勉強は自分の得意なスタイルで。常に100点を狙う気持ちで頑張りましょう!

  • 投稿者:ちょこさん
  • 勉強形態:通学(職業訓練)
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約5か月半

はじめに

 私は大学卒業後ずっと事務関係の仕事に就いており、前職では5年ほど経理を担当していたのですが、簿記の知識を持たないまま仕事をしていました。

 簿記を学んだ今、その頃のことを思い出すと恥ずかしいのですが、知識がなくてもExcel・経理ソフトでなんとかなっていました。

 今年の4月、転居のため前職を離職しましたが、職業訓練で簿記のコースがあることを知り、この機会にきちんと簿記の知識を得てもう一度経理の仕事に携わりたいと思い、簿記の学習を始めることにしました。

使用した教材・電卓

  • 簿記3級
    • 職業訓練校のテキスト(計3冊)
    • 職業訓練校の問題集(計2冊)
  • 簿記2級
    • サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト+問題集(ネットスクール)
    • サクッとうかる日商2級工業簿記 テキスト+問題集(ネットスクール)
    • 合格するための過去問題集 日商簿記2級 ’18年11月検定対策(TAC)

 3級の「職業訓練校のテキスト・問題集」は、職業訓練で使ったものです。簿記の講師の方がサクッとうかるシリーズのテキストとTACの過去問を薦めてくれたので2級はそれを選びました。

 サクッとうかるシリーズのテキストは、すごく分かりやすく、逆に言うと分かりやす過ぎてきちんと理解できていないのに理解したつもりになってしまうくらいでした。

 講師の先生が3級は「受かるための試験」、2級は「落とすための試験」とおっしゃっていたので、これで理解したつもりになってはいけない!と気を引き締めながら勉強を進めました。

 TACの過去問はただ問題を載せているだけでなく、前半部分で各論点の要点が丁寧にまとめられており、解説もしっかりしていてよかったです。

  • 電卓
    • CASIO MW-C20C
    • 百円均一(ダイソー)で300円の電卓

 電卓「CASIO MW-C20C」は、前職で使っていた電卓と同じような並びで税込・税抜のキーがあり、パステル調で可愛かったので選びました。キーの押し心地、大きさもちょうどよかったです。

 万が一のために電卓は2つ用意しておいたほうがいいとのことだったので、一応サブの電卓も購入しましたが、やっぱり使い心地が違うので使う機会がなくてよかったです。

  • その他
    • 日商簿記公式サイト(日本商工会議所)の新範囲のサンプル問題
    • 簿記検定ナビの無料予想問題

 過去問を解いているうちにやはり1回目と2回目では大きく点数が違っていたので、もっと色々な問題を解きたいと思いネットで調べたところ、日本商工会議所のサンプル問題や簿記検定ナビの無料予想問題を見つけました。

 サンプル問題の第1問対策は色々解けてよかったですが、それ以外はTACの問題集にきちんと反映されていました。簿記検定ナビの無料予想問題は今まで見たことないような出題の仕方で参考になりました。

学習時間について

 職業訓練(3級)は1日6時間×2週間ほどでインプット、あとは過去問を解いていくのが1日6時間×2週間という約1か月の学習期間でした。

 簿記を勉強していくと、今まで税理士さんに任せていた決算書類の中身がこういうことだったのか!と少しずつ分かるようになってとても楽しかったです。

 授業の中で「ここからは2級の範囲なので3級では出ません」と講師の方がおっしゃるのを聞いて、2級の内容をもっと知りたい!学びたい!と思い、11月に2級・3級の併願で受験することに決めました。

 2級の学習期間は9月から11月の試験までの約2か月半。子供が幼稚園に通っている間、9~10月までは平日の2~3時間づつでした。

 11月に入り過去問に取り掛かろうとした時、平日は10日程しかなくて2回づつ解く時間がないことに気づき、そこからは家事を早く終わらせて1日6時間づつ学習時間をとることにしました。

3級の学習方法について

 インプット期からすごい勢いで勉強し、2週間ほどで学習範囲をひととおり終えました。

 一応仕訳の勘定名くらいは知っていたのでそこまで大変ではなかったのですが、今まではExcelに入力するだけだったので、借方・貸方、決算項目・処理等、覚えることがたくさんありました。

 過去問に入ってからは、(講師の方もおっしゃっていましたが)これは日本語の問題だな…と思いました。問題文を最後まで読まずに途中で仕訳を始めると、落とし穴にひっかかってしまうような問題が多いと感じました。

 簿記の試験は、とにかく過去問をどれだけやるかが合否の分かれ道になると思いました。

工業簿記の学習方法について

 2級も挑戦してみたいと講師に相談したところ、2級の合否は第4問目・第5問で満点とれるかどうかによると教えられたので、まずは工業簿記をしっかり理解しようと思いました。

 サクッとのテキストはじゅうぶんすぎるほど上手くまとめられていますが、私は書かないと覚えられないタイプなので、さらにそれをまとめてノートにしました。

 あとは、過去問を解いて間違えたところはしっかり理解できるまで解説を読み込み、何度も解き直して理解を深めました。ボックス図の使い方などもとにかく回数をこなすことが大事だと思いました。

工業簿記のまとめノート1
工業簿記のまとめノート1

工業簿記のまとめノート2
工業簿記のまとめノート2

工業簿記のまとめノート3
工業簿記のまとめノート3

商業簿記の学習方法について

 商業簿記は3級と被るところも多かったので、まずは時間のある時に流し読みな感じでサクッとのテキストを読みました。ただ、それでは全然覚えられなかったので最初からノートに書いて覚えたほうがよかったかもしれない…と今は後悔しています。

 最後まで読んだ後、ノートに要点をまとめました。私はやはり書くことによって理解できるタイプのようで、時間はかかりますがノートに書くことで勘定科目、パターン等をしっかり覚えることができました。

 ただ、新範囲の連結会計や税効果会計は未知の出題パターンが多く、なかなか思うように点数が取れなくて苦労しました。何度も問題を解いて解説を読んで、何とか満点をとれるようになったのは試験日の前日でした。

商業簿記のまとめノート1
商業簿記のまとめノート1

商業簿記のまとめノート2
商業簿記のまとめノート2

商業簿記のまとめノート3
商業簿記のまとめノート3

試験日1日の流れ

7時 起床

 体調は万全に!と思い23時には布団に入ったのですが、緊張で寝付けず眠れたのは4時。まぁ少しでも眠れたのは良かったと気を取り直し支度をし、忘れ物がないか最終チェックをしてから家を出ました。

8時~8時20分 試験会場へ移動

 試験会場に着いてからトイレを済ませ、ドキドキしながら周りを見つつ、自作のまとめノートで復習していました。高校生が多かったように思います。

9時 説明と問題配布

 試験官の方の説明を聞き、指示に従って解答用紙に受験番号を書きました。

9時20分 3級の試験開始

 教育訓練の講義で「1・3・5問は配点が多いので先に解きなさい」と言われていたので1→3→5→2→4の順で解きました。問1~問5まで引っかかるところがなく、すらすらと解けました。

 ただ、緊張のせいで電卓ミスをしていたようで試算表も精算表も一発では合わなくてどこが合わないのかT勘定を見直す必要がありました。転記ミスや電卓の押し間違いという凡ミスを見つけ何とか貸借が合いほっとしました。

 見直しをしつつ、答案用紙に解答を写しやすい1・2・4問を写し終えて時計を見ると10時30分でした。もう一度だけ見直しをして受験番号・氏名の確認をしてから10時40分頃に途中退室をしました。

11時50分 昼食

 午後の試験に備えて、試験会場近くのカフェで早めの昼食をとりました。

 私よりも30分位前に途中退出した女子高生が同じカフェで勉強していてすごいなぁ、私も頑張ろうと第3問対策、連結会計の辺りの問題を解いて過ごしました。その後トイレをすませ、再び試験会場に向かいました。

12時50分 試験会場へ

 3級は年齢層がバラバラでしたが、2級は20~30代が多いような気がしました。簿記の学校に通っている方が多いようで談笑している姿が見られました。連結会計・税効果会計の辺りや、工業簿記をまとめたノートを見つつ試験開始まで過ごしました。

13時30分 説明と問題配布

 2級も指示に従って解答用紙に受験番号を書きこみました。

13時45分 2級の試験開始

 工業簿記重視だけど問題をバラバラめくりたくないので、1→4→5→2→3の順で解いていくことにしました。

 第1問のクレジット売掛金は出題されるような気がしていてバッチリ対策していたのに、税込みで受け取っていた部分を見落として間違えてしまいました。

 落ち着いて解くことができず、日本語のひっかけにまんまとひっかかってしまったので、試験当日の緊張って怖いと思いました。

 第4問はテキストを見ながら「過去問になかなか出てこないな」と思っていた材料副費が出てきて、予定配賦することは分かっていても借方・貸方どちらから控除するのか分からず結局二択を外してしまい点を落としてしまいました。ただ、この処理は他の問題に影響しなかったので助かりました。

 問5問はCVPの問題で得意な分野だと思っていたのですが、割り切れない数字ばかり出てきてしまい…この解き方じゃないの?とパニックになりながら色々な数字を割ってみてもしっくりこず、だんだん何を聞かれているのか分からなくなってしまい途方に暮れてしまいました。

 そんな時に30分経過。試験官の方から途中退室できる旨のアナウンスがありました。このときに「ここで止まっていては不合格になってしまう、20点落としても他が満点なら合格する」と気を持ち直して第5問は空白のまま次に進みました。

 第2問は資産関係の勘定記入で少し手間だとは思いまいたが、定率法の%指定の減価償却よりはましだと思い落とさないように気を付けながら記入していきました。

 第3問の貸借対照表はひっかけ等もなくすごくストレートな出題で安心しました。ここで時間をとられていたら第5問には戻れなかったと思います。

 あと15分というところで第5問に戻ることができ、解いてみると普通に割り切れる数字に…どうやら緊張で変なキーを押していたみたいです。そのままその数字を使ってどんどん解いて、第5問もすべて埋めることができました。

 ひととおり解き終わり時間を確認すると残り数分。何とか第1・4・5問の答えは問題用紙に写せました。

 帰宅後、解答速報で3級・2級ともに自己採点。解答速報の採点だと3級は大丈夫そうですが、2級は写せているところだけでマイナス16点…合格発表まで不安でしょうがなかったです。

管理人からちょこさんへ追加の質問

 家事&育児と勉強を両立するうえで特に気をつけていたことはありますか?また、もっとこうすれば良かったと思うことはありますか?
 最初は子供がいる時間も勉強していたのですが、集中できないしすぐに落書きが始まるので、幼稚園に行っている時間だけ勉強すると決めて集中して取り組みました。

 あと、家族が不満を持たないように、お弁当作りや幼稚園から帰ってきたらしっかり公園で遊ぶ等いつも以上に心がけていました。

 反省点は過去問を解く時間がもっと欲しかったので、家族が寝た後などにもう少し時間を作れたら良かったかなと思います。

 勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
 対策問題等で点数が悪いともう受からないかと不安になりましたが、家族や友人に愚痴って慰めてもらったり、甘いお菓子を食べたりして気を取り直してもう一度問題を解いていました。

 絶対に1回で受かる!駄目でも次の2月の試験で頑張って無理ならもう試験は受けない!と心に決めて全力で頑張りました。

最後に

 3級は100点で合格、2級は82点(12・18・20・12・20)での合格でした。

 結果発表まで毎日不安で夢にまで見ていたので良かったです。2級は書き写せていなかたっところで1か所間違っていたみたいです。

 簿記の試験は70点で合格ですが、自分はどんくさい、ミスが多いので油断しないように常に100点を目指して頑張るようにしました。間違えた問題は分かるまで何度も解いてどうして分からないと思ったのか、間違えたのか解説を何度も読みました。

 工業簿記を得意分野にするという講師のアドバイスで重点的に勉強できたのと、新分野の連結会計や税効果会計をしっかり学習できたのもよかったと思います。

 仕事もしていない主婦がこれ以上資格にお金をかけられないと思い、絶対1回で受からないと!と気合いが入っていたのもよかったのかもしれません。

 こんな体験談ですが参考にしていただけるとうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

管理人コメント

 ちょこさん、簿記3級&2級試験のダブル合格おめでとうございます。また、合格体験記をご投稿いただきありがとうございました。

 勉強方法は十人十色で、絶対的に正しいものはありません。例えば、ちょこさんのようにノートに要点をまとめることにより理解を深める方もいれば、まとめノートを一切作らずにテキストのみで勉強する方もいらっしゃいます。

 これから勉強を始められる方は、自分にはどの勉強スタイルが合うのかいろいろ試行錯誤してみることをおすすめします。

 また、問題演習のさいに分からなかったところ・間違えてしまったところをきちんと復習し、問題を解きっぱなしにしないちょこさんの姿勢はぜひ見習ってください。

 ドラゴン桜の英語講師のモデルとなった竹岡先生も、プロフェッショナルという番組で「適当に問題を解いて、適当に丸付けしても力はつかない。1問1問じっくり考えて解くことで力がつく」とおっしゃっていました。ぜひ参考にしてください。

ちょこさんが使われた教材や電卓のまとめ