通学講座のメリットを最大限活かして、見事に短期合格!

  • 投稿者:るちさん
  • 勉強形態:通学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約2か月
  • 備考:職業訓練校にて勉強

受験に至るきっかけ

 前職を、「企業の利益を生み出す社員」ではなく、「企業の利益を生み出す社員を支える社員」になりたいと思い退職(前職はシステムエンジニアでした)企業の管理部門の経験は全くなく、経験も知識もないまま闇雲に仕事を探していたのですが、このご時勢では見つかりませんでした。

 経験はないです!でも知識はあります!と離職期間をどのように過ごしていたかを説明するためにも必要だと考え申し込んだ職業訓練にて学びました。また、前職で断片的に得ていた簿記知識をより強固で確実なものにしたいとの思いもありました。

受験までのスケジュール

 簿記2・3級あわせて2ヵ月半で範囲が終わるという超が着くほどの詰め込み学習でした。実質、2級をやっていたのは6.5週間くらいです。使用教材は以下の通りです。

  • 簿記3級→大原オリジナルテキスト&問題集、直前総まとめ問題集、答練×4回、公開模試(大原)、STEP UP 問題集(大原出版)
  • 簿記2級→大原オリジナルテキスト&問題集、直前総まとめ問題集、答練×6回、公開模試(大原)

勉強方法

 簿記3級…しっかり抑えておかないと2級にあがった時に判らなくなると思ったので、大原の教科書・問題集に加えて、大原出版のステップアップ問題集を併用しました。

 まず、行きの電車の中でステップアップ問題集を解く。次に、授業中は集中して聞いて教科書に準拠した問題集を解く。さらに、帰りの電車の中で教科書を読み返し、判らない部分を家に帰ってから解きなおしました。また、範囲終了後に配られた「直前総まとめ問題集」を2回転解き、答練と公開模試を解きました。

 簿記2級…基本的には3級の時と同じです。ただ、ステップアップ問題集は使わず、行きの電車は睡眠時間に当てました。自宅で勉強が手につかなかったので、自習室かカフェなどで勉強してから遅く帰宅し、ご飯を食べお風呂に入って直ぐに寝る生活にシフトしました。

授業中に気をつけたこと

 ノートは作らずに全てテキストに書き込みました。テキストの余白に書き込むにはスペースが足りなかったので、3種類の大きさのポストイットを活用し、ペタペタ貼り付けていきました。結果的に、休日に何処へ行くにも教科書さえ持っていけば問題は解けずとも理論の復習になったのでオススメです。

 また、市販の問題集にまで手をつける時間はないだろうと踏んだので、とにかく大原の問題集を2回転はしようときめました。授業中は問題をノートに解き、精算表や伝票、帳簿などは惜しみなくコピーして何度もときました。

自習について

 平日はとにかく毎日授業が進んでいったので、その日の範囲内の問題を全て解くことは出来ませんでした。授業中つまずいた部分や、理解し切れなかった部分、問題集で解けなかった部分などをとにかく探して潰しました。先生を捕まえられる時は先生に聞き、先生がいない時は友達に聞いたりなどして、とにかく解決しました。

 また、授業中やった問題は飛ばして、範囲内でやらなかった問題から先にとくようにしました。問題を解いた時は、記号をつけるようにしました。

  • ◎→判る、解けた
  • ○→どう解けばいいかわかるけど間違えた
  • △→なんかわかんないけど解けた
  • ×→さっぱりダメ

 …というように記号をつけることで、2回目に遣る時にどの問題から潰していけばいいのかが明確になります。自分は何に弱くて何がわかっていないのかの把握に役立ちました。

 簿記2級の商業簿記は、3級からの流れのまま入ったので特に戸惑うことなく理解をしていくことが出来ました。唯一詰まったのは、帳簿組織から試算表等に起こす際の二重仕訳です。普通仕訳帳にある部分との二重仕訳の切り分けに最後まで苦しめられ、本試験でも苦しみました。

 とにかく「何故こういう仕訳になるのか」というのをトコトン最初に考えて理解することを心がけました。結果、読み取りにくい書き方をした仕訳などにも対応する事が出来るようになり、仕訳を間違えることはほぼなくなりました。

 工業簿記は、前職の関係上、頭の中にあるものが「あれがこのことなのか!」という形でどんどん理解することが出来ました。これは、大きなアドバンテージになりました。実際の工場を何度も見学したり、モノがどのように流れて製品になっていくかなどが頭にあったので、勘定体系図(工業簿記一巡の流れ)がすっと頭に入りました。

 流れをどの場所からも何も見ずにかけるようになった頃から、工業簿記で迷うことは少なくなりました。休日は、平日に回しきれなかった部分のフォローや、勉強だけでは行き詰ったので半日は勉強しなくてもいい時間を作ってリフレッシュしました。

試験直前期の過ごし方

 試験直前は、主に直前総まとめ問題集をときました。直前総まとめを解くことで、何処がわからなくなっているのかの把握が出来ました。そこが把握できたらまずテキストを読み込み、当該の問題集を解き、もう一度直前総まとめを解くという流れで頑張りました。

 私の場合、商業簿記では特殊売買(受託販売、委託販売、積送品など)が抜け落ち、繰延資産のところが曖昧になっていた事を発見。休日1日使ってカバーしました。また、工業簿記の差異計算(特に標準原価計算においての3分法など)が全くわからなくなっており、試験3日前に先生にみっちり教えていただいてようやく理解できました。

 また、学校では答練を4回分やったので、答練範囲は直前総まとめの中から範囲指定があったので、更にそこでチェックする事が出来ました。公開模試と残りの答練2回分は、先生にこの問題は抑えておいてくださいといわれた部分だけ取り組みました。

試験前日の過ごし方

 難しい問題は解かずに、基本的な問題が多い教科書準拠の問題集のなかで自分が弱い部分を解こうと思っていました…が、今までの無理がたたったのか微熱とヒドイ頭痛に襲われ、結局不安のあった「帳簿」と「標準原価計算」のみ各2問ずつ解いた後は、教科書を読みながら寝たりして、体の回復に努めました。

試験日当日の1日の流れ

 前日からの体調不良も有り、遅めの10時過ぎに起床。目を覚ますために熱めのお風呂に浸かり、体を目覚めさせてリフレッシュ。頭を動かすために軽めのブランチを取り、念のため頭痛対策の常備薬を飲み、12時過ぎに家を出ました。持ち物は、以下の通りです。

  • 受験票
  • 電卓(2つ)←万が一電卓トラブルに遭遇したときのため
  • 筆記用具
  • 教科書(不安箇所が載っているもの)
  • 直前総まとめ問題集
  • 身分証明書(私は、受験票に記載のあった身分証明書はなかったのですが、結局保険証で対応していただけました。これは問い合わせをしたので確実です)

 電車の中ではパラパラと教科書をめくったり、一緒に受験する友達とメールなどをして向かいました。会場には、1時ごろ到着しました。午前中は雨だったのに、急に晴れて気温が上昇し、結果的に教室がとても暑くなって試験中の環境コンディションは最悪なものになりました。

 お手洗いは、大原で受験したので数が少なく、予め水分を控えていたのですが、教室が暑くなってしまったことで水分を控えていたのが裏目に出てしまいました。教室では団体申し込みだったこともあり、顔見知りが多数いたので変に緊張することはありませんでした。席について必要なモノを机の上に出した後は、指慣らしと頭の体操のために、標準原価計算の問題を1問解き、仕訳の問題を頭の中でやりました。

 試験開始後、まずは全体をざざっと見ました。問題用紙だけでなく解答用紙も見て、精算表の整理事項がどのくらいのボリュームがあるかなどを把握しました。私は工業簿記が得意だったので、仕訳と工業簿記で稼ぎ、2問目3問目を落ち着いて解く作戦を立てていました。その為、1-4-5-2-3の順で解いていきました。

 1問目…過去の問題で、当座預金を「当座」と書かせる問題があったのを覚えていましたので、とりあえずそれらしきものはないかと探した瞬間に「現金預金」を発見。現金も当座も当座預金もなかったので、現金預金のところにグリグリと丸をつけました。後は落ち着いて文章を分解して金額を拾い、勘定科目をつけることで解答できました。

 4問目…問題を見た瞬間では、???と頭にはてなマークが飛びました。過去問を一切見ていなかったので一瞬パニックになりましたが、解答欄を見たりなどしながら段々落ち着くことが出来ました。わかるところから数字を埋めていき、箱図を描くことで解答欄を全て埋めることが出来ました。

 5問目…散々先生から出るから!!!と連呼されて、直前総まとめ期に詳しい解説があったおかげで満点を取ることができました。使うべき数字の資料が全て載っていたので、迷うことなくさらさらと解けました。ここまでで、50分くらいの時間を使いました(4問目を解いているときに30分経過アナウンスがあったので)

 2問目…まずは特殊仕訳帳を、計算用紙に全て仕訳に起こし、特殊仕訳帳内の二重仕訳項目を潰しました。普通仕訳帳は何処だ?と探したら次ページを見てびっくり、二重控除が3つもあるではないですか!落ち着いて判るところから潰していき、最後の受取手形だけがどうにかしなきゃいけないのに喉元まででかかった解法が出てこず…諦めて、判っている部分(現金と受取手形と縦計以外)を埋めました。ここで残り40分くらいでした。

 第3問…最初の決算前整理事項の現金過不足で思考が停止。ああだこうだとひねくった結果、正答は導き出せたものの、時間がない!と焦りました。結局、決算前整理事項を埋め、その段階で当該清算表を埋めて横計し終わってから決算整理をしました。

 その際に、期中売却した資産なども計算用紙にグリグリ印をつけ、決算整理に関わってくる事をわかるようにしておきました。決算整理事項は、1つの仕訳が終わったら即横計。コレを繰り返して行き、全部終わったところで整理事項のなかった部分をそのまま右の該当部分へスライドさせて、縦計しました。

 結果、2回の縦計で貸借一致させることが出来ましたが、この段階で残り5分。一応、二重仕訳に戻ったものの思考は戻ってこず、仕訳の確認をしようとしたところで試験が終わってしまいました。教室が途中で暑くなったことで、途中からちょっとした頭痛や気持ち悪さに襲われながらも何とか耐えて、試験をこなすことが出来ました。

解答速報で答え合わせ

 帰宅後に直ぐにネットで解答速報を探しました。

1問目…その時点で、「車両」に引っかかったことに気づきました(現金預金で引っ掛けたんだからもうないだろう、と言う慢心からです。金額はあっていたので完全にケアレスミスです)他はあっていたのでほっとしましたが、ちゃんと現金預金って書いたっけ?と不安になりました。

2問目…やはり、なんとなく自分が書いた数字と違う気がする現金欄と受取手形欄。そして当然、合計の貸借も一致していないため、6点は失ったかな…と。

3問目…慌てて埋めたのに、記憶の数字と回答の数字がほぼあっている。結構点数取れてるんじゃない?と思いつつ、16~20点くらいかなと予想。

4問目…???からスタートした割には結構正答してるんじゃない?でも、数字を殆ど覚えてないから配点次第。10点以上取れてたらいいな…くらい。

5問目…全て計算と回答を計算用紙に残していたため、全ての解答欄の数字が正解だったので自信を持って20点!と予測。

 結果、76点~80点くらいかな…といった自己採点結果。でも、記憶に頼った部分多数、配点基準次第なので落ちたら…とドキドキな1ヶ月をすごす。

合格発表

 一番発表が遅い地区ですが、予告より1日早い結果到着でした。中を見たところ、自己採点を大幅に上回る点数で合格する事が出来ました。全国合格率12.4%でこの点数…と、ちょっと自分に自信を持つことができた結果になりました。

最後に

 簿記を勉強し、さらには職業訓練で他の科目を学ぶことができ、今までの自分が知らなかった自分の興味の方向や適性などを知ることが出来、本当に有意義な2ヵ月半を過ごしました。

 本試験でも、1-4-5-2-3と解いていったことはメンタル的にも自分にはベストの選択だったと思います。普通に2問目から解いていったら、まだ時間はあるから、と時間をかけすぎ、点数を大幅に稼げた5問目が中途半端になっていた可能性すらあったので。

 あと、私は100点を目指して試験に臨みました…と同時に、どうしても「簿記2級」という資格を手にして履歴書に書きたかったので、「合格点数を取るために必要な妥協」をすることも頭において試験を受けました。2問目を解いている途中、二重仕訳で詰まった時「1・5問目はきっと満点。4問目も10点は取れてる。あと20点、2問で取るなら10点ずつだよ、頑張れ!」と自分を自分で励ますことが出来ました。あそこで100点取るぞという思考しかなかったら、と思うとゾッとします。

 どうしても資格が欲しい、と思うのなら途中で一度諦めることや、どのような順番で解くかをとき始める前に決めることが大事だと思いました。それを決めるには、自分が何が得意で何が苦手なのかをしっかりと把握しておくことが大事でした。その点、問題に記号をつけるやりかたと、直前総まとめでの再チェックはとても有用でした。今後は再就職活動に尽力し、職を得てから今後どうするかを改めて考えようと思っています。

管理人からるちさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、その電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 使用した電卓は、CASIOのJW-20Aというものです。家電量販店で安く手に入れました。私には使いやすく、また同じクラスにも同じ電卓を使用している人がいたので使いやすいのではないかと思います。

 ただ、数字は特大表示ですが、数字面に傾きがそんなにあるわけではないので、もう少し傾きがあったほうがより、検定では使いやすいのではないかと思いました。

 私は手が小さいのでこれくらいのキー幅がちょうどよく、手の小さい女性向けの電卓といえるかもしれません(男性の方はもう少し大きい電卓を使っていました)原価計算における配賦計算で、数字××数字=数字=…の計算が出来る電卓なので、便利だと思います。

 今回、勉強に使われた教材は他の方にもおすすめ出来ますか?良かったところや悪かったところなどがあれば教えてください。
 私は職業訓練とは言え、大原簿記学校での委託訓練だったので、教材は全て大原オリジナル教材でした(通常の簿記講座で使用されている教材)授業で使用するパワーポイントの図説は、ノートとして予め冊子となり配布されるので、いちいち書き写す必要がなく、先生のおっしゃるポイントのみを書き加えていく形ですみました。

 3級の勉強で使用したSTEP UP問題集ですが、テキスト準拠の問題集では触れられていないような問題に触れることができたので、大原で勉強していた分役立ちました。多分、2級も同じような感じではないかと思います。

 とにかく、テキスト準拠の問題集も直前総まとめ問題集も、設問数も難易度も結構なレベルの問題が数多く盛り込まれていました。時間の関係上、2級対策に大原で配られた教材だけを繰り返しとにかく解く、という事しかしなかったのに合格することができたので、かなり質の高い良い教材だと思います。

 るちさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意な論点は、商業簿記では精算表です。また、仕訳をきることも大好きで得意です(仕訳問題を余り間違えることはなく、先生にも凄い事だと言われました)(実際、124回の第3問は20点取れました)社債や売買目的有価証券、資産の売買など、期末整理事項に出てくるような点はほとんど間違えたことはありません。工業簿記では殆どが得意な論点と言っても過言ではありませんが、強いてあげるならCVP分析、部門別です。

 苦手な論点は、商業簿記では帳簿です。特に、帳簿から試算表を作成するような問題(二重仕訳を考慮し数字を拾う問題)は苦手です。帳簿でも、仕訳日計表や仕訳週計表などに転記していくのは得意な方です。そのような形で推定が入っていても全く問題ないのです。

 とにかくこれは、面倒でも全て仕訳に起こして、一つ一つ潰していき、似たような問題を何度もやって、体で覚えました。お陰で、特殊仕訳帳に載る二重仕訳については苦手意識はなくなりましたが、普通仕訳帳に判りにくい二重仕訳が入っている今回の2問目のような問題を余りこなせず、本試験ではその部分を捨ててしまいました(その他をしっかり取ったので大幅な減点にはなりませんでしたが)

 工業簿記で苦手な論点は、原価差異計算のなかの3(4)分法です。これは何度やっても数量と換算量を取り違えてしまい(加工を数量で計算してしまう癖が抜けない)、何度計算しても予定と標準が同じになってしまい、図の中に縦線3本(予定・実際・標準)入るはずなのに2本しか引けない…と悩んで、直前の答練で8点しか取れずに愕然としました。

 どうやっても自分でどうにも出来なかったので、計算過程を書いた計算用紙を先生に見せて、自分のどの資料整理の仕方がいけないのか、間違えて理解していないか、手順を間違えていないかを確認していただいて、試験前に2日間で1時間ずつ先生に見ていただいてようやく理解する事が出来ました。その後、差異計算のある問題を立て続けに5問くらい解いて自分のものにしました。

 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 簿記は、「何故そうなるのか」という事を考え、そこ理解できるとかなり間違えることが少なくなると思います。こういう文言が出てきたらこの仕訳だ!という風に暗記してしまうと、日本語が意地悪な問題が出てきたときに対応できなくなってしまうと思います(中には覚えてしまったほうが良い仕訳や理論もありますが…)

 通学されている方はどうしてもノートを作りたくなると思いますが、授業中のノートは作らないで下さい。全て教科書にマーカーでラインを引く、余白に書き込みする、余白じゃ小さい文字で判りにくいと思ったら大きさの違うポストイットに書き、該当ページに貼る、という方法を取ってください。

 そうすれば、教科書がノートにもなり、教科書を開くだけで復習が出来ます。教科書だけ持っていけば授業のない日にも簡単に理論復習が出来ます。マーカーによるラインも1色だけでなく、自分の中でルールを決めて2色、3色づかいをしていくといいと思います(だからといって引きすぎるとわけが判らなくなるので気をつけてください)

 私は初めて出てきた勘定科目はピンク教科書文中の理論は黄色重要な仕訳の形や手順、計算式などは緑その他状況に応じて青とオレンジも使いました。これは、独学の方にも同じことが言えると思います。テキストと決めた本に上記をしてみてください。そうすれば、ノートと2冊持ち歩く必要がなくなります。

 それから、問題集を解く時には必ずノートに解いてください。そうすれば同じ問題を何度も繰り返し解くことが出来ます。精算表やPL/BS、試算表、伝票、帳簿など、ノートに表を書き写す手間がかかるものはどんどん該当ページをコピーしてとく事で繰り返し解けます。繰り返し解くことで、自分が何処が苦手なのか、見えてくると思います。合格体験記本文中にも書いた記号を使うとより明確になります。

 コピーして解き終わったものは、裏を計算用紙として使えば無駄もありません。勉強後、計算用紙にしきれなかった紙は、今では小さく切って我が家のメモ用紙に変化しています。

 通学されている方は、専門学校から配布された問題集は、最低でも2回転すると良いと思います。市販の問題集を併用しなくてもかなりの力がそれだけでつくと思います。私は時間の関係で過去問を解くことが出来ませんでしたが、普通に通学されている方や独学の方、通信の方は過去問を解く余裕があると思います。

 また、市販されている過去問を数回分、解いておいたほうがいいと思います。本試験を受けてみて、過去問を解いておけば…と思いました。 過去問を解く時は、本試験の120分より10分~20分短い時間で解くと良いと思います。

 私は通学時の答練では100分で解く練習をしました。それでも、本試験では5分しか余りませんでした。120分で練習していると、本番で必ず時間が足りなくなると思います。本番の緊張感で20分などあっというまに消費してしまいます。

管理人コメント

 るちさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強方法や試験日当日の様子などを細かく書いていただき、とても中身の濃い合格体験記に仕上がっていると思います。

 まず「自習について」の項で、「授業中つまずいた部分や、理解し切れなかった部分、問題集で解けなかった部分などをとにかく探して潰しました。先生を捕まえられる時は先生に聞き、先生がいない時は友達に聞いたりなどして、とにかく解決しました」と書かれていますが、受験生の方にはこの姿勢をぜひ見習っていただきたいと思います。

 特に学校に通学して勉強している方は、先生(講師)を最大限活用するようにしてください。学んだ知識を言葉にすることによって頭の中の情報が整理されますし、先生に質問するためには「分からないところ」がどこなのか考えるきっかけにもなります。

 あとは、るちさんがおっしゃっているように情報を一元化することも重要です。テキストにまとめるのかノートにまとめるのかはどちらでも構いませんが、必ずどちらか片方に集約させるようにしてください(これは、問題集・過去問演習時に作成する間違いノートは別の話しです)

 とても参考になる合格体験記を投稿していただいたるちさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきます。本当にありがとうございました。

るちさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 教材:資格の大原の教材
  • 電卓:CASIO JW-20A