もうね、全部見習っちゃってください!完璧です!(管理人談)

  • 投稿者:さくらさん
  • 勉強形態:通学&DVD講座
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約3か月半

受験のきっかけ

 人事異動に伴い、会社から簿記の勉強をするよう言われ、会社命令で大原の3級基礎講義の講座(全10回)に通うことになりました。この時点で簿記の知識はゼロでしたが、講座が8月~9月中旬で試験までに間があるため、2級は独学で受験することを決めました。

使用したテキスト・問題集

  • 簿記3級
  • 大原簿記の基礎講義で使用するテキスト・問題集
  • サクッと受かる日商簿記3級厳選ナビ
  • ラストスパート模試
  • ドンドン解ける日商簿記3級過去問題集(買い足し)
  • 簿記2級
  • 合格TV2級 DVDセット
  • サクッと受かるシリーズテキスト・問題集(工業・商業)
  • サクッと受かる日商簿記2級厳選ナビ
  • ラストスパート模試
  • ドンドン解ける日商簿記3級過去問題集(買い足し)

試験勉強

  • 8月~ 3級学習開始

 8月頭くらいから簿記に関するサイトなどで基礎知識を頭に入れつつ、中旬から大原簿記へ。学習をしている中で合格TVを見つけたので、無料ということもあり並行して3級の視聴を開始。8月中にひととおり3級の視聴は終了し、更に大原の講義を聞いて理解を深める、という方針でやりました。

  • 9月~ 2級学習開始

 これまでの別の資格試験の勉強の経験から、テキストを読むだけではなくDVD講座などの方が向いていると思い、DVD購入を検討。3級の無料講義が分かりやすく、他のDVD講座に比べて安かったので、合格TVの2級DVDを購入し、工業簿記の視聴を開始しました。

 工業簿記から始めたのは、商業簿記は3級の延長なので大原の3級を終えてからの方がより理解しやすい、という気持ちがあったためです。ただ、後になって考えてみたら、何の断りもなく報告式のP/Lが出てきたりして困惑したので、商業から始めた方がよかったかもしれません。

 9月中旬をめどに工業簿記の視聴を終了。大原の3級講義が終了し、2級商業簿記のDVD視聴を開始しました。平日なかなか長時間DVD視聴する時間がとれないため、途中からDVDは1.3倍速くらいで見て時間短縮をしていました。

 並行して工業簿記の少し難しめの練習問題を解いてみたのですが、わかったつもりだったのにまったく解き方が分からず焦り、工業簿記につまずく人が多い理由がわかったような気がしました。とりあえずこの時期は工業簿記の問題は答えを見ながらでも解くようにしたところ、だんだん解けるようになりました。

  • 10月~ 本試験レベルの問題演習開始(過去問含む)

 10月頭にDVD視聴を完了。問題を解いて分からない部分を再度テキストで確認しました。また、簿記検定ナビの仕訳問題対策をあいた時間に解きましたが、この時点では間違いが多く、間違えた部分はノートにまとめるようにしました。

 10月頭に大原の予想会に参加しました。それまで試算表の貸借を合わせるのに時間がかかっており、問題集などの解答の目安時間に全く間に合わなかったのですが、予想会で以下のテクニックを教わったことでミスがなくなり、ほぼ1度で貸借を合わせることができるようになりました。

  • 計算用紙の使い方(縦に6等分に折って仕訳に使う。右側の2列は繰越商品のハコを書いたりするのに使う)
  • 仕訳後にいったん借方・貸方それぞれを集計して合わせておく。⇒仕訳ミスの確認と試算表に集計して貸借が合わない場合、どちらが違うか の確認にも使える。
  • 残高試算表の場合、解答用紙の両側の空きスペースにいったん借方・貸方それぞれの合計をしてその貸借を合わせてから残高を計算する。

 試算表は、仕訳せずT勘定のみで行う方法があるのも知っていたのですが、何度か練習しても間違いが多く、間違ったときの見直しがうまくできずに混乱することが多かったため、自分は仕訳をいったん全部書く方が向いていると思い、仕訳のスピードアップに力を入れました。

 10月2週目くらいから厳選ナビの2級・3級の問題などを解き、10月末頃までに2回転させて全て合格点は取れていましたが、正直演習量が少なく感じ、残り3週間をラスパ模試(4回分)だけで済ますのが不安だったこと、合格率の低い2級の124回を見ていないことから、過去問(15回分)を買い足しました。

 過去問は合格率の低いもの、苦手な問題が出ているものから順に解き、解いた問題の総評を簿記検定ナビで見て、気をつける点などを復習しました。また、この時期からは問題用紙に書き込みして仕訳の時間を短縮するなど、時間短縮になるような練習もしていきました。この時期にラスパも解きましたが、過去問にはないちょっとひねった出題などもあり過去問のようには点がとれなかったので、やっておいてよかったと思います。

 過去問を解くと、問題文の見落としや勘違い(前払保険料を毎年だと思い込む等)をしたり、書き落とし(精算表の当期純「利益」など)をすることが分かってきたので、問題文の注意すべきところを囲む、精算表はほぼ「利益」なので先に「利益」と記入しておく、などの対策をとるようにしました。

 問題を解く順番についてはいろいろなサイトで書かれていますが、私は行き詰ったときに飛ばして再度戻ることで、最初は合わなかった貸借が合ったり、解けなかったものが解けたり…ということが多かったので、第1問から順番に解答し、悩んだら飛ばす、という解き方にしました。

 ちなみに、どんなに時間をかけても第3問までで1時間、それ以上は粘らず後回しと決めて問題を解いていました。試験直前期には3級は1時間程度、2級はかかっても1時間半程度で、大体問題は解けるようにはなっていました。また、10月中旬頃の時点で念のため商工会議所のサイトで出題範囲を確認し、知らない言葉がないかチェックをしました(手形の更改、有価証券の差入・保管等、作業屑はこの時点で初めて確認。簡単にチェックしてノートにメモしておきました)

 10月後半頃に「文字の書きすぎでの腱鞘炎?」と思われるほどの右手の痛みに襲われ、1週間くらいはあまり書く勉強をせずにすごしました。試験前日は、ラスパや過去問の解き直し+苦手問題の復習+間違い&まとめノートの見直しを行い、20時頃には勉強を終えました。

まとめノート画像

まとめノート1
まとめノート1
まとめノート2
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まとめノート3
まとめノート3
まとめノート4
まとめノート4

試験日当日の1日の流れ

 6時30分に起床し、持ち物を再チェック。8時に家を出て、途中のコンビニで朝ごはんにおにぎりとお昼用のパン、糖分補給用チョコレートを購入して、会場へ向かいました。

  • 簿記3級試験

 時間まで、ラスパカードとノートなどで3級の再確認。会場が高校だったため予想通り寒く、特に木の椅子が冷たかったので寒さ対策で持ってきたショールを椅子にしいて座布団代わりにしました。

 第1問・第2問はあまり時間をかけずに問題なく解答。第3問は二重仕訳になる部分があったので、気づいた時点で問題文に線を入れて消しておき、仕訳しないように注意し、仕訳完了後も念のため再度二重仕訳を確認してから、集計をしました。収入印紙=租税公課は簿記検定ナビの仕訳問題(2級)で知ったので、やっておいてよかったと思いました。

 第5問は仕訳を頭の中でやってそのまま記入する方法で解答。ただ、現金過不足の部分でどう書けばいいのか少し混乱し、ちょっと迷った結果、あまり修正仕訳部分に配点が来ることはないと割り切りいつもの仕訳どおりに書くことに。

 すべて解き終わった時点でまだ1時間ちょっと残っていたため、もう1度解き直すくらいのつもりで見直しをしながら自己採点用に解答を記録しました。見直しの結果、第2問で○を付け忘れていたところを発見し、見直しの重要さを実感しました。試験終了10分前くらいには見直しも終わり、カンマが変な書き方になっていないか、読みにくい数字になっていないかなどをチェックしながら終了まですごしました。

  • 簿記2級試験

 3級同様、時間までラスパカードとノートで最終確認。受験する机に高校生らしく彫刻刀で文字が彫ってあったので解答の邪魔になるかな?と思いましたが、場所が机の上のほうだったため、影響はないと判断して放置。もし解答用紙を置く位置だったら、試験官などに言ったかもしれません。

 仕訳問題の1問目が手形の更改というあまり見ない問題だったことで少し焦り、いつもより第1問に時間をかけてしまいました。その後第2問を見たところ、苦手な特殊商品売買が満載でかなり拒否反応が出ました。とりあえず分かる限り仕訳をしようと思ったのですが、途中で混乱したため思い切って後回しに。

 第3問は繰越商品の欄が2行しかないこと(これまで解いた過去問などは全て3行あった)などに混乱しつつなんとか解答。第4問は調子よく埋めていたのですが、水道光熱費のところでちょっと混乱。特許料=直接経費は事前に確認していたので問題なく計上したのですが、仕掛品の貸借が合わなくなったので、一度飛ばして第5問へ。

 第5問は直前に確認していたパーシャル・プランだったので問題なく解答。前日と直前に確認をしていなかったら、入れる金額が標準なのか 実際なのかを迷ったかもしれません。その後、第4問に戻って修正し、解答完了。再度第2問へ戻り、白紙だった解答用紙にとにかく部分点狙いで記入しました。

 第2問がそんな状態だったので、他で点を落とすわけにはいかないと思い見直し開始。ここで第1問の問5で間違って本店の仕訳をしていたことが判明し、すぐに修正。貴重な4点を落とすところでした。試験終了後、商工会議所の方と思われる人が「基礎ができていればそんなに難しい問題じゃないんだけどね」と言っていたので、おそらく第2問のことだろうな、と思いました。

 結果は3級100点、2級92点(第2問のみ12点、あとは20点)で合格できました。1週間で結果が出る会場だったため、やきもきする時間が短くてよかったです。今回、手形の更改などあまり過去問でも見なかったものが出題されていたので、過去問や予想問題を重視しすぎるのも問題かな、と思いました。

 もちろんあまり出ない論点に時間を割くのはもったいないのでチラッとでいいと思いますが、サクッとシリーズのような要点を絞ったテキストを使用する場合、範囲の確認はしておいた方が良いと思います。

 今回2級の第2問で「委託先の手取金額で計上」という言葉があり、そこで混乱しました。おそらくあまり考えすぎずに「手取」のみ認識して「委託者の手取」と判断して解答した人が大多数でしょうが、勘違いしないように問題文をしっかり読もうという気持ちがあだになってしまったようです。このあたり、商工会議所から何らかの説明があるのかは気になるところです。

管理人からさくらさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 CASIOのDF-120VBです。簿記検定ナビおススメのSHARPの電卓も検討したのですが、会社で使用しているのがCASIOのため、似た配置のCASIOを選びました。12ケタですし、サイレントキーではないですがそれほどうるさくもなく、簿記2級くらいまでなら十分だと思います。
 さくらさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 精算表や工業簿記の総合原価計算などは得意です。苦手なのは特殊商品売買ですが、仕訳で1問くらいだろうと思っていたので今回の第2問には焦りました。もう少し仕訳をしっかり確認しておけばよかったと思います。
 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 試験間近に過去問だけをやっていると、仕訳くらいしか出てこなかった特商などの論点を忘れがちになってしまうので、基本問題もたまにやっておいた方がよかったと思います。また、サクッとシリーズはわかりやすいのですが、試験に出にくい論点は省いてあるので、時間のある方はもう少し詳しいテキストを利用した方が良いと思います。
 今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 経理部門などではなく、簿記1級以上の知識が要求される部署ではないため、現状では考えていません。ただ、一部知っておいた方が良いと思う論点もあるため、そこは個別に学習しようと思います。

管理人コメント

 さくらさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!合格体験記を編集していると、ごくたまに「この人はどの回を受験していても一発合格していただろうなぁ」と思う方がいらっしゃるんですが、まさにさくらさんはそういうタイプだと思います。なんというか…勉強方法にスキがありません。普通に完璧だと思います。

 合格TVについては受験生の方からよく質問をいただきますが、市販されている「サクッとうかるシリーズ3級」のテキストを用意するだけで、簿記3級の講義を無料視聴できますので、簿記3級受験生の方にはお勧めのサイトです。

 ただ、簿記2級の有料講座については、金額だけ見ると一見安いように見えますが「DVD+レジュメデータ」の販売になりますので、100枚近いレジュメを自分でプリントアウトしなければならず、総コストで考えると、市販されている「サクッとうかるシリーズ2級」のテキスト&問題集&DVDセットのほうが安上がりだと思います。よって、個人的には以下の組み合わせをお勧めいたします。

 最後に、さくらさんも「サクッとシリーズはわかりやすいのですが、試験に出にくい論点は省いてあるので、時間のある方はもう少し詳しいテキストを利用した方が良いと思います」とおっしゃっていますが、時間に余裕があって網羅性を重視される方は、TACの講義でも実際に使われている「よくわかる簿記シリーズ」のほうをおすすめいたします。

さくらさんが使われた教材や電卓のまとめ

 「使用したテキスト・問題集」の項をご覧ください。