時間は自分で作るもの!細切れの時間を有効活用しよう!!

  • 投稿者:Yurikaさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約1か月半

はじめに

 何か資格がほしいなとふと思い、友達に何気なく相談したところ、簿記を勧められたのが私の簿記との出会いです。そして、色々と調べてみると簿記2級ならば独学でなんとか受かるという事が分かったので勉強を始めてみました。このたびは第128回の簿記2級に無事合格する事が出来たので、私の勉強方法が参考になればと思いまして投稿させていただきます。

使用テキスト

  1. 超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集
  2. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
  3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
  4. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(商業簿記)
  5. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(工業簿記)
  6. 日商簿記2級まるごと過去問題集〈2011年度版〉

上記テキストの選んだ理由

  1. 友達からもらった
  2. 分かりやすそうだった
  3. 分かりやすそうだった
  4. 安かった
  5. 安かった
  6. 安く、最も収録されていた過去問の数が多かった

テキスト選びのコツ

 私は基本的には安いやつを選びました。しかし、ただ安いだけではなく、実際に手にとって確認しました。特に問題集は、解答用紙がネットで配信されているのがいいと思います。そうすれば繰り返し勉強するのが楽になります。

0からのスタート

 私は最初から簿記2級の受験を検討していました。しかし、その時簿記に関する知識は0でした。なぜこの状態から簿記2級の受験を検討したかというと、簿記1級を持っている知り合いに、3級をとるくらいなら2級にしたらとアドバイスをいただいたからです。そのため、まずは簿記の基礎からやる必要がありました。

 この時役に立ったのが「超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集」でした。これを選んだ理由は、商学部の友達が簿記の授業でこれを使用したからあげるといってもらえたからです。内容は非常に分かりやすく、すらすらと読むことができました。この本を1度読むだけで大体の知識は身に付いたので、さっそく簿記2級の勉強に移りました。

学習方法

 私は、あまり家で勉強をするのが好きではなかったので、基本的には電車の中と授業中の内職で勉強をしました。

  • 最初の2週間

 まず、簿記の知識が全くなかったので、とりあえず1.を一度読みました。そして、通学時間中(電車で30分)に2.3.をひたすら読み続けました。最初のうちはあまり理解できないのですが、繰り返す読むと理解が深まり、また内容を知らないうちに記憶していきます。私は最後の方になると、一冊読み終えるのに30分程度になりました。それくらい読みこみました。

  • 2~4週間

 授業中に3.4.の問題集をやりました。すでに簿記1級を持っている先輩には、商業簿記は手で書いて覚えるものだから商業簿記を重点的にやれと言われたのでその通りにしました。そのおかげで、最初のうちは仕分に戸惑っていましたが、やっていくうちにどんどん覚えていきました。結果、商業簿記の問題集は3回、工業簿記の問題集は2回やりました。

  • 5~6週間

 試験が近くなったので、6.で過去問をひたすらやり続けました。分からない問題があってもあまり気にせず、がむしゃらにやり続けました。流石に内職だけでは勉強時間が足りなかったので、家でもやりました。この時期になっても相変わらず、参考書は電車の中で読み続けました。

試験日の1日の流れ

 8:00に起きて、解き終わっていない過去問を解きました。また、理解できなかった過去問を再度解きなおし、頭にインプットしました。13:30からという何とも言えない微妙な時間に試験があるため、早めの昼食を家でとりました。

 試験会場には40分ほど早めに到着しました。試験会場ではみなさん最後の勉強をされていました。私は直前に勉強をするのはあまり好きではなかったので、ボーっとしていました。

 いざテストが配られた瞬間、まず解答用紙を見ました。苦手の本支店会計らしき解答欄がないことを確認して、これは受かったなと確信しました。テストは第1問→第2問→第4問→第5問→第3問の順番で解きました。第3問は分量が多く、時間がかかりそうだったので最後に回しました

 私は電卓をたたくのがへたくそだったので、毎回2回同じ計算をして、答えが間違っていないか確認していました。テスト自体は30分ほど早く終わったので、じっくりと見直しをしました。家に帰った後、解答速報を見て合格したと確信しました。そして予想通り、合格することができました。

感想

 簿記2級は終わってみれば、そんなに難しい資格ではないと思います。もし取得を考えている人がいましたら、ぜひお勧めします。ちなみに、私は試験2週間前から当日までに私は大学の中間試験が3つほどあり、勉強時間確保が非常に困難になりました。

 しかし、意外と隙間時間があるので、その時間を有効活用すればなんとかなります。まさに時間は自分で作るものだと実感した瞬間でした。みなさんも、もし忙しいのであれば隙間時間がないか探してみてください。

 また、この資格は時間をかければ受かるというものではないと思います。短期間でいかに集中するかが合格のカギだと思います。何を勉強するか迷ったら、過去問集を手にとって勉強すれば間違いないと思われます。

 また、簿記2級は基本問題をひたすらやっておけばなんとかなります。参考になったか分かりませんが、今後受験をお考えの皆さん、是非合格目指して頑張ってください。

管理人からYurikaさんへ追加の質問

 今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
 合格出来たので満点じゃないでしょうか。スッキリシリーズは、分かりやすかったので個人的には満足なのですが、過去問などを解いていてのっていない論点などがちらほらあったので、テキストで万全を期したい人にはおすすめ出来ないかもしれません。ただ、書いていなかった論点もこのシリーズで基本を押さえておけば、問題集の解説をみれば問題なく理解できたので問題ないと思います。

 また、使用した光速マスター問題集は問題量も適度にあり、値段も手ごろでおすすめ出来ます。特にTACの合格シリーズは安心感があるかもしれませんが、それの半額以下なのでおすすめです。過去問集もまたDAIXさんのが値段が一番安く、一番収録数が多く、解答用紙が取り外し可能なのでおすすめです。

 今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
 テストでは、CANONのLS-120TUを使いました。選んだ理由は、電気屋で大きさが適度で安かったからです。特に使いやすいというわけではないのでおすすめはしません。むしろ安っぽいのでよくないと思います。

 実は、私この試験のために電卓を2台買っています。最初に買ったのは大学の生協で一番安かったSHARPのEL-760Hでした。これは、試験の2日前に故障しました。そして今使っているCANONのやつに出会いました。

 これから電卓を選ぶ人にアドバイスとして、電卓だけはしっかりとしたものを買った方がいいと思います。私は「安物買いの銭失い」を経験してしまいました。

 Yurikaさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 得意な論点と言うか、工業簿記全般が得意でした。商業簿記に比べて覚えることが少なく、また算数みたいだったので理系の私にはすんなりと理解が出来ました。

 苦手な論点は本支店会計と当期純利益の計算です。本支店会計の苦手意識を克服するために、ひたすら本支店会計の問題を解きました。それでも苦手だったので、合格のためには別に満点は必要ないと自分に言い訳をして、ある程度出来るようになったら妥協しました。他の論点で点数を補えばいいと頭を切り替えました。

 当期純利益の計算というのは論点と言うより、電卓の操作が苦手という事です。電卓に打ち込む回数が増えると、いつも入力ミスをどこかしらしてしまい、計算が狂います。

 克服方法としては、電卓に毎回2回以上計算して、連続して同じ答えが得られたらそれを答えとしました。試験でも何回も同じ計算を繰り返したおかげで合格できました。

管理人コメント

 Yurikaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強期間1か月半で、簿記3級を飛ばして簿記2級合格というのはすごいと思います。

 それでは早速、中身のほうを見ていきたいと思いますが、まずはじめに参考にしていただきたいのは、試験時に問題を見て、第3問を最後に回したという点です。受験生の中には「絶対にこの順番で解く!」と決めていらっしゃる方がいますが、個人的にはYurikaさんのように、問題を見て柔軟に対応する方が良いと思います。

 あと、勉強時間についてですが、これもYurikaさんがおっしゃっているように、意識して探してみると「隙間時間」は結構あると思いますので、この時間を有効活用することをおすすめします。またダラダラやっても実力はつきませんので、「短期間で、1回で合格するんだ!」という気持ちで取り組むようにしてください。

 なお、簿記の教材については「ネットスクールのサクッとうかるシリーズ」と「TACのスッキリわかるシリーズ」の2つが双璧なんですが、両シリーズはお手軽さをウリにしている教材ですので、これだけ本試験に完璧に対応することは出来ません。

 よって、網羅性を重視するのであれば、「TACのよくわかるシリーズ」や「ネットスクールのとおるシリーズ」なども選択肢に入れたり、ボリュームが大きめの問題集を追加するなりして対応すると良いと思います。

 最後に、電卓については、Yurikaさんもおっしゃっているように、きちんとしたものを購入することをおすすめします。簿記検定ナビでもおすすめ簿記電卓ページで、管理人おすすめの電卓を紹介していますので、電卓選びで悩んでいる方はぜひ一度チェックしてください。

Yurikaさんが使われた教材や電卓のまとめ