サークル・バイト・日商簿記検定1級の勉強をうまく両立させるコツ

  • 投稿者:がちゃぴんさん
  • 勉強形態:通学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約1年

 私は【119回の試験で79点で合格】【大学生で週2回のテニスサークルに所属】【バイトは月に50~70時間程度(週2~4日くらい)】といった感じです。

 6月検定で受かったのですが、4月半ばの専門学校の答練では30点程度で、商業簿記は2点でした。その分5月はがんばりましたが。

 専門学校は検定日の丁度1年前くらいから通いました。と言っても、本業は大学生なので、週1、2回程度で課された宿題(復習プ リント1枚)をやっていただけです。問題集は全くやりませんでした。

 というより、1回の授業で20ページも進むのに、それに関連した問題をすべてやるなんて無理でした。その代わり、講義の中で理解できない部分は作らないようにしてました。

 そんな感じが2月くらいまで続いて、答練(本番形式の問題を解く模試みたいなもの)が始まりました。当然、結果は惨敗の連続。50点を超えたことなんて1、2度でした。復習もしないで半年以上前にやったことなんて覚えてるはずがありません。

 しかし、負けずに頑張りました。最初はやっても結果がでません。なにせ範囲が2級や3級とは違い広いですから、今日は勉強した!と思っても、全体から見れば10%にも満たないからです。それに、やった範囲が答練で出るとも限りません。だから最初は辛かったです。

 私が意識してやったことは「なぜ間違えたのか?点が取れなかったのか?」ということです。①本質的な知識がなかったのか、②ケアレスミ スなのか、③電卓の打ち間違えなのか、など、要因を分析しました。

 大概、最初のほうは①ばかりです。勘定科目を知らないのに仕訳 ができるはずがありません。この時は間違えた問題をやり直して、それに似た問題を徹底的にやります。4月終わりまではずっとこれを繰り返しました。次第に分かる問題、知ってる問題、見たことある問題が増えます。当然、点も伸びます。特に商業簿記で顕著です。

 それでも点が取れない部分というのはあります。それが、②や③です。③に関しては気をつけることしかできませんが、②には対策の余地があります。それは「ケアレスミスした理由をノートにかき集めること」です。ケアレスミスした理由を知ることで、今度は間違えを防ぐことが出来ます。この段階までくれば、大抵70点以上は確実に取れます。

 5月半ばからはずっとこれに気をつけてやっていました。簿記は才能とかセンスではなく、努力で合格できる試験です。今頑張っている人は合格まで諦めないでください。

管理人コメント

 がちゃぴんさん、ありがとうございました。合格の秘訣は、ただ漫然と問題を解くのではなく、戦略的に学習を進められた点だと思います。限られた時間の中でいかに効率よく勉強するか…とても大事なことだと思います。また、間違えた部分の原因を分析するために間違いノートを作ることは、簿記検定ナビでも常に推奨しています。

 そういう点で、がちゃぴんさんの勉強スタイルはまさに【王道】と言えるでしょう。とても素晴らしい合格体験記ですので、受験生の皆さんにはぜひ参考にしていただきたいと思います。