも忘れたころに解くとやっぱりわかってなかったということになります。

 解答・解説を見て、「あ、ふーんなるほどー」と思って答えだけ赤で書き直してやり直しした、わかったという気になっても、それ絶対次のときに同じ所で間違えます。間違ったのには必ず原因があるはずです。その原因を突き止める必要があります。「なぜ」間違ったのかを。そうすると大体間違いって4つぐらいに分けられます。

 ケアレスミスと、連鎖ミスと、知識不足によるミス、理解不足によるミスです。

 ケアレスミスっていうのは、電卓の単純な計算ミスによる答えの金額のミスだったり、試算表作成の問題で借方に書くべき数字を貸方に書いてしまったり、本支店会計問題の支店の期末商品棚卸高を算定する際に、未達事項の仕訳で出てきた「本店より仕入」勘定の金額を計算に加味していなかったり、いろいろです。

 でもこのケアレスミスって結構癖になったりするんですよね。なので、自分はこういうところでケアレスミスをする癖があるって、気付くことが大事です。そうすると問題を解くときに意識するようになります。ここよくケアレスミスするから気をつけて解かなきゃって。

 私自身、伝票会計の問題で売掛金、買掛金勘定のTフォームを作り、そこに伝票番号順に金額を集めていくという方法をとっていたのですが、なぜか売上伝票や仕入れ伝票に記載されている売掛金勘定や買掛金勘定の金額を集めるときに貸借逆で書くというミスを繰り返していました。

 多分、入金伝票や出金伝票の勘定科目で売掛金や買掛金が出てきたときのノリでそのまま書いてしまうからだと後で気づきました。なので、ケアレスミスは自分では気づかない癖・パターンがあるので、把握しておいたほうがいいです。

 連鎖ミスは私が勝手に名付けたものですが、これはあまり深くやり直しをする必要はないと思います。例えば、試算表作成の問題で勘定科目の金額を1個間違って書いたから合計が貸借であわなかったとか、損益計算書の当期純利益が間違っていたから貸借対照表の繰越利益剰余金勘定の金額を間違ったとか、ボックス図の数量を間違っていたから月末仕掛品原価が間違ったとか。

 こういうのはミスした理由がはっきりしているので、「あ、これは連鎖ミスだ」ってさらっと流していいです。むしろ、なんで勘定科目の金額を間違ったのか、なぜ当期純利益の金額を間違ったのか、何故ボックス図の数量を間違ったのか、を突き止めたほうが良いです。

 先ほど書いたようなケアレスミスだったら、自分の癖として把握しておく必要がありますし、次に書くような理解不足によるミスだったら、徹底的にわかるまでやる必要があります。

 知識不足によるミスはそのままです。「知ってれば解けるだろ、わかるだろ」ってやつです。例えば仕訳問題で消費税の税込方式の問題でミスをしたとしたら、それは理解不足ではなく、知識不足によるミスです。テキスト見れば仕訳の仕方が一発でわかります。人に聞くまでもありません。

 ついでに言うと、同時に税抜方式の仕訳方法なんかも+αとしてまとめておくと一石二鳥だと思います。あとは利益準備金を求める際の公式だとか、定率法、生産高比例法による減価償却費の計算の仕方だとか。また、問題文の言葉の意味がわかないというのもこれにあたりますね。累化法だとか、度外視法だとか、仕損・減損だとか、船荷証券だとかいろいろ簿記特有の言葉ですね。

 こういうのは、間違ったら解説やテキストを参照すればすぐに理解・納得できます。ただ、見ただけで分かった気になってもすぐに忘れます。私は利益準備金の公式を何度見ても覚えられずに忘れたころに問題を解いてみるといつも間違えました。

 5回ぐらい間違うとさすがにこれ何回やっても覚えないな、と理解するので、そこでやっと一度自分で公式を書いてみて本格的に覚えました。そうすると覚えました。やっぱり知識不足によるミスは一度要点をまとめたほうが良いです。そのほうが記憶に定着します。

 解答流し見→赤で答えだけ書き直してやり直した気になるのだけは本当に無駄です。1週間後に同じ問題を解いたら多分同じミスをしますし、同じ言葉の意味がわからなくて躓きます。

 理解不足によるミスも、そのままですね。知識不足によるミスとの違いは「解説を何度読んで、テキストを何度参照してもどうしてもわからん」ってところです。知識不足だったらある程度調べたらすぐにわかりますから。

 理解不足によるミスだとわかったら、解説を読む→わからなかったら自分がどこをわかっていないのか、どこは理解しているのかをきちんと把握する、ある程度は自分で考えたうえで掲示板で質問をする→質問に対して返答が来たらそれをじっくり読む、で、またわからないところがあったら質問をする、というような。

 質問をする際も、「○○がわかりません、教えてください」と丸投げするよりは私はこうこうこう考えてこういう答えになったのですが、なぜ答えはこうこうこうなるのでしょうか?というような感じで質問したほうが解答者の方もピンポイントで解説しやすいと思います。

 何より自分の頭の中が整理されて「自分がわからないところがわかる」ようになります。頭の中でぼやーっとわからないわからないて渦巻いている思考が、あ、ここがわかってないんだってわかるようになります。

 で、この理解不足によるミスは要点をまとめた上で、更に類題を解いたほうが良いです。私は荷為替の取り組みをいつも間違っていたのですが、要点をまとめ類題を解いたら大分イメージとして取引が理解できるようになりました。

勉強方法~仕訳の取引をイメージするための工夫~

 先ほど荷為替の取り組みの処理がわからなかったと書きましたが、私は「簿記検定ナビ 荷為替手形を徹底解説!」のページを熟読してこの流れを理解しました。が、実際仕訳問題に長々と文章を提示されると「あれ、これ今どの段階の取引だっけ」と若干混乱します。

 なので、4人漫画のキャラを配置してイメージしやすくしたりしました。運送業者が~とか売主が~とか銀行が~とか考えるより、あ、今あのキャラが銀行であのキャラに自己受為替手形割り引いてもらってるんだわとか考えたほうがイメージしやすかったです。具体的に誰がどうしてるってのがわかるので。

 売主が、買主が、っていうとイメージがぼやーとしててなんとなくわかりづらかったんですけど、具体的な人物をイメージすることで取引が理解できました。単純に私が具体的にイメージしないと混乱するからとやってみたのですが、案外問題解くのも楽しくなったりして気分ものりました。家族や友達で置き換えたりしてもわかりやすいのかなと思いました。なので自分でいろいろ工夫してみると楽しいです。

勉強方法~各大問20分で解くための工夫~

 最初はネットで調べたりしてたんですけど、途中で面倒くさくなって自分でいろいろ考えて自分なりの解き方を考えました。例えば、伝票会計で「推定あり」の問題がありますよね。最初の頃は推定に20分かかってました。

 で、そこから計算・答え記入ですから+20分ぐらいかかって実質40分ぐらいかかってました。でも時間内に解けないと意味がないので何回も問題を解いていき必要事項だけ下書きするというやり方にして、かつ下書きをする順番についても決めました(あせらないようにするため)。

 Tフォームは頻出の売掛金、買掛金、受取手形、支払手形勘定をつくり、それ以外はその他で一括して処理する。また、伝票に記載されている金額を伝票番号順に集計していく。基本は金額だけ集める。伝票番号や商店名は書かない。

 ただし、推定がある伝票は伝票番号を書く。必ず書く。金額はアンダーラインを引いて、あとで金額がわかったときに金額を書くスペースをきちんと残しておく。

 さらに、答案用紙を見て、補助元帳(得意先元帳、仕入先元帳どちらかもしくは両方)の作成がある場合は、伝票番号と商店名を書く。商店名は山田商店だったらY,三井焦点だったらMというふうにアルファベット1文字で書く(単純に時間短縮のため)。

 ここから推定を開始する。まず仕訳日計表を見る。売掛金、買掛金、受取手形、支払手形などTフォームを作っている勘定の金額の合計が出ている場合はTフォームの一番下に二重線を引いた後、合計額を記入する(あとで役立つ時がある)。

 総勘定元帳の勘定科目および補助元帳で埋まるところを埋める。ひたすら埋める。たいてい残高と残高の関係性でいくつか埋まるところがある。

 山田商店の得意先元帳があったとしたら、それと自分で作った売掛金勘定のTフォームを照らしあわせる(商店名をTフォームに集めていないと照らし合わせることができません。時短のためには視覚的に一瞬でわかることが最重要です)。

 たとえば、山田商店の得意先元帳があってそれに売上伝票(借方)500,000ともともと印字されてある、もしくは上の作業で埋めた結果そこが埋まったとします。売掛金のTフォームと照らし合わせてみます。

 自分で集計した結果、山田商店の504の伝票(借方)が推定だったりします。そうするとそこがうまります。で、そうするとそれに相当する売上伝票504も埋まります。つまり推定はどれも2個1セットでが終わります。

 このように連鎖的に売上伝票が埋まる場合は、問題用紙の伝票の(  )に金額を記載します。入金伝票、出金伝票、仕入伝票も同じです。振替伝票はしません。連鎖的にそんな感じで全部やっていけば推定箇所はトントンで埋まっていきます。

 結果、入金伝票、出金伝票、仕入れ伝票、売上伝票はもう推定なしの状態なので、上から順に電卓で計算するだけです。それが終われば、Tフォームで売掛金、買掛金、受取手形、支払手形をこれもまた上から順に計算します。その他は最後に集計します。

 こんな感じでやれば23分ぐらいで終わります。以上のように、「時短するにはどうすればよいか、どういうふうに下書きをとればいいのか」と考えることも大事だと思います。

 練習問題を40分で解けたとしても実際試験中大問1個にそんなに時間をとるわけにはいきません。問題内容の理解→時短の方法を考える、もしくはネットで調べる→実際にそれでやって時間内に解けるかやってみるっていうのも必要です。

 私は伝票会計の推定ありが最初は憎いぐらい嫌いで、絶対試験でるなよと思っていましたが、時短の方法を考えてすらすらとけるようになってからはむしろこれ出ないかなあと思うようになりました。

 このように自信や安心にもつながるので、時短方法(というか20分以内で解くための下書きや流れ)はある程度確立させておいたほうがいいと思います。本番でてんぱらないということも大事だと思うので。

試験日の1日の流れ

 試験前1週間ぐらいはまともに問題を解いていませんでした。大学の試験が終わった解放感に浸っていたので。さすがに試験当日やばいと思って、深夜から早朝にかけて最後のあがきで出そうなところをネットで調べて何問か解きました。それから5時間ぐらい寝て会場へ行きました。

試験会場の様子

 40分ぐらい前につきましたが、結構教室にはもう着いている人がいました。静かです。おしゃべりしている人はいませんでした。

試験開始までの過ごし方

 とりあえずしばらくはぼーっとしていました。机に必要なものを並べたり、水を飲んだり。開始30分ぐらい前には自分の要点まとめノートをぱらぱら見てました。15分ぐらい前からは電卓をたたく指を少しならしておこうと思って、持参していた問題用紙を適当にめくって試算表とか精算表とかの勘定をたしていって合計と合うかどうか確かめてました。

 5分前から試験開始までは精神統一みたいなことをしてました。てんぱらないように。とりあえず「落ちても死ぬわけじゃない」とか「後悔だけはしたくないから悔いのないように時間いっぱい取り組もう。どんな問題が来ても諦めない。」「後悔だけは無いように」とかいろいろ考えてできるだけ平常心でいられるように気を付けました。

試験中の出来事

 思ってもみない問題がいくつかでてきて一瞬「まじかよ」と思い若干てんぱりましたが、「後悔無いように」「どんな問題が来ても諦めない」と唱え続けたおかげでなんとか気持ちだけは保てました。本番はメンタルをできるだけ落ち着かせることが大事だと思いました。

管理人コメント

 いちさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強の方法やケアレスミスの克服方法等をかなり具体的に書いて頂いたので、読み応えのある合格体験記に仕上がったと思います。

 それでは早速見ていきましょう。まず「過去問は出来るだけ早い時期に取り組んだほうが良い」と書いていただきましたが、これは本当にその通りだと思います。

 日商簿記の3級と2級は、過去に出題された問題(過去問)の類似問題が何度も繰り返し出題されるので、テキストを使ったインプットの勉強は必要最低限にして、問題集や過去問を使ったアウトプットの勉強に多くの時間を割くように気をつけてください。

 次にケアレスミスの分類と対策についてですが、いちさんがおっしゃっているようにケアレスミスに気づいて、その箇所を意識できるかどうかが克服の大きなカギになります。

 私の場合は、総合問題を解く際に使用した答案用紙を捨てずに保管しておいて、2回目、3回目に解いた際に答案用紙を見比べるようにしていました。

 癖になっている箇所は毎回同じように間違えるので、「自分の考え方のどこが間違っているのか」「どのように考えれば正解にたどり着けるのか」をひとつずつ確認して、間違いノートに簡単にまとめて、細切れの時間を使って何度も目を通しました。

 文章にするとすごく地味な作業ですし、実際もやっぱりすごく地味です(笑)ただ、その分だけ効果もすごいです。毎日、目を通しているだけでケアレスミスはなくなります。いちさんもおっしゃっているように、ケアレスミスするポイントを自然に意識できるようになるからです。

 ケアレスミスに悩んでいらっしゃる方は、ぜひ一度試してください。

いちさんが使われた教材や電卓のまとめ