専門学校の簿記講座は、高いお金を出しても受講する価値アリです!

  • 投稿者:ともBさん
  • 勉強形態:専門学校(通信)
  • 受験回数:2回
  • 勉強期間:約4か月

1度目の挑戦はほろ苦い結果に

 1回目の受験(124回)の時は、職業訓練で簿記を習っていたのですが、3級も同時に受けましたが、不合格でした。本来なら3級に絞って受験すべきところを、欲張って有料で2級の講習を先生にお願いしたからです。3級でさえ初めて勉強するのに、2級の勉強まで短期間でつめこむのは、今考えると無謀でした。

 3級は65点、2級は31点しかありませんでした。しかし、それがベースとなったのは確かです。2度目の受験に向けて、ある程度の知識が出来ていたので、簿記が段々と面白くなっていました。

某経理学院の教材との出会い

 2度目は2級に絞って勉強しようと決意し、弟が購入してまだ開封していなかった某経理学院の教材をもらって、パソコンで勉強しました。CD-ROMをセットすると講師の方が出てきて、ものすごく分かりやすく説明してくださるので大変助かりました。

 さすがプロだなあと感動し、ファンになりそうなほどでした。テキストや問題集もたくさん入っていて、勉強しやすかったです。しかし、この教材のお値段を知った時には驚きました。やはり、分かりやすいだけにそれなりの経費はかかるのだなあと納得でした(職業訓練は教科書代のみしか要らないのですが…)

簿記検定ナビとの出会い

 日商簿記の2級は商業簿記と工業簿記の二つがあり、出題範囲も広いので、予想問題が知りたくて、簿記検定ナビを見させてもらいました。見事、本支店会計が出題され、感謝の思いを伝えたくて投稿しています。本当にありがとうございました。

 本支店会計が出題されるだろうと知った時点では、問題が解けていませんでした。勉強したはずなのに、頭に入っていなかったようです。本支店会計を意識して集中的に勉強し、試験当日は20点満点でした。第1問の仕訳がかなり難しく、私は2問しか正解できませんでしたし、総合でぎりぎり70点を上回ったぐらいでしたので、この予想は本当に大きかったです。感謝の気持ちでいっぱいです。

 仕訳で悩んでかなり時間を費やしたので時間が足りるか不安になりましたが、他の問題は比較的すんなり解けて、時間が20分ほど余りました。なのでまた仕訳に戻って役員賞与の仕訳を書き直しところ、書き直す前の仕訳が正解でした(悔しい!)

 ほかの問題も見直していると、極度に緊張していたせいか、あきらかに間違った答えを記入していて慌てて書き直ししました。これは気づいてよかったと思いました。私は今、失業中で時間がたくさんあったので、朝から寝るまで集中して勉強できたことも、不幸中の幸いだったように思います(2回目の試験までに約2カ月半の時間がありました)

試験日当日の1日の流れ

 2級は午後からなので、午前中は自宅で最後のラストスパートで問題を解いていました(仕訳問題を重点的にやっていました)うっかり一番大事な電卓を忘れそうになり、ひやっとしました。自宅で勉強していた際に、雑貨屋で買ったおしゃれな電卓を使用していたのですが、この電卓でいいのか不安になりました。でも、使い慣れた電卓の方がいいと思い、それを持って行きました。裏を見るとCanonと書いてあったので、なるほどおしゃれな割に使い勝手がいいわけだと納得してしまいました。

 11時半ごろ、会場近くのカフェでサンドイッチとアイスコーヒーを注文し、軽く昼食を済ませ、テキストを復習していました。私はこの時期、花粉症があり、試験中に鼻水やくしゃみが出ては困るので鼻炎の薬を飲みました。12時45分頃にお手洗いを済ませ、カフェを出て会場に向かいました。

 会場の入り口では某専門学校の方がチラシを配られていたので受け取ったのですが、最後の復習で仕訳問題が載っていて活用させてもらいました。また、試験後の解答速報会のサイトなども載っていましたので、受け取って良かったと思いました。試験の30分前に会場に到着しましたが、既にたくさんの方が席につかれて、テキストや問題集で復習されていました。試験が始まる15分ほど前に、もう一度お手洗いに行きました。

 試験が始まると、ものすごく緊張して手が震えました。しかも仕訳問題が難しく、しょっぱなからパニックでした。隣の方の電卓の音が気になって仕方ありませんでしたが、この日のために毎日勉強してきたのですから、絶対受かるという気持ちで、自分に「大丈夫!落ち着け!リラックス!」と言い聞かせながら頑張りました。

 終わった後は、薬を飲んだせいもあってのどがからからでした。受験時にはペットボトルの水など常備していた方がいいかもしれません。出口で色々な専門学校の方が回答速報入りのパンフレットを配られていたのでいただきました。昼食を済ませたカフェに寄ると、気のせいか店員さんが「さっきも来た人だ!」というような表情をされて、少し照れくさかったことを覚えています。

管理人からともBさんへ追加の質問

 某経理学院の教材の良かったところと、イマイチだったところをできるだけ詳しく教えてください。
 某経理学院の教材の良かったところは、CD-ROMに出てきた講師の方の説明が大変分かりやすく、かみくだいて説明してくださっていたところです。受験生がよく引っかかるところや、よく質問されるところを熟知しておられるようで、そういった部分を理解しやすいように説明されていました。

 また、問題集がたくさん入っていて、それを解くことで力がついたように感じています。イマイチなとこは、強いて言えば、質問したい時にすぐに質問できないことです(仕方ないことですが…)

 今回、勉強に使われた電卓の機種名を教えてください。また、この電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 私が今回使用した電卓は、デザイン性重視のものでしたので、私にとっては使いやすかったのですが、他の人がどう判断するかは少し疑問です(おすすめとまではいきません)機種はCanonのLS-Smartで、FrancFrancで購入しました。

 家電量販店のおすすめで980円くらいで購入したCanon LS-120TUは、前回の試験の際に使用しましたが、安定感がなくボタンを押した感じが軽すぎて、カシャカシャという音など、どことなく使いにくく違和感を感じます。

 ともBさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意な論点は、総合原価計算です。ボックス図を使って数字を出し、その数字がピッタリ合っていた時に快感です(笑)また、本支店会計は、利益がどこにどれだけ含まれているかを算出するのが面白いと感じました。

 苦手な論点は仕訳問題の社債や、受託・委託販売の問題などです。結局、今回の試験でも解けずに克服できないままでした。

 ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
 自分が苦手としている部分を把握しきれていなかったように思います。そのため、問題を解く時によく同じところを間違えていました。ぼっちーさんもおっしゃっているように、ノートなどに苦手な部分を書き留め、そこを徹底的にマスターすることが大切だと思います。後はやはり、たくさん問題を解き、分からないところを理解していくことです。
 今後は簿記2級をどのように活かす予定ですか?簿記2級・1級や税理士などの上位資格に挑戦される予定はありますか?
 今後は簿記2級を活かせる仕事、税理士事務所勤務または経理事務の仕事に就きたいと考えています。そして、仕事をしながらまた、上(税理士科目取得)を目指していきたいと思います。

管理人コメント

 ともBさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!某経理学院というのは…大栄さんでしょうか。受講料を軽く調べてみたところ、簿記3級は25,000円前後、簿記2級は60,000円前後、簿記1級は140,000円とのことで、プライス的には若干高めのようですが、「この講座のおかげで合格できた!」と感じられるほどの内容なのであれば、個人的には決して高い買い物ではないと思います。

 簿記検定ナビでは、簿記3級と簿記2級に関しては独学で十分合格可能だと耳が痛くなるほど言っていますが、どうしても次の試験で合格したい場合は、専門学校の講座を受講するのもアリだと思います。金銭的な負担はどうしても大きくなってしまいますが、独学ではなかなか手に入れることが出来ない貴重な情報を得られたり、独学受験生特有の「精神的不安(この勉強方法でいいのかな?など)」から解放されたりしますので、興味のある方は資料請求等をしてみてはいかがでしょうか。

 なお、専門学校については、資格の大原やTACなどのメジャーどころであればまず問題ありませんし、中堅学校の講座も基本的に大差はありませんので、講義の雰囲気や価格などで決めるようにしてください。ちなみに、もし僕がもう一度受講するのであれば…一番バランスの良い資格の大原を選ぶと思います。

ともBさんが使われた教材&電卓のまとめ

  • 教材:某経理学院の教材
  • 電卓:Canon LS-Smart
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