他人に教えることで、自身の知識を整理することが出来ます!

  • 投稿者:hanaさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約2か月半

はじめに

 私はパソコン講師の仕事をしています。この9月よりパソコンの授業と並行して日商簿記3級の授業を担当するようになりました。その際の条件が11月に日商簿記2級の受験でした。それであわてて9月から2級の勉強を始めました。

 日商簿記3級を取得したのは20年ほど前でしたので、ほとんど頭に残っていない状態でした。そのため家に戻ってからは、家事のあと1時間から1時間半かけて翌日の簿記3級の授業の準備・プリント作成などをし(授業は月から金まで毎日でした。)その後自分の2級の勉強をしていました。

 勉強時間は毎日1時間ぐらいでした。少しの時間でも無駄にできないので、片道20分のJR通勤の間、「TAC日商簿記2級 これだけ仕訳マスター」をもって、本に挟めるくらいのメモ紙を用意して何度も仕訳を書いて復習しました。

 9月から初めて試験まで3回くらいは繰り返したでしょうか。まとめノートを作ることはできませんでしたが、とにかくよく間違えるところはこの本の中にはさめるサイズで要点やどこをまちがえたのか書いた「メモ」を作成してJRの中でも見れるようにしました。結構たくさんはさんだため、分厚くなったのでノート作ればよかったかなあと今振り返ると思います。

使用したテキスト

  • ダイエックス出版 日商簿記2級最短合格テキスト 商業簿記
  • ダイエックス出版 日商簿記2級最短合格テキスト 工業簿記
  • ダイエックス出版 日商簿記2級最短合格問題集 商業簿記
  • ダイエックス出版 日商簿記2級最短合格問題集 工業簿記
  • TAC出版 日商簿記2級 これだけ仕訳マスター
  • ネットスクール出版 出題パターンと説き方過去問題集

基礎期の勉強方法

 商業簿記から初めて工業簿記の問題集まで完了したのは10月の中旬くらいでした。どんなに疲れていても、時間がなくてもとにかく1ページでもいいから、毎日テキストに目を通すことを自分の課題としました。そしてパタ解きを解きはじめ、やはりこれも毎日最低1回のうちの1問は解くと決めました。

 時間を図って説くことができなかったため、1~3問を1日目、残りを2日目といった感じでとにかく問題を解くことになれることに集中しました。そんな感じで2回ほど繰り返し解きました。

応用期の勉強方法

 そして11月の初旬、地元の商工会議所主催で半日の直前対策講座というのを開催することを知り、参加してみました。そこで独学で苦手だった工業簿記の差異問題の解き方などの説明をきき、よく理解できるようになりました。

 そこから工業簿記の問題はスムーズにとけるようになりました。やはり独学ではわからないところなどがあるため、このような対策講座は非常に効果的だと思います。みなさんのところでもあれば積極的に参加するといいと思います。

直前期の勉強方法

 試験10日前になると、授業の生徒たちも3級受験のため過去問題や模擬問題を解いてわからないところを説明するようになりました。特に準備が不要となり、自分の勉強に時間を割くことができるようになりました。そこでネットなどから、模擬問題をダウンロードして解いたりして試験準備を行いました。

他人に教えることの重要性

 3級を教えたという行為は私の場合、2級受験に大変役立ちました。復習という点もありますが、やはり試算表や精算表の作成が割と短時間できるようになりました。間違えやすい未収金・前受金計算などは過去問題を解く際ミスしませんでした。

 2級とはいえ、問題の半分以上は3級の基礎がしっかりしてないと解けないなあということ実感しました。おかげさまで生徒たちも無事3級合格でき、自分も2級合格できて振り返ってみれば、大変な日々でしたが充実した時間でした。

試験日当日の1日の流れ

 当日は朝起きて家事をこなした後、10時ころから1時間ほどかけて以前解いた模擬問題の間違えた所の解き方チェックしました。11時半に早めの昼食を軽くとり、12時半から会場へ。試験会場が自宅から歩いて30分くらいでしたので1時には会場につきました。

 そして荷物を置いたらまずはトイレへ。それからは水分を取りませんでした。試験中にトイレに行きたくなったら困るからです。トイレは早めに行きたくなくても行っておいたほうがいいと思います。女子トイレは直前はかなり混雑していたようです。混雑する前に行っておいてよかったという気持ちでそれだけでもかなり落ち着きました。

 会場についてからは「これだけ仕訳マスター」や作っていたメモをチェック。そして試験時間になりました。

管理人からhanaさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。また、今回使われた教材や電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 電卓は家にあったものを使用しました。機種はCASIOのDW-12Lです。電卓にはめずらしい横広タイプです。字も大きくて使いやすかったです。それと私は算盤を試験会場に持ち込みました(珠算は初段なので)試算表・精算表の縦合計は算盤のほうが断然早いと思います。
 hanaさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 工業簿記は間接費の差異問題、商業簿記は特に今回の第2問に出た特殊売買が苦手でした。特殊売買の過去問題を繰り返し解き、理解でき正解になった…勉強したときはいいんですが、しばらくすると間違えだす…。特殊売買は本当に苦手でした。最終的には試験の時も苦手なままで克服するまでいきませんでした。

 工業簿記は、商工会議所の主催の短期講座に参加し、3時間の説明を受けたました。数字の読み取り方、導き出し方など目からうろこが落ちたように突然理解でき、それからは完全に解けるようになりました。テキストを読んで自分なりに理解したつもりで問題を解いていたのですが、間違っていたのでやはり理解できていなかったのでしょうね。おかげで今回の試験では工業簿記は2問とも満点でした。

 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 やはり基礎は大事ということだと思います。3級が完全に理解できていない(思い出していない)と2級は厳しいと思います。3級を合格して時間がたっている方はまず復習から始めることをおすすめします。それから、過去問題を解くだけでなく模擬問題などいろいろな問題をたくさん解くことをおすすめます。

 私も最初は過去問題だけをやっていればいいかと思って実際に過去問題集を何度も繰り返していました。しかしたまたま入手した資格の大原の模擬問題を解いてみたら思ったより解けませんでした。過去問題だけではだめだと思い、あわててラスパなど様々な問題をときました。

 あと試験当日の朝、苦手な特殊売買のところのテキスト読んでおこうかなと思ったのですが、「仕訳の1問だからいいか」と思い目を通しませんでした。もし目を通していたらもう少し点数がとれたと思うと残念でありません。みなさんも苦手だからといってあきらめないようにしてください。やはり最後の悪あがきは必要なようです。

 それと独学の方は、商工会議所主催の講座などがあれば積極的に参加したほうがいいと思います。私の場合は受講料1,000円でした。しかし、この1,000円のおかげで工業簿記が理解でき、合格したと思えばすごく意味があった受講料でした。

 今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記1級、税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 1級から税理士まで考えたのですが、歳を取りすぎているためそこまで頭がついていかないとあきらめました。しかしせっかく勉強する習慣がついたので1年計画で独学での1級の勉強をしようかと検討しています。

管理人コメント

 hanaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!hanaさんは簿記講座の講師をされているとのことですが、他人に簿記を教えることによって自身の知識を整理することが出来ますので、身近に受験仲間がいらっしゃる方は、ぜひスピーチの時間をとっていただいて、「学んだ簿記の知識を、相手に分かりやすく伝える」訓練をすると良いと思います。

 あと、hanaさんは通勤時間の細切れの時間に「日商簿記2級 これだけ仕訳マスター」という仕訳問題集を使って勉強されていますが、会社への通勤・学校への通学で公共交通機関を利用する方にはぜひ見習っていただきたい学習法です。簿記検定ナビの仕訳問題対策を使っていただいても構いませんが、こちらのTACの教材のほうがコンパクトで持ち運びしやすいと思います。

 最後に、過去問と予想問題集についてですが、予想問題というのは基本的に過去問ベースで作られていますので、個人的には市販されている10回~12回分の過去問をきちんとこなせば十分だと思いますが、時間に余裕がある場合は、市販されている予想問題や専門学校が無料で開催している出題予想会に参加して予想問題を解いておくと市販されている過去問に収録されていないタイプの問題も解くことが出来ますのでおすすめです。

hanaさんが使われた教材や電卓のまとめ