ネットスクールのSNS(学び舎)は受験生の強い味方だと思います!

  • 投稿者:tak-ichiさん
  • 勉強形態:専門学校(通信)
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約3か月

3級から2級へ向けて

 135回の3級合格発表前から2級の勉強をしていました。2級の勉強を始めたきっかけは、どんな業種・職種でも会社の数値を把握しておく必要があると思ったことと、当時、転職活動中で簿記がかかわる職種につきたかったからです。

 ただ、2級の勉強は予想以上に難しく、3級を独学で勉強していたつけが回ってきたのか理論の部分が分からないこともあり、工業簿記の途中で勉強がストップしてしまいました。

通信教育を受ける

 このままでは、目標とする2級に合格できないと危機感を覚え、通信教育を探すことにしました。転職活動しながらの勉強なので、自宅できちんと勉強したいと思い、3級からテキストを使っていたネットスクールのWEB講義を受講することに決めました。

通信教育の恩恵

 ステマじゃないですが、結果的にネットスクールのWEB講義を受講して良かったと思っています。よく分からなかった理論に関しては3級のことを踏まえていただいたので頭に入りやすかったですし、LIVE講義(平日夜)に参加できたのでその場で先生に直接質問できたりしてかなり助かりました。

 独学ですと質問・疑問が浮かんでも、ネットを調べるだけで半端無く大変ですし、かつ自分が納得できる答えにたどり着くのは難しいです。質問の答えもとても分かりやすく、頭に入ってきやすかったです。

仕訳は簿記検定ナビ

 3級は簿記検定ナビで仕訳対策を行って点数が取れるようになったので、2級でもお世話になりました。3級と2級では各問題の点数配分は変わりますが、第1問の20点配分だけは変わらないので、ここで16点以上取ることを目標にしました。

 簿記検定ナビの仕訳問題対策は過去の仕訳類似問題が一番豊富なので、得意分野・苦手分野が洗い出しができるのがいいです。年末年始は徹底的に問題を解いて苦手分野の洗い出しをして、間違いノートを作成しました。おかげさまで、模試や本番でも16点以上取れる力がつきました。

途中で挫折

 本支店会計でどうしても点数が取れず、正直受験をやめようかとも思いましたが、そんなときにネットスクールのSNSが助けてくれました。一緒に勉強している受験生がいろいろと相談に乗ってくれたり励ましてくれました。独学では絶対にあきらめていたと思います。

直前期

 直前期は解き方の講義を受けながら、基礎の部分でかけている部分を補完していました。基本的にはテキスト・解答用紙をコピーして、間違っていたら色ペンで直接書き込みました。何回も間違えるところは、間違いノートにまとめていきました。

間違いノート1
間違いノート1
間違いノート2
間違いノート2

試験日の1日の流れ

  • 9:30

 起床。シャワーを浴びる。寒いので、ストーブをガンガンたいて体が冷えないようにする。

  • 10:00

 持ち物の最終確認。風邪が流行っていたのでマスクとポケットティッシュを持参することに。

  • 10:10

 試験会場の場所と周りにコーヒーショップがあるかを確認する。

  • 11:00

 出発。

  • 11:20

 昼食。ハンバーガーで済ませる。

  • 11:50

 コーヒーショップにて、コーヒーを飲みながら間違いノートの見直し。

  • 13:00

 試験会場到着。全部で300人くらいで、各教室は約30人ほど。一番前の席で周りが視界に入らなかったので気が楽になる。念のためトイレに行き、戻ってきてから筆記用具の準備と電卓を適当に叩いて指を慣らす。

  • 13:41

 説明後、試験開始。緊張しているせいか、うまく書けない。第1問→第4問→第5問と解く。考えさせられる問題もあり、ここで1時間弱経過。第2問で時間を浪費してしまったが確実に解き、第3問へ。

 全て解き終わった時点で10分残っていたので、メモ紙に自分の解答を書き写しながら答えをチェックする。仕訳で勘定科目の書き忘れがあり、チェックして良かったと思う。

  • 15:41

 試験終了。解答回収時に第2問の合計の桁が一つ多いこと、また第3問の回答欄を1個書き忘れていたことに気づく。痛恨のミス…。さらに試験終了後、試験会場の外で配布されていた模範解答を見て、第1問の問4の仕訳ミスに気付く。

  • 16:30

 ネットスクールの解答速報で答え合わせ。自己採点の結果は82点だったが、心配だったので他社の解答速報もチェックする(結果はだいたい同じだった)。

試験結果

 無事に合格できました。やはり通信というか、他の方の力を借りることが、合格への近道になることを実感しました。年始から転職先で働いていますが、以前に比べると財務諸表を少し読めるようになりましたし、説明を受けてもすぐに頭に入るようになりました。

 今は1級の勉強をしています。日商簿記の最高峰への挑戦と同時に、自分をさらにブラッシュアップするためです。

管理人からtak-ichiさんへ追加の質問

 ネットスクールの講義の良かったところと、良くなかったところを具体的に教えていただけますか?
 テキストのみだと、目からしか情報が入ってきませんが、講義を受講することによって目と耳で理解することができます。また、講義は単なる説明ではなく、試験・実社会で使える理論も随所に散りばめられていたので良かったです。

 さらに、LIVE講義の開始時間が夜だったので、平日の仕事終わりにきちんと勉強できる点が大きかったです。LIVE講義を見逃しても受講期間中であればオンデマンドを追加費用無しで見れるので、復習や直前の最終チェックにも有効活用できました。

 また、LIVE講義の他に解き方の講義もあり、試験でどのような解き方を行うか分かりやすく指南してくれました。こちらもオンデマンド配信があるので、いつでも何回も繰り返して見れるのがいいと思います。

 あえてよくなかったところをいうと、混雑するとたまに回線がフリーズすることがあるくらいかなと思います。

 何の教材を使って、どのように勉強しましたか?
 教材は「サクッとうかるシリーズ」「過去問 出題パターンと解き方」「ラストスパート模試」を使用しました。「サクッとうかるシリーズ」は独学向きではありますが、全ての論点を完ぺきにカバーしているわけではないので、足りないところを「過去問 出題パターンと解き方」「ラストスパート模試」で補いました。
 ネットスクールの質問掲示板やSNS(学び舎)についてもう少し具体的に教えてください
 質問掲示板やSNSは私にとっては大きい武器になりました。WEB講義の時間中にもチャット機能を使って質問できますが、復習のさいに出た疑問点をすぐに質問できる点が非常に良いと思います。質問に対する答えも親切で、さらに疑問が出てきた場合は再質問もOKです。質問に対するレスポンスも早いと思います。

 また、同じ受講生の質問を見ることによって、自分ならこう思うとか、こういう視点があるのかなど勉強にもなります。使う使わないは自由なのですが、使ったことによって、自分の学力が向上したと思います。

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 3級はCASIOを使用していましたが、2級の勉強からSHARP EL-N942に変えました。買い替えた理由は、このタイプの電卓を勧められたのと、買ったCASIOの電卓はメモリ機能が特殊で使いにくかったからです。

 CASIO→SHARPということで、はじめのうちは打鍵リズムなどに違和感がありましたが、使い込むうちに慣れてきて叩きやすくなりました。現在は、会社でも同じ型の色違いを使っています。

 本支店会計が苦手だったとのことですが、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 本支店会計は、最初は20点中6点ぐらいしか取れませんでした。解き方や理論は一通りわかっているつもりのに、点数に絡めることができないのが悔しかったです。

 そこで、いったん自分が解いた本支店会計の問題と解答用紙・下書きを見直して、自分がどんな間違いをしているのかを徹底分析しました。正答から自分の誤答を差し引いて、問題文の数字を逆算して、けた間違いなのか、足し忘れなのか、単純ミスなのかなど、何のミスをしていたのかをチェックしました。

 その結果、転記の際に本店のみの記入・支店のみの記入を合算し忘れたり、売上原価の記入(評価損・棚卸損)で必ず間違えてしまうことが判明しました。

 そこで、自分で「ちょっと待て 転記の前に 合算だ」という合言葉を作り、問題を解くように心がけました。合言葉で問題点を意識することにより、常に14点~16点が取れるようになりました(満点は一回も取れませんでしたが、他の問題でリカバーできると思ったので、ここまで取れればOKと思いました)

 本支店会計に限ったことではないのですが、点が伸びない場合はまず自分の誤答を分析して、理論が足りないのか、単純ミスが多いのか、問題数をこなす量が少ないのかを考えるといいと思います。

 tak-ichiさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
 模擬試験の点数が伸び悩んだ時、試験を受けるのをやめようかと思ったこともありましたが、SNSで同じ講義を受けている仲間や先生からアドバイスをもらってなんとかモチベーションを維持することが出来ました。

 その後、勉強が進むにつれてある程度、点数が取れるようになるとモチベーションで悩むことはなくなりました。なので、早い段階で得意分野を作るとよいと思います。私の場合は、商簿は仕訳(簿記検定ナビでムキムキに鍛えられました)、工簿は本社工場会計については自信を持っていました。

管理人コメント

 tak-ichiさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!通信講座(WEB講座)のメリット・デメリットを分かりやすく書いていただきましたので、受講を考えていらっしゃる方はぜひ参考にしてください。

 通信講座(WEB講座)のメリットは、居住地や仕事の関係で学校に通えない方でも質の高い講義を受講できる点、あとはtak-ichiさんもおっしゃっているように、他の受験生と切磋琢磨して合格を目指せる点の2点が大きいと思います。

 独学ですと周りに受験生がいないことが多いので、1回モチベーションが下がってしまうとそのままフェードアウト…ということがよくありますが、ネットスクールのWEB講座には受験生専用のSNSがあり、受験生の勉強を先生や運営事務局のスタッフがサポートしてくれます。

 また、他の受験生とも気軽に交流できるので、気の合う仲間と互いに励まし合って合格を目指すことができます。

 なお、各専門学校の通学講座や通信講座(WEB講座)については、簿記検定ナビの簿記の専門学校を徹底比較ページに情報をまとめましたので、興味のある方は一度ご覧ください。

tak-ichiさんが使われた教材や電卓のまとめ