時間ぎりぎりまで諦めず、ミスがないか解ける問題がないかをチェック!

  • 投稿者:がんちゃんさん
  • 勉強形態:独学
  • 受験回数:1回
  • 勉強期間:約3か月半

きっかけ

 私が簿記を受けようとしたきっかけは、社内の人の勧めでした。仕事で経理補助をしているので、今後のためにも資格を持っていた方がいいかなと思い、受けることにしました。

 経理の知識もある程度あったので、最初は簿記3級程度なら簡単に合格出来ると思っていたのですが、考えが甘かったことにすぐに気付かされました。

役に立ったこと

 簿記検定ナビさんのホームページに出会えたことで、かなり楽に試験に挑めました。特に時間短縮に悩んでいた時期に、下書きの画像と勘定科目の省略一覧表を拝見し、仕訳問題対策を2周したくらいから、今までかかっていた時間の半分以下で解けるようになりました。

 その他にも、簿記の語呂のウクウシクウやクマノミミなどなど…大変参考になりました。試験本番も時間に余裕があったおかげで落ち着いて見直しができました。ありがとうございました。

テキスト&問題集、電卓について

  • サクッとうかる日商3級 商業簿記テキスト
  • サクッとうかる日商3級 商業簿記トレーニング

 知人より4冊ほどテキストを借りましたが、どれも難しそうで挫折しそうな中、このテキストが図解付きだったのでとてもわかりやすかったです。合わせて、同じシリーズのトレーニングを購入しました。

  • 日商簿記3級 出題パターンと解き方 過去問題集

 自分の苦手なパターンの問題が分かり、実践に向けて何が足りないのかがよくわかりました。時間配分が記載されていたので、本番を意識して勉強することができたのがよかったです。

 説明も丁寧なのと付録のパターンチェックシートが便利だったので、次回の2級受験でも利用したいと思います。

パタ解きの攻略チャート
パタ解きの攻略チャート
  • ラストスパート模試 日商簿記3級

 第3予想とウラ予想の全4種類の問題があり、残り少ないい時間を効率よく勉強することができ、試験でどのパターンが出題されても解ける自信をつけることができた一冊です。

 付録のラスパカードは電車の中でのすきま勉強に役立ちました。問題を解く順番や試験当日の過ごし方など試験以外の面も紹介されていたので、受験当日も落ち着いて行動することができました。

  • 本試験型 日商簿記検定3級試験問題集(成美堂出版)

 サイズ的には小さくて持ち歩くにはちょうどいいと思い、知人に借りた問題集です。ただ、問題内容が簡単過ぎて解いている時間が無駄だったかなと思いました。

  • 電卓:CANON HS-1210TU

 最初に使っていた電卓が使いづらく何かいい電卓はないかなと思っていたら、簿記検定ナビさんのおすすめ電卓ページにあったので購入しました。

 手にサイズがちょうど良く、ボタンが軽く押しやすいのでタッチミスが減りました。いい買い物をしたと満足しています。

テキスト&問題集
テキスト&問題集
電卓
電卓

勉強スタイル

 仕事をしながらなので平日は時間があまり取れず、通勤時を利用して、テキストや仕訳カードで覚え、休日に問題集で解くというスタイルで勉強していました。

  • 3か月半前(平均1日40分くらい)

 テキストとトレーニング。

  • 2ヶ月半前(平均1日1時間半くらい)

 過去問題集。

  • 2か月前(平均1日2時間くらい)

 過去問題集を解くようになって、記載時間よりかなり時間がかかることと実力の足りなさを実感して、平日の夜や休日の早朝を利用して勉強時間を増やしました。

  • 1ヶ月前(平均1日2時間くらい)

 性格上、本番でミスを多発しそうなので過去問は95点超えを目標に、模試と過去問の苦手な問題に集中して勉強しました。

  • 試験当日

 当日の予行練習として同じ時間に起床して4時間勉強し、夕方に第1予想を解きました。持ち物チェックシートで忘れ物がないかを確認して早めに就寝しました。

試験日の1日の流れ

  • 6:00

 起床。軽く朝食を取り、わからない個所が出て焦ったりしないように、問題を解くことはせずに、出発時間までリラックスして時間が経つのを待ちました。こういう時に、ミスノートがあれば最終チェックが出来たなと実感しました。

  • 8:10

 思ったより早く試験会場に着きましたが、もうすでに20名くらいの方が座っていることに驚きました。皆さん、それぞれにテキストを開き復習をしている様子でした。広い教室で沢山の受験者がいることに徐々に緊張し始めました。

 緊張をほぐすため、得意の模試第1予想問5を解くことにしました。人が増えても教室内はとても静かで、電卓をたたいたりテキストを開いたりする音にも気を使うほどでした

 頭が真っ白で手も動かず、早くに到着していて良かったなと思いました。喉がカラカラになってしまったので、飲み物を持って行くといいかもしれません。緊張で何度もトイレに行きました。

  • 8:50

 10分前には着席するように注意書きがあったため、再度トイレを済ませ着席。こっそりチョコを口に入れ「落ち着け~落ち着け~」と唱えながら試験開始を待ちました。

  • 9:00

 試験官の説明後、すぐに受験番号と名前を書かせてくれました。

  • 9:20

 20分間の説明の後、試験開始。頭が真っ白で、簡単な仕訳も出来なくなってしまいましたが、直前に解いた問5を解くあたりから、簡単な問題が出て安心したのか集中できるようになり、いつものペースを取り戻すことができました。問1→問5→問3→問4→問2の順番で解いていきました。

  • 10:00

 ひと通り解いた後、時間を見ると余裕があったので2回見直しをしました。解答を計算用紙に写し終え時間を見ると残り10分あったので自信がなく捨てていた問2をもう一度見てみることにしました。すると急に答えが浮かんできたので慌てて解答しました。最後まであきらめずによかったと思った瞬間です。

  • 11:20

 試験終了。最後にもう一度受験番号と名前が書いてあるかチェックさせて下さるなど、親切な会場で初試験を受けられたことが良かったと改めて思いました。

 帰宅後、解答速報で最後に慌てて回答した問2の答えを確認。それで、ほぼ満点だとわかりました。合格体験記を読んで、「自分もこうなりたい」と思っていたことが現実になり本当にうれしかったです。

試験を終えて

  • 最初にきちんとスケジュールを組む
  • ミスノートを作る
  • 試験会場に下見に行くと、どのくらいの時間で行けるのかがわかっていいなと思いました。
  • 試験の時間ぎりぎりまであきらめず、ミスがないか解ける問題がないかをチェックする。
  • 仕訳カード、過去問、模試はとても役に立ったので、次回も利用したいと思う。

管理人からがんちゃんさんへ追加の質問

 がんちゃんさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
 苦手だったのは、為替手形と現金過不足です。通勤時、毎日のように取引きの流れを頭で考えて克服しました。

 あと、最初は同じ所で計算ミスをよくしていました。経過勘定等の月数の間違えでした。月数は頭で考えずに指を折って数えることにしたらミスはなくなりました。

 がんちゃんさんの、勉強期間中のモチベーションの維持方法を教えて下さい。
 やる気が出ない時は合格体験記を読んでみたり、点数表を作って点数が上がっていくのをみたりしてました。

 苦手な問題は、時間がかかりやる気をなくしたりしたことがあったのですが、そういう問題は後回しにして調子よく解ける時にまとめて解いたりしていました。

管理人コメント

 がんちゃんさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!簿記検定ナビを有効活用していただいたようで、管理人としてとても嬉しく思います。

 それでは早速中身を見ていきますが、「試験を終えて」のところで書いていただきました、予め試験会場の下見に行くというのは僕も賛成です。実際に電車やバスに乗って乗換えを確認したり、駅やバス停から試験会場までの道順をチェックしておくと、試験当日に慌てずにすみます。

 あと、試験の時間ぎりぎりまであきらめず、ミスがないか解ける問題がないかをチェックする。というのも大事です。よく、試験終了前に退室される方がいらっしゃいますが、最後の1分1秒まで諦めずに点数を積み上げる努力をしてください。

がんちゃんさんが使われた教材や電卓のまとめ