間違いノートを有効活用して、見事に短期&1発合格!

  • 投稿者:さやまくさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約2か月

はじめに

 今回は前回(124回)の低い合格率の影響で、比較的素直な問題のようでしたので、1回目の受験で短期間の取り組みでしたがなんとか合格することができました。当日の自己採点は76点でしたので、合格発表の日までは落ち着かない日々でした。

 簿記の勉強は学生時代に少しだけやりましたが、無謀にも2級から挑戦して断念した経験があります。IT関係の仕事に就いて10年目に会計関係のシステム開発に携わった時に3級を取得し、さらにそれから15年…この4月に経理・総務系の部署に異動になり、覚えなければならないことが多く、まずは簿記だと一念発起して6月の2級受験をターゲットに準備を始めました。

 学生時代は工業簿記に苦手意識を持っていたので、先にこちらから手をつけましたが、解答パターンがつかめるとむしろ得意分野になりました。

使用テキスト&電卓

  • スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
  • サクッとうかる日商2級工業簿記テキスト
  • サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト
  • サクッとうかる日商2級工業簿記 トレーニング
  • サクッとうかる日商簿記2級厳選過去問ナビ
  • 日商簿記2級 240%完全合格自習問題集
  • 第125回試験予想ラストスパート模試3+1―日商簿記2級10年6月13日試験対応
  • CANON 卓上電卓千万単位シリーズ 12桁 HS-1210TU

基礎期の勉強スタイル

 準備としては、先に「スッキリ」シリーズと「サクッと」シリーズのテキストを買い求め、通勤時間等を利用して理解を深めました。5月の連休前に一通りの理解を終える予定でしたが、概ね順調に進み「これは楽勝か」とも考えていました。

 登場するキャラクターの好みの問題もありますが、テキストは、個人的には「サクッと」シリーズのほうが使いやすかったです。5月以降、演習のスケジュールとしていましたが、時間内に合格点に到達することが少なく、少しずつ焦る気持ちが生じました。演習は商業簿記と工業簿記にわけたノートを作り、解答用紙を左側に、右側に注意点やコメント等を記入してあとでわかるよう工夫しました。

 演習はとにかく多くの問題を解くように心がけましたが、後の反省で同じ問題を100点が取れるように繰り返しこなすほうが効果的だっとと思います。その意味では、問題パターンが厳選されている問題集が非常に効果的です。最低8割は得点したい第1問については、簿記検定ナビ仕訳問題対策だけを過去15回分こなし、間違いノートを作りました。

間違いノート1
間違いノート1
間違いノート2
間違いノート2
間違いノート3
間違いノート3
間違いノート4
間違いノート4
間違いノート5
間違いノート5

 間違いノートは、手書きのものと、復習用にワープロで作成したものを組み合わせて作りました。

直前期の勉強スタイル

 「試験予想ラストスパート模試」の存在を知ったのが試験前10日のことで、2~3週間の余裕が必要でしたが、最後の1週間は「240%完全合格自習問題集」を途中であきらめ、こちらの演習に集中しました。

 特に解説が非常にわかりやすく、最後の5~10点のUPはこのテキストのおかげだと感謝しています。予想の的中率もかなりのもので、結果的に2回しかこなせませんでしたが、できれば3回は繰り返して解答したいところです。

 2級合格のポイントは「下書きを短時間でわかりやすくきれいに書けるか」につきると思います。実際に問3では、自分で理解して下書きにも書いているのに、転記でミスして減点された個所がありました。合否ライン上にある場合はこれが致命的になります。

試験日当日の1日の流れ

 起床は7時頃で、朝食後「試験予想ラストスパート模試」の演習2回目をこなし、自転車で試験会場近くのハンバーガー店に10時頃到着し、特に苦手としていた為替や手形、工業簿記の仕訳を中心にテキストの確認をしました。

 早めの昼食をすませ試験1時間前に試験会場に到着し、休憩コーナーのテーブルで再度仕訳問題のチェックを行いました。試験前はテキストの確認をする人、寝ている人、電卓のチェックをする人…様々でした。

 解答順序は、事前に1-4-5-2-3の順番で考えていましたが、試験開始後、問2が前日演習した得意の問題パターンでしたので、急遽、1-2-4-5-3の順序に変更しました。ところが、問1で過去問にないパターンにあせり、予定より時間がかかってしまいました。

 完全に理解して解答できていませんでしたが、時間配分を考慮して問2に着手。得意問題で順調にこなしましたが、最後で合計額で貸借アンマッチ…2~3度電卓を入れますが解決せず、さらにあせります。個別の項目は自信があったので、この状態のまま問4、問5へ。

 この2問は比較的短時間で解答できましたが、試験後の確認で「問4の有利差異・不利差異」の貸借を逆に解答…問5の梱包財のところで誤解しており、減点を受けることに。

 勝負どころの問3は直前予想通りで、繰り返し演習を行った効果もあり順調に解答できましたが、会計期間(1~12月)を見落としていたり、下書きからの転記ミスでここでも無駄な減点をうける羽目に…。

 1通り解き終わって10分ほど時間があったので見直ししたところ、問1の仕訳ミスに気づいたことと、問2の貸借アンマッチの原因が解消し、これで8点位取り戻した計算になります。

 直前の演習では時間内に全て解答できないことも多かったのですが、当日は全て解答して見直しの余裕までありました。ただ、やはり試験会場の独特の雰囲気のせいか、勘違いやケアレスミスで20点近く減点を受けてしまいました。見直しの時間でのリカバリーも含めると、非常に綱渡りの状況であったと思います。

 問題的にはほぼ100%解答できたいたので、「時間配分」「下書き」「見直し」「最後まであきらめない」「焦らない」…このあたりが合格のポイントかと思います。

管理人からさやまくさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 ボタンのクリック感がしっかりしていて、打ち間違いが少ないですね。結構使っている方も多いようです。途中でSHARPのアンサーチェック機能付きの機種を試してみましたが、タッチがソフト過ぎて早打ちでの入力ミスが多かったため使用をあきらめました(試験会場には予備として持って行きました)
 さやまくさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意な論点は、帳簿組織・伝票会計・原価計算全般です。苦手な論点は荷為替などの特殊商品売買・本支店会計でした。特殊商品売買は、簿記検定ナビの仕訳問題をくり返し解き、本支店会計はラストスパート模試の問題を徹底的に理解するまでこなしました。

 工業簿記の演習では、等級別原価計算でよくミスをしましたので、考え方を徹底的に理解しました。費目別計算の一連の仕訳も減点が多かったのですが、こちらは取り組みが不十分で本番でも低い点数となってしまいました。

 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 簿記自体は本来難しいものではないので、テキストを進めていくのはさほど苦労はしないと思います。ただし、演習で間違えたところをパターンで覚えてしまうと、設問が変わっただけで対応できなくなりますので、きちんと理解するようにしないと無駄な時間ばかり取られてしまいます。

 実際に私自身、演習で同じようなところで何度も間違えていましたが、試験直前になるとこれが焦りにつながります。あと、前にも触れましたが、勉強の時間が限られている場合、たくさんの問題をこなすよりもパターンごとに満点が取れるまでくり返し解くことが重要だと思います。

 今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 折角ここまできたのですから、1級にチャレンジします。実際に会社の経理業務では1級レベルの知識が必要になります。ただ、現時点では何が何でも合格したいという強い意志はないので、今後じっくりプランを立てたいと考えています。

管理人コメント

 さやまくさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!自作の間違いノートも公開していただきましたので、これからノート作りをされる方はぜひ参考にしてください。

 なお、間違いノートの作り方については、簿記検定ナビの簿記の間違いノートの作成方法を大公開!というページでも詳しく紹介していますが、絶対的な正解があるものではありませんので、自分にとって使いやすい・見やすいスタイルで作っていただければ問題ありません。

 個人的には、作る際の注意点として「丁寧に作りすぎないようにする」「情報カードのように取り外しが容易なものを使う」、勉強に使う際の注意点として「細切れの時間を有効活用し、何度も目を通すように心がける」「覚えようとする必要はないので、とにかく何度も目を通すようにする」を挙げておきますので、間違いノートを作る際・使う際に考慮していただくと良いと思います。

さやまくさんが使われた教材&電卓のまとめ