簿記はスポーツ!「毎日の反復練習」が短期合格のカギになる!

  • 投稿者:kibitanさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約1か月半

 テキストは何年か前に購入した「一橋出版 日商簿記検定 教科書3級商業簿記」を参考にしながら、DAI-X総研日商簿記まるごと過去問題集をメインに問題を解き、最終仕上にネットスクールの121回試験予想ラストスパート模試を行い試験に臨みました。

 今回大切だなと感じたことは、試験当日は出来るだけ早く会場に着き、自分の机に座り慣れること、そして練習問題を何でも解いてみること。これをやれば試験開始までには落ち着きを取り戻します。

 実際本当に信じられないほど緊張しますので落ち着かないと受かるものも落ちてしまうと感じました。私はテキストにそのようにアドバイスが載っていたのでそのとおり実行して本番前までにかろうじて冷静さを取り戻しました。あとは頭の回転を良くするために朝から焼肉をたべ、前日は食べると元気になるマグロのお刺身を食べスタンバイしました!

試験日当日の1日の流れ

 とにかく早く起きました。時間に余裕をもたせて、焼肉は「頭の回転がよくなり目覚めやすい」と以前テレビで言っていたので焼肉を食べ、糖分も頭に良いかもと勝手に思いお菓子まで食べ、バタバタせずのんびりゆったりと出掛ける準備をしました。

 服装にも気を使い会場が暑い場合は一枚脱げばいいように寒い時のためにカーディガンを着て、また椅子も硬いと困るので、膝がけを2枚持っていきそれを敷いて座ろうかと思っていたのですがそれは必要なかったです。でも足元が冷えたので持っていってよかったです。

 前回違う会場で受験した友人から「ものすごく緊張して手が震えて電卓がたたけず頭が真っ白になって失敗した」と聞いていたのでとにかく緊張しないよう早めに会場について自分の席について落ち着くよう問題を解きまくりました。(←DAI-Xの過去問題集のアドバイス)

 今回私は自信満々で試験会場へ向かったものの自分でも信じられないほど緊張してしまい練習問題を冷静に解けるようになるまで時間がかかりました。簡単な問題をやっていても自分が思った答えと違っている間違った答えを書いている自分に驚きましたし、問題を読んでも頭に入らずこれではマズイとあせりました。

 30分ほど答え合わせをしながら練習問題をすすめていくうちにやっと自分を取り戻し会場や机の高さに慣れてきて試験が始まったときには、冷静に対処できるようになっていました。試験前に電卓をたたき指の動きがよくなるよう準備も整えました。

 問題を解いた順番はいつもどおりのやり方で問1→問2→問4→問5→問3の順番でした。 問4を見て時間がかかりそうだったら最後にしようかと思いましたが、今回自分の得意な仕訳問題でしたので問5問3より先にやってしまいました。今回は仕訳問題が多く問3問5は素直な問題で量も適量で自分としてはとてもラッキーな3級試験だったと思います。 次は2級取得目標ですが、皆さんの体験談を参考にやっていきたいと思っております。

管理人からkibitanさんへ追加の質問

 簿記の資格を取ろうと思ったきっかけなどがあれば教えてください。
 会社で簿記の資格を取得しようという動きがありまして、それでまずは3級からはじめてみました。
 今回、勉強で使われた一橋出版のテキストとDAI-Xの過去問題集、ネットスクールの模試のそれぞれの使用感を教えてください。また、これらの教材は他の方にもおすすめ出来ますか?
 一橋出版のテキストは、10年程前に購入し一読していたものでした。(当時試験は受けずに終わってしまいました)その頃、何種類かテキストや問題集を購入し、試してみたのですが自分としてはこれが一番わかりやすくまた今回過去問題集を行ったときに感じたのですがこれを読めば全て分るようになっていると思いました。お勧めです。先日一橋出版の2級用のテキストを購入しました。

 DAI-Xの過去問題集これは、やりやすかったです。問題の回答ばかりでなく「こういう場合はこうする」とヒントが載っているところが良かったです。ただ、回答の説明は他の本に比べて細かくないような気がしましたが、簡潔で見やすかったです。細かくない説明のため結局、自分で一橋出版のテキストで調べることになるのでより覚えるようになったような気がします。

 ネットスクールの模試これが案外的中する部分も多々あり良かったです。仕訳問題で解き方の勉強が出来、試験でバッチリでした。予想模試内容は比較的易しい問題でしたが最後に自信がつきますしお勧めできます。

 試験で使われた電卓について、製品名や使用感を具体的に教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 電卓は会社でも常に使っているCASIO NS-2。かなり昔に購入したものですが使いやすいです。当時8000円くらいだったような。。私にはこれが最適です。もちろんお勧めです。ちなみにシャープペンと消しゴムは新調しました。角がある消しゴムは重要かなと思いまして。。また、シャープペンは疲れにくいと銘打って売っていたものを購入しました。少し太めのものですが、細いものよりは少しは疲れないような気がしました。
 kibitanさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意は仕訳です。苦手は、勘定(Tフォーム)の記入問題で空欄に勘定や金額を入れる系統です。とにかく苦手な問題は、正しく解けるまで何度も繰り返し正解になるまで問題を解いた後、次へ進みました。

 仕訳問題もはじめはミスってばかりでしたが最後に過去問の問1問2問4全てを再度解いたときには全て正解することが出来驚きました。多くの問題集をやることはできませんでしたが、過去問題集をしっかりやって、模試をやれば十分だと思いました。

 勉強を続けていく中で、特に気をつけていたことや、工夫したことなどがあれば教えてください。
 なるべく毎日続けて一日30分だけでも問題を解くようにしておりました。そしてやはり過去問題集中心に行い時間を計りながら2時間以内に出来るよう問1問2問4は合計で15分~20分目標とし、問3と問5は各々50分を目標にしながら解いてました。

管理人コメント

 kibitanさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました。また、追加の質問にも快く回答していただきまして、重ねてお礼を申し上げます。

 それでは早速本題のほうに入っていきますが、kibitanさんの合格体験記を拝読させていただいてまず思ったのは、受験日当日の準備が完璧だということです。いすの硬さや下半身の冷え対策もそうですが、特に服装に気を遣っている点に注目していただきたいです。受験会場の室温というのは実際に会場入りしてみないと分からないですから、室温に合わせて調整できるような服装を選ぶことはとても大事なことだと思います。

 これは2月の試験だけでなく6月や11月の試験でも同じです。6月は冷房が効きすぎている可能性がありますし、11月は暖房が効きすぎている可能性がありますので、いずれにしても体温を調整できるような服装で試験に臨むようにしてください。

 あと、「なるべく毎日続けて一日30分だけでも問題を解くようにしておりました」という記述がありましたが、これは本当に理想的な勉強方法です。まとまった時間が作れない場合は、昼の休憩時間や通勤・通学の時間など、いわゆる細切れの時間を有効活用するように心がけるといいと思います。

 最後に、kibitanさんは出かける前にお菓子を召し上がっていますが、チョコレートなどの糖分は体内に入ると、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖に変わり、脳の働きを活発化させ、集中力アップに貢献してくれます…と言っても目に見えて効果が現れるわけではないので、試験前に1粒、2粒を気分転換がてらに摂取するといいでしょう。

 「チョコレートを食べたから、何か脳の働きが良くなった…気がする~(天津・木村ふうに)」という、根拠の無いポジティブシンキングが大事です(笑)

 とても参考になる合格体験記を投稿していただいたkibitanさんには本当に気持ち程度ですが、amazonのギフト券を送らせていただきました。本当にありがとうございました。

kibitanさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • テキスト:教科書・3級商業簿記(一橋出版)
  • 過去問:日商簿記3級まるごと過去問題集(ダイエックス出版)
  • 予想問題:試験予想ラストスパート模試3+1(ネットスクール出版)
  • 電卓:CASIO NS-2
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