仕訳対策は必須!間違いノートも有効活用しましょう!

  • 投稿者:Tomoさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約3か月

はじめに

 会社で自己啓発の一環として奨められたのがきっかけです。当初は簿記に関しては全く知識はなく、先入観で難しいという感じがありましたが、やってみたら案外面白いと感じられたので、2級までは絶対とってやろうという気持ちになりました。

使用テキスト

  • サクッと受かるシリーズテキスト・トレーニング各種(ネットスクール)
  • 出題パターンでマスター過去問題集(TAC出版)
  • 合格するための過去問題集(TAC出版)
  • ラストスパート模試(ネットスクール)
  • 網羅型完全予想問題集(TAC出版・2級のみ)
  • 仕訳攻略ナビ(ネットスクール・2級のみ)

勉強の流れ・3級

11月→12月上旬

  • サクッと受かるシリーズテキスト・トレーニング各種をやる

 この段階では正直手探りな感じでしたので、ひとまずサクッとシリーズの仕訳を1つずつ進んでいくことにしました。この頃はあんまりモチベーションも上がってなかったので、一気に読むとかそういうことはせず、普通に進んでいきました。

12月上旬→12月中旬

  • 出題パターンでマスター過去問題集をやる(仕訳関係)
  • サクッと受かるシリーズテキスト・トレーニング各種(主に仕訳以外の部分)

 ひとまずここで仕訳はできたかな?と感じたので、一旦「出題パターンでマスター過去問題集」の仕訳各問を解いていくことにしましたが、実践レベルの問題はなかなか解けません。

 この問題集の説明自体はわかりやすかったので、仕訳に関しては説明が理解できるかぎりは過去問題集レベルで進んでいくものとし、根本が理解できないところはさくっとシリーズに戻ることにしました。この時期では特に減価償却が苦手でした。

 一方、サクッとの方では仕訳以外の各項目の勉強をはじめました。とりわけ勘定記入と試算表が苦手な感じでした。

12月中旬→下旬

  • 出題パターンでマスター過去問題集をやる

 仕訳がだいぶわかってきたところで、仕訳以外の過去問にも触れることにしました。この段階でも勘定記入はいまいちよくわからないし、試算表・精算表は1問回答に目標時間の1.5倍程度かかり、しかも最後はなかなか合わない状況でしたが、繰り返しで少しずつはマシになってきたのでしょうか。12月末に3回分の過去問をやり、68点・80点・82点という結果でした。

1月以降→本番まで

  • 合格するための過去問題集をやる
  • ラストスパート模試をやる

 年を越してから過去問2時間解答主体に切り替えました。最初の3回は60点台後半が続き、どうなることやらと思いましたが、4回目で100点をとって以来、安定して80点後半~100点の間で落ち着くようになりました。精算表や試算表が繰り返すうちに最後まで合うようになってきたのと、勘定記入が得意になったのが大きいと感じます。

 3級については過去問を解くたびに間違えた部分をどう間違えたのか記録していくようにしたのですが、意外なところで小口現金が苦手で、それで焦って時間をかけすぎてほかも間違えるという傾向がわかりました。早い段階で小口現金を徹底的にやり直す事ができたのもいい流れが出来た要因かもしれません。

勉強の流れ・2級

12月中頃→下旬

  • サクッと受かるシリーズテキスト・トレーニング各種(工業簿記)

 3級と頭を切り替えて勉強したいと思ったのと、理系人間には解きやすいという話があったので、あえて工業簿記からスタート。さらっと読んで解く、この時点ではさほど工業簿記に難しいというイメージは感じていませんでした。

12月下旬→1月上旬

  • サクッと受かるシリーズテキスト・トレーニング各種(商業簿記)

 年を越してからは商業簿記をすることに。時間を考えるとさっさと過去問演習に行きたいと感じていましたので、上旬の間に仕訳関係だけさらっと流し、試算表・財務諸表関係は過去問でそのまま覚える方向で行くことにしました。

1月上旬→1月中旬(前半)

  • 出題パターンでマスター過去問題集をやる

 まずは出題パターンのほうを仕訳主体にやり、1日に「特殊商品売買」「社債」「減価償却」とジャンル別に固めてやることにしました。合間に工業簿記の問題をちょこちょこやりました、一方、第2問・第3問関係はやりかたは3級と関連している気がしたので、とりあえず2時間計って解く方に回す作戦を取りました。

1月中旬(後半)

  • 合格するための過去問題集をやる

 ここで実際に時間を測ってやろうとしましたが、3級と違い全く手がつかない問題が数多くあり、到底今のままではやるだけ無駄と感じました。ここで戦略の転換を図ることにしました。

  • この段階で考えた作戦

 解答順を1→4→5→2→3にする。1,4,5で60点近い点数を取り、2,3をちまちま拾っていく作戦。

 先に得点源にできるのは工業簿記と感じたので、仕訳+工業簿記をひとまず1時間で解く練習をすることにしました。ここで仕訳を入れたのは、僕の中では3級も2級も仕訳最低20点が合格の早道と感じていたのと、仕訳やってるうちに2問3問も解きやすくなってくるのではないかと考えたからです。浮いた時間は、個別に本支店会計や仕訳日計表、伝票問題の練習に当てました。

2月前半

 少しずつ第2問の伝票や仕訳日計表の問題が解けるようになってきたので、1,4,5優先の作戦は同じですが、2,3の時間配分を「両方解ききれないと感じたら2を優先」と決めました。同じ20点なら2のほうが回答しやすいからです。

 一方、仕訳は何が何でも20点をとりたかったので2級の「仕訳攻略ナビ」を購入し、合間時間にやることにしました。基礎と実践の両方がついていたので、実践5問を15分以内に解くトレーニングをしました。この成果はすぐに現れ、仕訳16~20点、伝票・日計表20点が安定して取れるようになってきました。

 この段階では財務諸表関係がまだあんまり解けなかった(特に本支店の内部利益がらみが大の苦手)ので、工業簿記の仕上がり次第で点数に波が出る感じは相変わらずでした。この時期は、芋づる式に点を失いやすい「費目別」が工業では苦手でした。

 ちなみに、第2問の変化球問題は134回の銀行勘定以外はむしろ簡単だと思いました。結構なんだかんだで初見でも16点以上取れました(126回・132回・135回)。

本番まで

 2月8日には大原無料模試(3級・2級両方)、16日には公開模試(2級のみ・3000円)を受けに行き、実力確認。2回とも似た傾向の問題でしたが、無料模試が66点、公開模試で88点と、着実に点が伸びてきているのは大きな励みになりました。

大原模試(無料模試+公開模試)
大原模試(無料模試+公開模試)

 最後の1週間前後はおんなじ問題だとなんとなく記憶が残ってるのが嫌だったので網羅型問題集をときました。70点なかばぐらいは悪くとも取れるようになったので、実力的にはやや不足かもしれませんが、落ち着いていけば合格できるという感触は掴んだと思います。

試験日の1日の流れ

  • 6:00 起床

 目を覚ましてからは身体を軽く動かしリフレッシュしてから、朝食を食べました。その後は、荷物確認を念入りに行いました。

  • 7:30 出発→ 8:20 会場到着

 会場についてから、変に不安を高めないように周りの観察をしていました。スマホを触ってる人、読書をしてる人もいましたが、問題を解いている人も結構いました。チョコを一つ食べ、説明開始前にトイレにいって準備完了です。

  • 3級説明→試験開始(9:15ごろ)

 自分の中では気持ちには余裕はあったつもりでしたが、やはり試験が始まると余裕がなかったです。第1問の仕訳をといた後、実質仕訳問題だった第2問も流れでそのままときました。

 第4問はあまり考えてなかった文章記述。しかしこれはわかれば入れる、わからないところはカンということで1分程度でさっさと流し、第5問の精算表にとりかかりました。割と簡単だったのでスムーズにいき、当期純利益もバッチリ合い、ここまでで約80分残して第3問へ突入、理想の展開になりました。

 第3問は80分あれば余裕ということで、字を綺麗に書いて集計をミスしないことを心がけました。一見二重仕訳がありそうな雰囲気でしたが、結果的になかったので集計も簡単でした。合計もあっさり合致したのでひとまず約40分残し解答終了。その後はゆっくりと見直しをしました。感触的には合格はバッチリ。正直100点行けるか?という心中でした。

  • 3級試験終了

 終了後、一旦会場を離れ昼ごはんを食べにいく際に、TACの解答速報を貰って愕然。なんと仕訳を2つもミスっていた。時系列の読み取りミスと、なぜか貸方借方逆という凡ミス。合格は安全圏なんだからということで食事をゆっくりとって気持ちを切り替えることを心がけました。

 会場に戻ってからは、2級こそ仕訳は丁寧にやることを再確認しつつ、下手に問題をといて自信喪失しないように、3級の時と同じく周囲の観察をしていました。

  • 2級説明→試験開始(13:45ごろ)

 名前を書くときに解答欄を眺め、第2問の問題が伝票、第3問の本支店が本支店合併のみであることを確認。感触的には簡単そうだと感じながら試験開始を待つ。

 作戦は「1→4→5で1時間以内、残り時間で2と3を解く。」

 第1問は複雑な計算が少なかったこともあり、15分以内で解く目標をクリアし、予定通り先に工業簿記へいく。第4問は予想問題で材料副費で躓いてチェックいたのが幸いし解きやすい。差異の問題もすんなりと固定予算に気づけたのでスムーズにクリア。

 第5問は直接原価計算と全部原価計算でしたが、期首期末仕掛品がないというラッキーな問題だったのでこれはいけるとおもいきや、全部原価計算の差異がわからない!しばらく考えましたがよくわからないので差異の処理はカンで埋めて残りを全部仕上げることにしました。

 解答時間65分を残して第2問へ。ここをきっちり取って本支店で10点以上とれば合格できるだろうと計算し、満点をとるべく絶対に借方・貸方の合計を合わせようと決意する。実際推定もさほど難しくなく、合計もスムーズに合わせられたので最後の本支店会計へ。

 「期首商品の内部利益が存在しない」「商品評価損や減耗損が出てこない」という意外な展開にこれはきっちりあわせなければならないと感じ、仕訳を丁寧にやって集計。特に悩むところもなく全て埋めることが出来ました。時間は15分程度余ったので見直し+解答メモを行い、終了を待ちました。

合格発表

 3月10日発表ということで結構やきもきしながら待っていましたが、無事両方の合格を確認しました。一時はどうなることかと思いましたが、やったぶんの成果は出たのでホッとしています。

終わりに…僕が感じた重要点

1.仕訳と勘定記入は必ずマスター

 3級・2級に共通して商業はこれに尽きると思います。仕訳は第1問のみならず全体の土台になりますし、おろそかになりがちな勘定記入も得意になれば3級の第2問、4問に限らず、試算表回答時のTフォーム作りもやりやすくなりますし、工業でも勘定記入は頻繁に出てきます。

 また、2級変化球問題を警戒する人は、仕訳+勘定記入をマスターするのが一番だと思います。それが出来てから過去問やったら意外に取れるはずです。

2級仕訳・苦手分野まとめ
2級仕訳・苦手分野まとめ

2.時間がないほど「70点取る戦術」をイメージしておく

 もちろん「100点取る戦術」をイメージできるのがベスト。ただし、時間がないとそううまくいかないものなので、常に「70点取る戦術」をイメージしておくのがいいと思います。僕は、最初の段階で「どこを優先的に強化するか」を考え、過去問を2時間計って解く際は、「今の実力で明日試験だとしたらどうやって解く?」ということを常に念頭に置いていました。

 これをやっておくと、各問の時間配分も考えやすくなるし、「100点取れる戦術」を持っている方でも難問でリズムを崩された時に切り替えやすくなると思います。僕が短期間でなんとか合格軌道に乗せられたのはこれのお陰ではないかと思っています。

3.間違いノートの重要性

 これは僕の場合3級しかできなかったのですが、各回ごとにどこをどう間違えたのかを記録し、ノート上でもう1回解き直してまとめるということをしました。これで自分の思っていない弱点がわかり、早急に対策を打つことができました。

 90点以上取れる状況になっても、ノートに一言「当期純損益x{2613}→当期純損失○」とか、「310,500→310,050と読み間違えた」とか、一言書いてるだけでものちのちこういうとこミスってると思い出せて気が引き締まるものです。

 残念ながら2級では解けない問題が多すぎて作る時間がなかったのですが、こちらも今思えばやっておけばよかったなと思います。

簿記3級間違いノート
簿記3級間違いノート

4.2級3級同時受験の正直なところ

 これを体験したうえで感じたことは、あくまで「3級の地盤が固まった」時に始めて考えるべきだな、ということです。いきなりこれを目標にするのはオススメできません。そうしないと、どっちもぐちゃぐちゃになってわけがわからなくなります。

 ただ、メリットもあります。3級も同時にやっているおかけで仕訳をイメージしやすかったり、勘定記入がらみは飲み込みやすかったりします。また、2級で試算表・精算表・財務諸表をやるので、3級の方の底上げにもつながります。残り時間と3級の実力を考慮した上で検討してみるのがいいと思います。

  • 試験終了後

 試験終了後、早速、近くの大原へ向かい自己採点をした結果、88点ということで合格を確信しました。その後、ネットスクールの解答速報会でわからなかったところを確認しました。

最後に

 簿記検定ナビや合格体験記を読みながらモチベーションアップにつなげ、またテキストの仕訳攻略ナビのほうも仕訳攻略以外の面も含めて役に立ったり(「まるごと合格BOOK」の電卓裏ワザとか大いに助けられました!)と、田口様にはいろいろお世話になりました。僕の合格体験記が今後日商簿記を受ける方の少しでも参考になればと思います。

管理人からTomoさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
・「サクッと受かる」テキスト及びトレーニング…80点

 右も左もわからない段階で触れるのなら非常に取っ付き易く、特に仕訳関係は丁寧に書かれているのでわかりやすいです。一方、仕訳以外はさらっと流している傾向があり、帳簿(勘定)の締切りなど重要な割に説明不足なところ、「材料副費」「固定予算」など試験での出現度は低くないのに「参考」扱いなど、やってる間に戸惑う面もあります。

 このとっかかりやすいタイプのテキストを使用する方は、「すっきり」シリーズとよく見比べてどちらが合うか判断するといいと思います。また、将来的に1級以上に行くのであれば、「とおるテキスト」等詳細を細かく記載してあるテキストの方がいい(もしくは併用)と思います。

・合格するための過去問題集…100点

 解説は非常にわかりやすく、「難易度」を明記してあるのも取捨選択の感覚を身につけるのに役に立ちました。こちらは特に不満もなかったです。割とオーソドックスなので誰にでもおすすめできると思います。ただ、ハズレはないとは思いますが、他社の過去問との見比べはしておいたほうがいいと思います。

・ラストスパート模試…100点

 予想問題集としては解き方解説(動画も含め)がついているぶんお得感を感じました。メモの取り方など「テクニック」を手を動かして身につけるサポートも充実しています。ただし、予想に賭ける使い方はやめておいたほうが無難です(結構外れるときは外れますし、第3,ウラ予想も捨てないほうがいい)

・出題パターンでマスター過去問題集…85点

 まず気をつけておきたいのは、「過去問題集」と書いてありますが一般的な過去問集とは趣が異なっており、あくまで「過去問題集」の補助という立ち位置です(このため、必須とはいえません)。テキストレベルの問題をといてから、回別過去問を時間を計ってやる前のワンクッションとしての活用が基本になると思います。

 なお、「仕訳」「2級第2問」に関しては最近お目にかからないレベルのかなり難しい問題が収録されていますので、そのへんでなにが出てきても解けるようにしたい人にもいいかもしれません。

・網羅型完全予想問題集(2級)…85点

 こちらは「過去問」「回別予想問題集」をやったけど、まだ新しい問題が解きたい人向け。最大の売りはコスパで、10回分の問題がついていて1000円未満という価格は破格だと思います。ただ、解答説明はTACの過去問や、ラスパに比べて端折ってる感じでわかりにくいのが気になりますので、過去問より先に手を出すのはオススメできません。

・仕訳攻略ナビ(2級)…95点

 基礎レベルと実践レベル両方で使える貴重な仕訳ドリルで非常に重宝しました。「目標、仕訳20点」とか「見知らぬ2級変化球も仕訳力で乗り切る」とか、とことん強化したい人におすすめです。

 なお、田口様のテキストということであえて希望を上げておきますと、「実践問題」の方に関してはやはり「電卓」叩いてやるようなレベルですから、問題に対する答えを横のページに収録するのではなく、めくって以降のページにして欲しいです。社債の計算などは赤シートで隠しても、黒字で書かれている部分が見えてかなりのヒントになってしまいます。

・パブロフ簿記シリーズ(スマホアプリ)…75点

 テキストでは無いですがスマホやタブレットを持っている人向けのアプリです。内容は3級・2級商業は仕訳主体、2級工業は各分野の解き方主体です。解説は「理論よりテクニック」という感じです。

 評価としては合間時間の勉強としては最適ですが、あくまでも「合間時間勉強用アプリ」と割りきってください。仕訳にしても理論にしても、これをやるだけではあまり力はつきませんが、前日の勉強の確認とか、忘れてる部分の思い出しとか、普段の学習の補助とみるならかなりつかえます。間違っても普段の勉強の代用にはしないでください。

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 シャープのEL-S752Kという機種です。サイズは個人的にちょうどよかったので、後はディスプレイの角度調整ができる事と、配列がシャープ系で使いやすいと感じた(特に0,00の配置)ので選びました。この辺りを除けば後は可も不可もないと思います。
 Tomoさんの勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
 基本的には、3級と2級をセットでやったのぶん2級側に余裕がなかったぶん、「やらないと間に合わない」という意識が働いたぶんモチベーション維持につながったのが大きいと思います。

 また、過去問の結果に関しては同じ70点台でも「本番を考えたら余裕が無い」ではなく、「合格点に乗るようになってきたからチャンスは有る」というように、反省はするけど思考の面ではプラスに考えることを心がけました。

 大原の模試に顔を出すのも良かったと思います。無料で模試ができるのは1回でしたが、有料でも機会があるのなら「2回目」も行っておくと、2回の間での「進歩した部分」「まだまだな部分」を把握できます。

 また、単純に勉強の成果を実感できるという意味で、不安になりがちなメンタル面を安定させる効果もありましたので、おすすめだと思います(ただし、逆に自身を喪失する可能性もありますので、「プラス意識」は忘れずに)

 あとは、最低限の目標(たとえば必ず2級の過去問1回分は解く)は絶対クリアするけど、それ以上はモチベーションに合わせて柔軟に対応するということでしょうか。気持ちが乗らない時や疲れた時は最低限以上は「しない」日があってもいいと思います。

管理人コメント

 Tomoさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!級別に勉強方法をまとめていただきましたので、とても分かりやすい合格体験記になっていると思います。

 受験生の方々にまず見習っていただきたいのは、仕訳の重要性を認識し、きちんと時間と労力をかけて対策されている点です。Tomoさんがおっしゃっているように、仕訳は第1問のみならず全体の土台になるので、簿記検定ナビの仕訳問題対策や、拙著「仕訳攻略ナビ」を使ってきちんと対策しておいてください。

 また、Tomoさんは資格の大原の無料模試と有料模試を受けられていますが、客観的に自分の実力を確認できる機会が少ない独学受験生には特におすすめです。無料模試を受けたからといって強引に勧誘されることはありませんし、無料(または安価)で資格学校のノウハウを享受できる良い機会なので、ぜひ有効活用してください。

Tomoさんが使われた教材(2級)や電卓のまとめ