得意分野をさらに伸ばすよりも、苦手分野のテコ入れをしよう!

  • 投稿者:ひがしさん
  • 勉強形態:会社が所属する法人会の講座
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約3か月

勉強形態

 最初の1ヶ月は独学でした。ここで基礎知識のインプットをしました。残り2ヶ月は会社が所属する法人会の講座(週2回2時間)ここでは、独学で疑問に思ったことの確認と独学の復習のつもりでの受講でしました。

使用教材

  • スッキリわかる日商簿記3級(TAC)⇒独学時に使用
  • 合格テキスト 日商簿記3級(TAC)⇒講座で使用
  • 合格トレーニング 日商簿記3級(TAC)⇒講座で使用
  • サクッとうかる日商簿記3級厳選過去問ナビ(ネットスクール)

勉強方法

  1. まず、独学にて「スッキリわかる日商簿記3級」を読みながら理解しました。時系列に仕訳が載っていて、説明も丁寧でしたので楽しみながらインプットできました。解説を読んでも納得がいかない部分は付箋を貼っておきました。
  2. 次に会社の所属する法人会の簿記講座に出席しました。参加の理由は、(1)独学では他人に質問するのが難しいことと、(2)同じ受験者のいる環境で勉強することでモチベーションを上げるため です。わからない部分や独学で付箋した部分は気負いせずにどんどん質問しました。法人会の主催している講座は特に試験対策講座では無い(つまり、内容は予備校のそれに比べて恐らく薄い)のですが、予備校に比べて格安(¥20,000弱程度)なので上記の目的のみで考える場合はお得だと思います。

試験対策

  • 問題集&過去問

 まず「合格トレーニング」を1周しました。但し、1周した後に、間違えた部分のみ正解するまで繰り返しました。次に「サクッとうかる日商簿記3級厳選過去問ナビ」を使用して答練を3問行いました。答練は、各回の過去問からタイプ別に5問出題され、試験形式で回答する問題です。過去問の類題がほとんど網羅されていたので、これで解答方法を把握しました。

 最後に、過去問付属の(119回、120回、121回)を一度だけ時間を計り、回しました。但し、過去問に手を付けた時点で問題集を解き終わり、答練も終わっており、全て論点を理解できたと感じてからなので、120回(88点)以外は100点でした。実際の過去問の使い方は、「時間内に正確に解けるかの確認」に限定しました。

  • その他

 自分なりの論点・解法のまとめと間違った部分を要約した「メモ」を作成し、特に重要な部分は(黄色)でプリントし、赤下敷きで隠して通勤等で確認しました。

 また、通勤時間や移動時間を有効活用したかったので、DSソフト「本気で学ぶ LECで合格るDS日商簿記3級」も使ってみました。すでにテキストはあったので、仕訳のミニゲーム目当てでした。反復で何回も練習できるので、その点では一番の収穫でした。

 なお、問題集を解く時はPILOT「FRIXION」ボールペン(高温で消えるペン)で書き、解答後に消す場合はドライヤーで一気に消し ました。

試験日当日の1日の流れ

  • AM6:00 起床

 目を覚ますためにシャワーを浴びて、以下のものを準備しました。

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 電卓(予備も)
  • 携帯電話
  • 財布
  • 弱点要点要約メモ(自作したもの)
  • DS(ウォーミングアップの仕訳用)
  • AM7:30 出発

 電車で会場(明大前和泉校舎)へ。移動中はDSソフト「本気で学ぶ LECで合格るDS日商簿記3級」で仕訳ミニゲーム上級をサクッとやってウォーミングアップ

  • AM8:15 駅到着

 予想外の人の多さに動揺。コンビニに寄るのにも一苦労でした。

  • AM8:30 会場到着

 まずは会場を散策して空気に慣れる。その後トイレへ行って戦闘体制に。問題などはかえって混乱したら嫌なので手を付けない。今日までの自分を信じる。

  • AM9:00 説明

 説明+解答用紙に氏名と受験番号を記入。この時間は試験時間に入らないんだと一安心。

  • AM9:15 試験開始

 予め電卓音が気になりそうだったので耳栓を装着。一気に集中モードに入る。解答プランは予め決めておいた1⇒4⇒5⇒3⇒2

  • AM9:25 第1問&第4問

 引っ掛けを回避し、終了。特に問題なし。次に第4問に取り掛かる…最初の感想「なんじゃこりゃあああ!」出題者のほくそ笑みが思い浮かぶ。ただ、すぐに「全く習ったこと無い問題が出るはずが無い」と切り替えて冷静に。よく見てみるとほとんど通貨代用証券である事に気づき無事解答。

  • AM9:35 第5問

 嫌と言うほど見た問題。計算ミスに気をつけてゆっくりでも確実に解く。貸借が合って一安心。

  • AM10:00 第3問

 日ごとの仕訳は時間に追われるので、正直こちら(B/S・P/L作成)で安心した。こちらも貸借が一致。早く解くのも大切だが、見直しを無くすために丁寧を心がけた。

  • AM10:40 第2問

 商品有高帳でも簡単な方が出たと思う。この時点で100点の希望が出る。時間が余ったので見直しをする。

  • AM11:15 試験終了

 この時点では100点を確信していました。。。

  • PM12:15 会場退場

 TACの速報会に出席(一般人も参加できた。)そこで問3のケアレスミス。売買目的有価証券の評価益の加算をし忘れたことに気づく。←仕訳はしていた。それにより、連鎖的にB/S現金残高も間違える。貸借が合っていたので、見直しでも見落としてしまいました。あぁ、100点がぁ(汗)

管理人からひがしさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた教材・DSソフトは他の方にもおすすめ出来ますか?
 スッキリ~シリーズは、時系列にケーススタディー形式で説明してくれるので、独学の時にはとてもわかりやすいかと思います。文字を読んで飽きてしまう人には特にオススメだと思います。

 DSソフトは好みが分かれると思います。ゲーム世代やDSを使い慣れている人は問題ないと思うのですが、慣れていない人は他の参考本を読んで理解するほうが早いかもしれません。

 ただ、仕訳のミニゲームに関しては、繰り返してできることと、場所を選ばず、ちょっとした時間の隙間に仕訳の練習ができるので、この部分はとてもオススメです。

 今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 SHARP EL-S752K

 これにした理由は、ボタンが大きくて押しやすいからです。表示窓の角度調節もできます。私のように電卓初心者には使い勝手が良いと思います。

 ひがしさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意な論点は売上原価計算と訂正仕訳です。この部分は問題間違えもほとんど無かったので、特に解きなおしたりはしませんでした。

 また、最初は為替手形と費用・収益の見越し繰り延べが苦手でしたが、問題集で「間違えたor理解できていないけど勘で当たってしまった」部分にしるしをつけて論点確認⇒繰り返し解きました。結果、試験前には全て得意な論点になってました。

 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 過去3回の過去問と、今回の試験を受けて感じたことは、最近の日商簿記試験は理解力を問う内容が増えているのかな?というところです(今回の問3の補足資料1や、問4のように)

 試験まで比較的時間のある方は、結果を見ながら解く(過去問対策のみなど)だけではなく、各項目について理解をした上で問題を解く練習が必要かと思います。そのために私がしたことは以下の3点です。

・間違った&理解できなかった部分に付箋を貼る
・付箋部分は論点を再度確認
・論点確認をしたら理解をして解けるまで繰り返す

 最初は解らなくても、ある時にふと解るようになると思います。

 今後は簿記3級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 現在、11月の2級に向けて勉強中です。2級の結果次第では1級に挑戦してみたいと思っています。

管理人コメント

 ひがしさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ひがしさんは、会社が所属する法人会の講座を有効活用して合格されていますが、一番参考にしていただきたいのは得意分野をさらに伸ばそうとするのではなく、苦手分野を克服するための勉強をされたという点です。

 日商簿記検定に限らず、資格試験では「得意分野をさらに伸ばすよりも、苦手分野のテコ入れをするほうが合格可能性が高くなる」と言われていますが、ひがしさんの勉強スタイルはまさにこれを証明した形になっています。

 苦手分野の勉強というのはとてつもなく苦痛を伴う作業です。問題文を読んだだけでテンションがガタ落ちします。ただ、苦手分野をほったらかしにしておくと、後々に自分の首を締めることになりますので、苦手分野ごとにまとまった時間を取って集中的に取り組むようにしてください。

 ちなみに、管理人も…受験生時代は帳簿組織がどうしようもなく苦手だったのですが、腹を決めて数日間、寝ても覚めても帳簿組織の問題を解きまくった結果、いつの間にか得意分野になっていたという経験があります。

ひがしさんが使われた教材&電卓のまとめ