専門学校の無料サービス(予想大会・直前講習)を有効活用しましょう!

  • 投稿者:そらさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約4か月

はじめに

 前職は営業で、請求書・納品書も基本的に機械化されておりミスがないかチェックするだけ、指定請求書のところだけフォームに従い書いていました。入金の確認も経理課、手形集金に数社行くだけでした。

 結婚後パート事務に転職し、営業所の事務全般を1人でしています。業種も変わり、職種も変わり慣れないこと色々でした。本社の経理の人と話している時に、「売掛金」「振出日」などと経理用語を言われても??ということもあり都度調べていましたが、一度勉強しようと簿記のテキストを買いましたがそのタイミングで妊娠、つわりで挫折。

 産後復帰しましたがそのままになり、今回は初めは簿記検定に関係なく簿記の勉強をしようと本を購入しました。しかし、やはり検定を挫折した思いもあり受検を決めました。

メイン教材について

 前回挫折した時に買ったテキストはネットスクールのとおるシリーズでした。あまりにも古く、挫折したこともあり今回はネットスクールの「すいすい簿記マンガみてGO」にしました。また問題集は、対応している「サクッとうかる日商簿記3級 トレーニング」にしました。すいすいは、マンガも入ってとても読みやすく、サクッとトレーニングにも対応していて使いやすかったです。

 過去問は、同じくネットスクールの「出題パターンと解き方」にしました。こちらは回数別は2回分で、あとはパターン別に並んでおり使いやすかったです。予想問題集は、ネットスクールのラストスパート模試。こちらは本番に的中!!ビックリしました。

 ネットスクールは、ホームページに掲示板があるのでそこで質問ができたり、パタ解きのWEB解説があったり予想大会があったりと、独学者にありがたいサービスがたくさんあります。また、予想大会でアンケートに答えたら合格ストラップが当たり、試験会場にも持参しました。ネットスクールはかなりお勧めです。

簿記検定ナビさん

 簿記検定ナビさんの仕訳問題は、問題だけ印刷して2回やりました。こちらはとても勉強になり、仕訳の自信につながりました。2回やりそれでも間違えた問題については、ラストスパート模試についていた「ラスパカード」と同じくらいのサイズの紙に書き、ラスパカードと一緒に持ち歩きました。

大原の出題予想会

 こちらは思ったより、参加者が少なくてびっくり。私が参加したところは、出題予想会なのですがファイナルチェック問題(予想問題)をその場で解き(確か1時間半位と本番より短い時間でした)解説を受けました。

 今まで苦手で理解できていなかったポイント(帳簿の締め切り)も分かりやすい解説で理解できました。他にも出題予想や注意ポイントなどを説明があり役に立ちました。参加して良かったです。大原が近くにない方はネットでも見られるし、ファイナルチェック問題もダウンロードできるのでお勧めです。

 本当は「特別講義&問題特訓」も行きたかったのですが、私がホームページを見たときには載っていなかったので今年は無いのかなぁと思ってそのまま忘れており、気がついたのが開催日の翌日でした…。2級の時は受けたいです。

TACの「無敵の予想大会」・書籍

 参加したかったのですがこの日は予定があり、参加できずオンデマンドで見ました。ネットスクールの書籍を見直す時間を考えると更に書籍を増やすか迷いに迷って、この予想大会で使うテキスト2冊「無敵の簿記3級」「131回をあてるTAC直前予想」を購入しました。

 買った時期が遅かったのもあり、直前予想のほうは1回しか見る余裕がありませんでしたが、本試験よりも難しく感じました。1回しか見られないと思ったので、間違いポイントは蛍光ペンで塗っておきました。パラパラパラと直前にそこは見ました。使うのはラスパを優先したという感じです。

 これは図書館で借りた「日商簿記3・2級 受かる勉強法、落ちる勉強法」という本で、ラスパが勧められていたからです。TACのほうは3級は勧められない、2級は勧められるとのことでした。ただ、この本を借りたのが試験3日前くらいでした。予約をしていたのですが、手元にきたのが3日前くらいだったのです。

 「無敵の簿記3級」のほうは、買った時には特集の見越し・繰り延べ等は理解できていましたし、「じぶんカレンダーをつくろう!!」などはネットスクールの予想大会のアドバイスなどで作るので不要で、いらなかったかなと思いました。ただ、付録の「ネコの手BOOK」というポイントをまとめた別冊は薄くて持ち歩きやすかったので結構使いました。結果的には、買って良かったのかもしれません。

LECホームページ

 LECのホームページは登録すると「ファイナルチェック」というPDFファイルが見られます。こちらを印刷して持ち歩いていました。

出題予想

 簿記検定ナビさん・ネットスクール・V倶楽部(TAC)など、出題予想は色々なところで見られます。全て信じてそれしかやらないというのはまずいと思いますが、頼るのはいいと思います。ネットスクールは、出題予想大会でラスパの問題と同じパターンのパタ解きやサクトレだとどの問題になるという説明もあったので使いやすかったです。

試験日までの勉強法

 2月16日~22日…すいすいを読む。2月23日~3月17日…サクトレ基礎2回繰り返す。3月18日~4月3日…サクトレ本試験レベル2回繰り返す。この間すいすいも見直しています。

 4月4日からひたすらパタ解きをやりました。1週目は1問を全て解く。2週目は5問+1問の復習を。3週目は…という感じでしていました。まずは第1問・第3問・第5問を2回、第2問・第4問を1回した後に、回数別のほうに進んでいきました。

 この時にラスパやTAC予想なども使っていました。過去問はだいたい合格点には届いていましたが、ラスパは高得点の回もあれば59点という回もあり、TACのほうも高得点の回もあれば、50点くらいの回もあり…という状態でした。

 直前期になると大原のファイナルチェック問題を見直したり、無敵の簿記の問題を解いたりもしていました。直前3日前くらいからは、もう一度見直す時間はないだろうということで、間違えた問題には付箋を貼りました。

 私は今回落ちても次は2級と決めていたので問題や解説にラインを引いたり、付箋に間違えポイントを書いたりしました。パタ解きの表紙裏にも第1~5問の気をつけるポイントを書きました。当日はこれらを試験会場でチェックしていました。

試験日1日の流れ

  • 試験日の朝

 あまり覚えていないのですが、起床後朝ごはんを食べ、娘にも食事をさせました。試験会場までは主人と娘に車で送ってもらいました。会場自体は色々な用事で行ったことがある建物でしたので特に困ることはありませんでした。

  • 会場にて

 まずトイレに行き、席でパタ解きに自分で書いたメモなどを見返していました。チョコレート持参し、チョコレートとお茶を飲みました。結構欠席の方が多く、私の隣もいなかったので三人席の真ん中の椅子を欠席者のほうに少し寄せておきました。

 隣がいなかったこともありスペースに余裕があったので、予備の電卓やシャープペンシル等も出しておくことができました。

  • 試験開始!

 試験は「1→5→3→4→2」の順番で解きました。第4問はラスパそっくりでびっくりしました。約1時間で解けてしまいびっくりしました。その後時間もあったので、直接問題用紙に解答を書きながらもう一度解き、解答欄と比べました。5問の1の現金過不足で悩んでしまいましたが、部分点ももらえるし、大丈夫かなという感じでした。

 まだ時間ありましたが、途中退席はイヤなので見直したりボーっとして今までの勉強の毎日を思い出したりしていました。

家に帰ってから

 娘と主人に今までのことを感謝し、ネットスクールと大原の解答をネットでチェックしました。すると1~4問は全問正解。5問はメモをしましたが、自分のメモが理解できず…結果はよく分かりませんでした。それでも合っている答えが多そうだったので、この時点で合格を確信しました。

合格発表

 100点満点での合格でした。合格はインターネットで知り、点数は郵送で希望者に送っていただけるので希望しておき翌日に届きました。

 2級もネットスクールのサクッとDVDセットと使い慣れたすいすい簿記で勉強を始めました。もちろん、簿記検定ナビさんにもお世話になりますので今後とも宜しくお願いします。

管理人コメント

 そらさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!

 そらさんはネットスクール・大原・TACが実施している出題予想大会や直前対策講習を有効利用されていますが、これらの多くは無料ですし、参加したからといって強引な勧誘をされることもありませんのでおすすめです。

 あと、そらさんは2級については「DVD+書籍」で勉強するとおっしゃっていますが、現時点ではこの形が一番、費用対効果が良い勉強スタイルだと思います。

 通信講座・通学講座よりも安上がりですし、人気講師の授業を好きな時に受けられるので独学特有の不安も和らげることができます。個人的にはネットスクールとTACのDVDセットをおすすめいたします。

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