通信講座ではなく、DVD付き教材を購入するのもアリです!

  • 投稿者:ナナコフレームさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約2か月

はじめに(教材について)

 初めまして。HPで合格を確認しましたので合格体験記を書かせていただきます。私は、9月から管理部門に異動になり11月の簿記3級の資格取得を上から指示されました。過去にも、今日の事態を予見して独学で簿記の習得を目指したことはあったのですが、高い本を買って積読(つんどく)に終わった苦い経験が あります。

 後がない今度は専門学校も検討したのですが、以前に買ったエクセルのDVDが分かり易く「交通時間の負担軽減 (仕事をしていると肉体的、物理的負担は軽視できません)」「集中力の続かない性分なので講義のリピートや一旦停止が利き、聞き洩らしや講義についていけない恐れが少ない。」といったメリットを考えて、DVD講義をと思いTACの市販DVDを購入しました。

 電子黒板を駆使したDVDの講義はとても分り易く、視聴した後で合格テキストの問題を解いて10日間ほどで基礎はマスター出来ました。初めは理解しづらかった「見越し・繰延べとその再振替」「決算振替仕訳」もDVDを2~3回リピートすれば、一応理解出来ました。なお、あくまで市販DVDの購入のみであって、通信講座の受講ではありません(そのときは通信講座の存在を知りませんでしたが、結果的に安く済みました。)

 従って、TACへ疑問点の質問は出来ませんが、私と同じような疑問点を、簿記検定ナビ3級質問掲示板で他の人が質問しているので助かりました(例えば、期中の固定資産売却で、当期月割りの減価償却費の貸方勘定に減価償却累計額を計上しなくてよいのか?など)

簿記検定ナビの仕訳問題対策の使い方について

 その後、過去問の練習に取り掛かりましたが、ここでも簿記検定ナビの仕訳問題対策が大いに役立ちました。まずPDF版をプリントアウトして一度は全部の過去問題を解きました。そこで間違った問題、正答は出来ても迷った、又は時間がかかり過ぎの問題は目印をつけて、HPの解説をよく読んだうえで繰り返し解きました。

 HPのHTML版では同系統の問題にワンクリック飛べるのが便利ですね。前述の期中の減価償却処理が一番苦手で2級の一部問題も含めて繰り返し、おかげで仕訳力は大幅にアップしました。

試算表問題と精算表問題の解き方について

 次のステップでの試算表問題の練習は、肩こりに悩んでいて負荷が大きく集計ミスも多くて嫌気が差してきました。そんなとき貴ナビの予想問題の解答解説を読んで、T勘定を使った方法を学びました。この方法を使うと肉体的負荷も軽くなり集計ミスも激減しました。

 また精算表の“毎年”つきの繰延べの問題も2本の線分でいとも簡単に解けることも知りました。 これらを知って簿記の問題を解くことが苦痛では無くなったのは大きいです。

その他(勉強方法について)

 大原の無料模擬試験を受けたのも本番に慣れる意味で良かったです。また受取手形記入帳の問題解説が分り易く、範囲が広すぎて捨てる気だった補助簿の問題が意外に性に合っていると分かって取り組む気になりました。私のような凡人でも3級に合格する方法としては、以下の4点が大事だと思います。

  1. 市販DVDで構わないから講義を受けて理論的基礎をしっかり学ぶ(1万円程で可能な話です)
  2. 簿記ナビなどの過去問を利用して、充分な仕訳力を身につけること。これが出来れば第1問はもちろん第3問や第5問、伝票会計、勘定記入など大半の問題を解き易くなります。
  3. 精算表や試算表は、過去問10数回分ぐらいは解く。このとき解けなくても余り悩まずに直ぐに解答解説を読んでも構わない。解説を読んでも良く分からなければテキストやDVDに戻って復習する。解けなかった過去問には目印をつけて何回も解けば、解法パターンが自然と身につきます。
  4. 一度は模擬試験を受けて本番の雰囲気や時間配分に慣れておくこと

 なお私の合格は、TACのDVDと簿記ナビの存在の賜物ですので、管理人様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

試験日当日の1日の流れ

  • 7:00

 起床

  • 7:50

 試験場のある建物を確認したあと近くの喫茶店でトーストセットを食う。試験場の近くで食事の予定にすれば、食事時間を交通トラブルなど不測の事態が起きた際の予備時間に振替できますのでお勧めです。

  • 8:30

 試験会場に入場。大栄が門で配っていた難問仕訳集を解く。本番の試算表で出題された「預り金」の例題があったので頭の良いウォーミングアップになりました。

  • 9:05

 解答用紙に名前等を書いているとき、簿記検定ナビの予想問題的中で手間のかからない「伝票会計」と「補助簿の選択」が出題と分り思わずニンマリしました。手間のかかる「商品有高帳」などが出ると嫌でしたから。本番で解く順は「5→3→1→2or4」の方針で試験に臨みました。

 第5問の精算表で、「現金過不足」の所では答えが「雑益」になっても、この程度が今回の「捻り」なのかと思い安心しました。私は、練習で解いた第125回の第5問にあった「手付金を売掛金から控除する」の意味を解せず頭が混乱してしまい、本番での再現を恐れていましたから。減価償却費も繰延・見越しも簡単で、第124回の難問?を前日に解いて準備していたのに、損をした様な気さえ起きました。

 次いで天王山の第3問へ。過去問から2重仕訳があるパターンだと分かりますので、事前に設問の文から、これを2組見つけて目印をつけ、片方に抹消線を引いておきました。その上でT勘定へ直接記入を開始しました(頻出8勘定に前払金、前受金を含めた10勘定のTフォームを作る)

 最後の仕訳で、「仕入/支払手形」なのか「買掛金/支払手形」なのかを暫く迷いました。これで6点ぐらい違ってきますから焦りましたが、前者なら仕入取引の項目に入るので後者になるはずと気がつき危うくセーフ。直ちに集計して残高を答案へ記入しました。この段階でまだ1時間ほどの余裕があり残りの問題は得意な分野なので、合格出来るとの期待感が込み上げてきました。

 第1問の仕訳問題は過去問よりも簡単だと感じました。第4問の伝票は擬制法が出ず分割法だけだったのは意外でしたが基本的なもので、ただ「備品減価償却累計額」の「備品」が要るか迷いました。最後に補助簿の選択は、仕訳を問題文に書き込んで解きました。これは簿記検定ナビの本試験予想問題に完璧な解説が為されていたのが役立ちました。

 最後に受験番号・名前・生年月日をしつこく確認して終了です。満点が取れたかも?と期待しましたが、自己採点で精算表の「当期純利益」の金額を計算ミスしていました。ほんのちょっぴり残念。

管理人からナナコフレームさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 シャープの「COMPET CS-2140」です。ディスプレイが斜めのため見やすいです。会社の倉庫に永く眠っていたものなので現在も販売されているか不明です。
 ナナコフレームさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意なのは仕訳問題、伝票会計です。勘定記入や「推定型の精算表」もパズル感覚を愉しめて好きです。苦手なのは本文でも書きましたが、試算表でT勘定方式により過去問を解きました。
 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 アドバイスは4点を本文で触れました。反省点としては、間違えた問題に目印をつける習慣は良かったのですが、間違えたポイントを「要点ノート」 にまとめて置くべきでした。そうすれば総復習が容易にできたはずです。
 今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級や簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 簿記3級で学んだことは実務で役立っています。暫く肩こりの治療に専念した後で簿記2級取得に挑戦したいです。また簿記ナビのお世話になるかと思います。簿記2級よりも上の資格は能力的に無理と思います。

管理人コメント

 ナナコフレームさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!DVD付きの教材といいますと、TACの合格テキスト・合格トレーニングシリーズと、ネットスクールのサクッとうかるシリーズのものが有名ですよね。どちらも、ジュンク堂みたいな規模の大きめな書店に行けば、テキスト・問題集と同じコーナーに陳列されていますので、「通信講座を受講するのはちょっと金銭的に…でも授業を見ながら勉強を進めたい!」という方には、まさにドストライクの教材だと思います。

 あとは、簿記検定ナビのコンテンツを最大限に有効活用していただけたようですが、この点はぜひ受験生の方々にも見習っていただきたいです。第1問の仕訳問題の解き方、第3問の試算表作成問題をT勘定を使って解く方法、第5問でよく出てくる前受・前払を数直線を使って解く方法など、独学ではなかなか知ることの出来ない実践的な情報を多数掲載していますので、ナナコフレームさんのように賢く利用していただければと思います。もちろん全て無料です。

 最後に、ナナコフレームさんも「間違えたポイントを「要点ノート」 にまとめて置くべきでした」とおっしゃっていますが、簡単なものでいいので間違いノート(まとめノート)を作るようにしてください。一見、費用対効果が悪いように見えるかもしれませんが、使い方さえ間違えなければ「絶対に使えるツール」ですので、簿記検定ナビの簿記の間違いノートの作成方法を大公開!ページなどを参考にして、一度作ってみることをお勧めします。

ナナコフレームさんが使われた教材や電卓のまとめ