カテゴリー: 簿記2級

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.78

    時間は自分で作るもの!細切れの時間を有効活用しよう!!

    • 投稿者:Yurikaさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月半

    はじめに

     何か資格がほしいなとふと思い、友達に何気なく相談したところ、簿記を勧められたのが私の簿記との出会いです。そして、色々と調べてみると簿記2級ならば独学でなんとか受かるという事が分かったので勉強を始めてみました。このたびは第128回の簿記2級に無事合格する事が出来たので、私の勉強方法が参考になればと思いまして投稿させていただきます。

    使用テキスト

    1. 超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集
    2. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
    3. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    4. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(商業簿記)
    5. 20日で合格るぞ!日商簿記 2級光速マスター問題集(工業簿記)
    6. 日商簿記2級まるごと過去問題集〈2011年度版〉

    上記テキストの選んだ理由

    1. 友達からもらった
    2. 分かりやすそうだった
    3. 分かりやすそうだった
    4. 安かった
    5. 安かった
    6. 安く、最も収録されていた過去問の数が多かった

    テキスト選びのコツ

     私は基本的には安いやつを選びました。しかし、ただ安いだけではなく、実際に手にとって確認しました。特に問題集は、解答用紙がネットで配信されているのがいいと思います。そうすれば繰り返し勉強するのが楽になります。

    0からのスタート

     私は最初から簿記2級の受験を検討していました。しかし、その時簿記に関する知識は0でした。なぜこの状態から簿記2級の受験を検討したかというと、簿記1級を持っている知り合いに、3級をとるくらいなら2級にしたらとアドバイスをいただいたからです。そのため、まずは簿記の基礎からやる必要がありました。

     この時役に立ったのが「超スピード合格!日商簿記3級テキスト&問題集」でした。これを選んだ理由は、商学部の友達が簿記の授業でこれを使用したからあげるといってもらえたからです。内容は非常に分かりやすく、すらすらと読むことができました。この本を1度読むだけで大体の知識は身に付いたので、さっそく簿記2級の勉強に移りました。

    学習方法

     私は、あまり家で勉強をするのが好きではなかったので、基本的には電車の中と授業中の内職で勉強をしました。

    • 最初の2週間

     まず、簿記の知識が全くなかったので、とりあえず1.を一度読みました。そして、通学時間中(電車で30分)に2.3.をひたすら読み続けました。最初のうちはあまり理解できないのですが、繰り返す読むと理解が深まり、また内容を知らないうちに記憶していきます。私は最後の方になると、一冊読み終えるのに30分程度になりました。それくらい読みこみました。

    • 2~4週間

     授業中に3.4.の問題集をやりました。すでに簿記1級を持っている先輩には、商業簿記は手で書いて覚えるものだから商業簿記を重点的にやれと言われたのでその通りにしました。そのおかげで、最初のうちは仕分に戸惑っていましたが、やっていくうちにどんどん覚えていきました。結果、商業簿記の問題集は3回、工業簿記の問題集は2回やりました。

    • 5~6週間

     試験が近くなったので、6.で過去問をひたすらやり続けました。分からない問題があってもあまり気にせず、がむしゃらにやり続けました。流石に内職だけでは勉強時間が足りなかったので、家でもやりました。この時期になっても相変わらず、参考書は電車の中で読み続けました。

    試験日の1日の流れ

     8:00に起きて、解き終わっていない過去問を解きました。また、理解できなかった過去問を再度解きなおし、頭にインプットしました。13:30からという何とも言えない微妙な時間に試験があるため、早めの昼食を家でとりました。

     試験会場には40分ほど早めに到着しました。試験会場ではみなさん最後の勉強をされていました。私は直前に勉強をするのはあまり好きではなかったので、ボーっとしていました。

     いざテストが配られた瞬間、まず解答用紙を見ました。苦手の本支店会計らしき解答欄がないことを確認して、これは受かったなと確信しました。テストは第1問→第2問→第4問→第5問→第3問の順番で解きました。第3問は分量が多く、時間がかかりそうだったので最後に回しました

     私は電卓をたたくのがへたくそだったので、毎回2回同じ計算をして、答えが間違っていないか確認していました。テスト自体は30分ほど早く終わったので、じっくりと見直しをしました。家に帰った後、解答速報を見て合格したと確信しました。そして予想通り、合格することができました。

    感想

     簿記2級は終わってみれば、そんなに難しい資格ではないと思います。もし取得を考えている人がいましたら、ぜひお勧めします。ちなみに、私は試験2週間前から当日までに私は大学の中間試験が3つほどあり、勉強時間確保が非常に困難になりました。

     しかし、意外と隙間時間があるので、その時間を有効活用すればなんとかなります。まさに時間は自分で作るものだと実感した瞬間でした。みなさんも、もし忙しいのであれば隙間時間がないか探してみてください。

     また、この資格は時間をかければ受かるというものではないと思います。短期間でいかに集中するかが合格のカギだと思います。何を勉強するか迷ったら、過去問集を手にとって勉強すれば間違いないと思われます。

     また、簿記2級は基本問題をひたすらやっておけばなんとかなります。参考になったか分かりませんが、今後受験をお考えの皆さん、是非合格目指して頑張ってください。

    管理人からYurikaさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     合格出来たので満点じゃないでしょうか。スッキリシリーズは、分かりやすかったので個人的には満足なのですが、過去問などを解いていてのっていない論点などがちらほらあったので、テキストで万全を期したい人にはおすすめ出来ないかもしれません。ただ、書いていなかった論点もこのシリーズで基本を押さえておけば、問題集の解説をみれば問題なく理解できたので問題ないと思います。

     また、使用した光速マスター問題集は問題量も適度にあり、値段も手ごろでおすすめ出来ます。特にTACの合格シリーズは安心感があるかもしれませんが、それの半額以下なのでおすすめです。過去問集もまたDAIXさんのが値段が一番安く、一番収録数が多く、解答用紙が取り外し可能なのでおすすめです。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     テストでは、CANONのLS-120TUを使いました。選んだ理由は、電気屋で大きさが適度で安かったからです。特に使いやすいというわけではないのでおすすめはしません。むしろ安っぽいのでよくないと思います。

     実は、私この試験のために電卓を2台買っています。最初に買ったのは大学の生協で一番安かったSHARPのEL-760Hでした。これは、試験の2日前に故障しました。そして今使っているCANONのやつに出会いました。

     これから電卓を選ぶ人にアドバイスとして、電卓だけはしっかりとしたものを買った方がいいと思います。私は「安物買いの銭失い」を経験してしまいました。

     Yurikaさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意な論点と言うか、工業簿記全般が得意でした。商業簿記に比べて覚えることが少なく、また算数みたいだったので理系の私にはすんなりと理解が出来ました。

     苦手な論点は本支店会計と当期純利益の計算です。本支店会計の苦手意識を克服するために、ひたすら本支店会計の問題を解きました。それでも苦手だったので、合格のためには別に満点は必要ないと自分に言い訳をして、ある程度出来るようになったら妥協しました。他の論点で点数を補えばいいと頭を切り替えました。

     当期純利益の計算というのは論点と言うより、電卓の操作が苦手という事です。電卓に打ち込む回数が増えると、いつも入力ミスをどこかしらしてしまい、計算が狂います。

     克服方法としては、電卓に毎回2回以上計算して、連続して同じ答えが得られたらそれを答えとしました。試験でも何回も同じ計算を繰り返したおかげで合格できました。

    管理人コメント

     Yurikaさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!勉強期間1か月半で、簿記3級を飛ばして簿記2級合格というのはすごいと思います。

     それでは早速、中身のほうを見ていきたいと思いますが、まずはじめに参考にしていただきたいのは、試験時に問題を見て、第3問を最後に回したという点です。受験生の中には「絶対にこの順番で解く!」と決めていらっしゃる方がいますが、個人的にはYurikaさんのように、問題を見て柔軟に対応する方が良いと思います。

     あと、勉強時間についてですが、これもYurikaさんがおっしゃっているように、意識して探してみると「隙間時間」は結構あると思いますので、この時間を有効活用することをおすすめします。またダラダラやっても実力はつきませんので、「短期間で、1回で合格するんだ!」という気持ちで取り組むようにしてください。

     なお、簿記の教材については「ネットスクールのサクッとうかるシリーズ」と「TACのスッキリわかるシリーズ」の2つが双璧なんですが、両シリーズはお手軽さをウリにしている教材ですので、これだけ本試験に完璧に対応することは出来ません。

     よって、網羅性を重視するのであれば、「TACのよくわかるシリーズ」や「ネットスクールのとおるシリーズ」なども選択肢に入れたり、ボリュームが大きめの問題集を追加するなりして対応すると良いと思います。

     最後に、電卓については、Yurikaさんもおっしゃっているように、きちんとしたものを購入することをおすすめします。簿記検定ナビでもおすすめ簿記電卓ページで、管理人おすすめの電卓を紹介していますので、電卓選びで悩んでいる方はぜひ一度チェックしてください。

    Yurikaさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.77

    「勉強時間」をきちんと管理してモチベーションの維持を!

    • 投稿者:アメムラさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約2か月半

    受験までの経緯

     教養として簿記3級を受けてみようと思ったのが大学生のころ(5年前)です。商学部の友人にテキストを借りたはいいものの放置して…放置して…4年たち、ブームの断捨離でいろいろ本などを整理していました。

     そこで借りっぱなし3級のテキストが出てきたのですが、借りたものだから捨てるわけにはいかない。返したいけど、5年もたっていて何かきっかけがなくては返しづらい。「そうだ、「うかった!」っていって返そう。」こんな変な動機で去年の10月、3級の受験を決意しました。

     1度落ち、2度目の受験で3級に合格したのが今年の2月の試験です。へんなきっかけで始めた簿記の勉強でしたが、受験勉強をつうじて、職場でよく耳にする会計関連の言葉の意味がはっきりと理解できるようになりました。

     SEなので、おもな業務に会計知識は必要ないのですが、業務中の話の中にはっきり理解できるものが増えるというのは仕事をこなすうえでも自信につながっていました。そんなところに手ごたえを感じ、4月のはじめのころ、2級の受験を決意しました。

    使用テキスト・問題集

    1. 日商簿記2級 最短合格テキスト 商業簿記【新2版】
    2. 日商簿記2級 最短合格テキスト 工業簿記【新2版】
    3. 日商簿記2級 最短合格問題集 商業簿記【新2版】
    4. 日商簿記2級 最短合格問題集 工業簿記【新2版】
    5. 日商簿記まるごと過去問題集 2級
    6. ラストスパート模試 日商簿記2級
    7. 日商簿記検定 仕訳問題対策(簿記検定ナビ)
    8. 無印良品 電卓・大 12桁

     テキスト・問題集は、DAI-X出版のもので揃えました。書店で吟味して、図が多くてわかりやすそうだと思い選びました。10日30時間でうかる!というふれこみです。頑張れば10日でこなせる100時間、このシリーズをつかって勉強して過去問をといたところ、合格点相当の正答率でした。

     合格した後から感じるのですが、DAI-X出版の最短合格シリーズは、「簿記3級合格レベルの人が、60~100時間くらいの勉強量で、合格率が30後半~くらいの難易度だった場合、70点ぎりぎりで合格できる」くらい(笑)を想定してまとめられているのだと思います。

     しかし、さすがに30時間はいいすぎではないでしょうか(笑)このテキストを購入された方は、「本番レベルの問題に取り組むのに必須なところをささっとみにつけて、あとはのこり時間があるかぎり過去問・模擬問題集で穴を埋めていき、合格を確実なものにしていく」という方針をとるとよいと思います。

     過去問題集も、DAI-X出版のものでした。これは、意図してテキスト・問題集とそろえようとしたわけではなく、15回分と多く、最新の127回のものが掲載されていたので選びました。ほとんどの出版社で、過去問の出版は年1回のようです。

     時期によって、発行が新しい出版社が違いますので、過去問題集をえらばられるときは注意したほうがよいと思います。テキスト・問題集と過去問題集が同じ場合、解説も似たような感じになってしまいますから、過去問題集は別の出版社のものを選んだほうがよかったかなと、今では思っています。

     模擬問題集は、ネット各所で評判がよかったネットスクールのものをえらびました。難易度は、本番と同等か少し難しいくらいでやりごたえがあり、「これが出そう」と自信がある感じで書いてあるので、解いた後に未知の試験への自信が増しました。

     電卓は、無印良品のものです。SHARPのOEMだといわれています。ノートなども無印良品なので、よく文具コーナーで見かけていました。簿記3級受験のとき、「電卓をかおう」と思って、最初に思い浮かんだのがこれでした。簿記受験に必要な機能はついています。シンプルなデザインで気に入っています。

    勉強の流れ

    • ~30時間 テキスト読み込み 4月1日~中旬

     テキストを読みこみました。1周目は「2冊で10時間程度の速さ」で、ざっと。細かい理解は二の次にして、頭の中に目次を作るイメージで読みました。2週目はキーワードをコピー用紙の裏に書き出しながら、すこし詳しく。この時も細かい理解は二の次にして、頭の中に索引を作るイメージで読みました。

    • ~100時間 問題集をテキスト見ながら 4月中旬~5月初め

     テキストを2回読んだあと、テキストをいくらでも見てよいという条件で問題集を解きました。簿記検定の問題の形式にも慣れることができるのと同時に、テキストの理解・記憶が深まりました。簿記の勉強をするときにはオススメの勉強法です。この勉強法をするため、テキストと問題集は同じ出版社のものでそろえたほうがいいと思います。

    • ~200時間 過去問・問題集 5月初め~6月初め

     100時間ぴったり勉強したところで、113回の過去問(DAI-Xの採点基準で76点)を解きました。過去問をやって有意義になるレベルに達したと感じたので、以降、過去問に取り組むことにしました。休日には時間を計って過去問を解き、平日はまとまった時間が取れないので、問題集の2週目にとりくみました。

     このころ悩んでいたのが、電卓のグランドトータル(GT)キーを使おうか、アンサーチェック(AC)機能を使おうかということです。自分が使っている電卓では、GT・ACのどちらか選ぶようになっていたのですが、このころまではグランドトータルキーをつかっていました。

     しかし、思うようにグランドトータルキーを使いこなすことができず、さらにメモリ機能や紙+鉛筆メモリ(笑)でも十分代用できると考え、アンサーチェック機能にきりかえてみました。自分が使っていた電卓のアンサーチェック機能の動作は、単に「=」キーを押して出た結果が2回連続で同じかどうかだけ確認できる機能です。

     これが意外と便利で、商業簿記では貸方・借方の合計が合うかどうか、工業簿記では総合原価計算の縦と横の合計があっているかどうか、などなど検算に大活躍でした。グランドトータルキーをうまく使いこなせないな…と考えている方は、アンサーチェック機能に乗りかえてみるのもいいかもしれません。

    • ~試験当日 模擬問題集・仕訳 6月初め~6月12日

     全分野を再確認したいと思い、問題集の3周目にとりくみました。3周目が終わったあともう1周する時間はなかったので、間違えたところはしっかりとノートにまとめ、このノートを勉強を始める前のウォームアップに、寝る前に、細切れ時間などに使って復習していました。

     模擬問題集をはじめたのは、10日前からです。またこのころの昼の休憩時間には、簿記検定ナビの仕訳問題集をときました。試験前日には難しいと感じた模擬問題集を2回分と、自信喪失しないために比較的簡単かつ3回目の問題集付属の模擬問題を解きました。

    全体を通じて

     簿記3級のときは1回落ちてしまい、2回目の受験で合格しています。2回目の受験のとき、モチベーションの上がらなさに苦労しました。覚えていたはずの知識を一度忘れてもう一回覚えなおすという勉強は、新鮮味がなく自分の性格にはあっていなかったのかもしれません。

     こういう自分の性格を簿記3級を通じてしったので、簿記2級は絶対1回で合格しようと思って必死になって勉強しました。勉強の進度というのは、自分が苦手なところやつまるところが分からないのに事前に決めるのは、なかなか難しいと思います。

     そこで、進度についてはあらかじめ決めておくのは「4月基礎」「5月演習」「6月本番対策」という感じにおおざっぱにとどめました。そして、自分の理解に応じて何度も何度も頭の中で勉強計画をたてかえました。

     一方、勉強時間については、この日までに何時間というのを初期の段階からしっかり決めて毎日記録していきました。理解や知識の深さや広さと違い、勉強した時間というのは正確に記録できます。自分の努力をいつでも目に見える形にしておくというのはモチベーションを管理するうえで非常に重要だと思います。

     また、時間を常に計っていると、問題集を1周解くのにどれくらいかかるかなどがわかるので、勉強計画を作りなおすときに役にたちました。最終的に222時間勉強したのですが、これだけ勉強したということが本番試験のときに自信につながりました。

    過去問・模擬試験点数管理表
    過去問・模擬試験点数管理表
    勉強時間管理表
    勉強時間管理表

    問題集の正誤管理
    問題集の正誤管理

     また、twitterで、勉強の内容や進度や意気込みなどなどをつぶやいていました。近しい人に勉強やっていることを宣言することで、落ちたときの微妙な感じが想像でき、「合格しなくては!」という気持ちになりました。

     簿記のハッシュタグ(#boki、#簿記)をつけて試験について発言している人がたくさんいて、「がんばらなくては!」という気持ちになりました。また、わからない点をつぶやいたら答えてくれた人がいました。他の人が気づいた点の書き込みもとても参考になりました。

     間違いノートは、A7のメモ用紙にまとめました。A7くらいの小さなノートだと、そのページを理解したかしていないかを自信をもって判断することができ、覚えたページについてはどんどん削っていくことができました。似ているノートが近くなるように並べ変えたり、重要度別に分けたり、携帯性もよいです。

    間違いノート
    間違いノート
    間違いノート(安全余裕率)
    間違いノート(安全余裕率)

    間違いノート(委託販売での荷為替手形)
    間違いノート(委託販売での荷為替手形)

    間違いノート(株主資本等変動計算書)
    間違いノート(株主資本等変動計算書)

    間違いノート(経費の分類)
    間違いノート(経費の分類)

    間違いノート(貸借対照表の表示科目)
    間違いノート(貸借対照表の表示科目)

    間違いノート(特殊仕訳帳)
    間違いノート(特殊仕訳帳)

    間違いノート(別段預金)
    間違いノート(別段預金)

    間違いノート(法人税等)
    間違いノート(法人税等)

    試験日の1日の流れ

    • 6時~

     栄養ドリンクを飲みました。簿記3級の1回目の試験で、1時間を超えたあたりでトイレに行きたくなってリタイアして不合格だった経験から、この日の水分摂取はこれ以降、口をゆすぐ程度にしようと思いました。

    • 7時~

     これまで土日などは2~3回分の過去問・模擬問題を解いていたのですが、朝の1回目は点数が悪いことがわかっていました。そこで、事前に「当日は簡単な問題を解いて、自信をつけつつウォーミングアップしよう」と決めていました。問題集付属の模擬問題をやりました。3回目なので高得点でした。

    • 9時~

     家と会場の間くらいにある、いつも勉強している図書館までいき、模擬問題集の一番簡単だったものを解きました。

    • 12時~

     すこし早めに会場に向かいました。駅から反対方向にあるいてしまい、席についたのは13時ころでかなり焦りました。3級の時は家から直接、試験会場へ向かったのですが、今回は図書館経由だったので、乗ってから何駅…という感覚がずれていたのかもしれません。

     降りる駅が前回と違う最寄の駅だったことに気づかず、前回と同じ方向にあるいていたのでした。余裕をもって会場に向かってよかったです。3級と同じ試験会場で、行きなれていたとしてもスタート地点が違うと迷ってしまうかもしれませんので、会場への道のりの確認はしておいたほうがいいと思います。

    • 17時~

     予備校の解答速報で、ざっと解説をみて安心したり不安になったりしましたが、合格発表までの2週間は簿記2級のことはすっかり忘れようと思いました。

    管理人からアメムラさんへ追加の質問

     アメムラさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     苦手な論点は、工業簿記の標準原価計算でした。最終的にはシュラッター図をまる暗記することで対応しました。自分が使っている参考書では、シュラッター図が解説の一部として掲載されてはいましたが、丸暗記すれば原価差異の問題を解けるようになる便利ツールであるということまでつっこんで書いておらず、たくさんの公式をなんとか暗記しようと頑張っていました。

     勉強が進むにつれて、この論点がどうも苦手なのでインターネットでこの論点についていろいろと検索しました。すると「公式ではなくシュラッター図を暗記して活用することで解けるようになる」ということがわかり、それからは原価差異の問題にも対応することができるようになりました。

     1級では対応できないよ!という意見もありましたが、とりあえず便利ツールを使って解けるようになって、問題を解きながら原理を身につけるというのもいい方法だと思います。

     得意な論点は、特にないです…。本支店会計が得意だと思っていたのですが、過去問127回の問3でみごと撃沈してしまいました。直球な出題時に得意だと思う分野でも、変化球でこられると大きく点を落としてしまうこともありますから、慢心せずにしっかり勉強する。簡単だなと思ったときでも、より深く理解するつもりで問題にあたるのがよいのではないかと思います。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     ほとんど本文のほうに書いてしまったのですが、勉強方法だけあらためてまとめます。まず、頭の中に目次をつくるつもりでさらっとテキスト1周、索引をつくるつもりでテキストをもう1周、さらに、テキストをいくらでも見ていいルールで問題集1周、あとは問題集・過去問・模擬問題をひたすらこなす。まちがえたところはテキストまでもどって確認。

     こういう感じの流れで勉強しましたが、なんとかうまく周りましたので、他の方にもおすすめしたいです。「テキストをいくらでもみていいルールで問題集を解く方法」は他の資格試験ではあまり聞かれない方法ですが、手を動かして問題を解き出すとテキストの理解力も解答力もどんどん身についてくる簿記の試験にはばっちりな勉強方法だと思いますので、特に強調しておすすめしたいです。

     こうしたら良かった点は、テキスト・問題集と過去問の出版社を違うものにするということでしょうか。今回、テキスト・問題集・過去問集はDAI-X出版のものをつかって試験に挑み、内容にもとくに不満はないのですが、ネットスクールの模擬問題集を利用して、違った視点での解説を読んで理解が進んだということもあり、過去問題集も別の出版社のものを使うと、違った視点の解説が読めてさらに理解が進んだのではないかなぁと思っています。

     あとは、勉強時間を確保する方法でしょうか。家に帰るとどうしても、入浴したり食事したりでリラックスモードにはいってしまって、勉強を始めるハードルがとても高くなってしまうので、職場から自宅までの間のドトールコーヒーやマクドナルド等のファーストフード店を転々としながら1時間程度勉強しました。直前期には、簿記2級の勉強している人が隣の席にいたりもして、いい刺激になりました。

    管理人コメント

     アメムラさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!たくさんの画像を提供していただきましたので、かなり読み応えのある合格体験記に仕上がったと思います。

     まず、参考にしていただきたいポイントは、「テキストと問題集は同じ出版社のものでそろえたほうがいい」というところです。テキストと問題集は、基本的には並行して使うものですので、必ず同じシリーズのものを選ぶようにしてください。

     ただし、テキスト・問題集を一通り終えた後に、問題集を追加でもう1冊購入する場合は、あえて他の会社(シリーズ)の問題集を選ぶというのもひとつの手だと思います。例えば、ネットスクールのサクッとうかるシリーズのテキスト・問題集を使っている場合は、TACの合格トレーニングなどを選ぶ…というような感じです。

     特に、あっさり系(ネットスクールのサクッとうかるシリーズ、TACのスッキリわかるシリーズ)の教材を使っている場合は、こってり系の問題集(上述のTACの合格トレーニングや、ネットスクールのとおるゼミ)で不足論点を補うと良いと思います。

     あと、勉強時間を管理することはとても良いことだと思います。アメムラさんのようにきちんと管理するのが難しい場合は、メモ書き程度でも構いませんし、簿記検定ナビでも勉強予定表をPDFで無料配布していますので、興味のある方は一度チェックしてください。

    アメムラさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.76

    やっぱり過去問対策が大事!勘定連絡図は実際に手を動かして覚えよう!

    • 投稿者:きよさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約4か月半

    はじめに

     2年前に転職を考え退職をしたのですが、当時営業をしていた私は、会議で経理から発表される資料を見ても、「今年は赤字なのか~」程度でしか恥ずかしながら理解が出来ませんでした。次の職につく前に会社の経営成績を分かるようになるため、簿記にかじりついたのをきっかけに簿記の魅力に取り付かれました。

    テキストについて

    1. スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記
    2. スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
    3. 日商簿記検定過去問題集2級 出題パターンと解き方
    4. ラストスパート模試 日商簿記2級
    5. 簿記検定ナビ仕訳問題対策

     3級を受験した際にはLECの光速マスターを使用していましたが、2級はネットの評価と書店で立読みをして「読みやすさ」「自分が理解できる表現か」を重視して①②を選びました。このサイズは混雑してる電車の中でも読めるのでとても便利でした。

     ③は各単元毎に過去問がピックアップされているため、弱点の強化ができることと、過去問の中でも良問が多く挙げられていて(私見ですが)、基礎⇒応用力が身についたと思います。

     ④は4回分の予想問題という量に加えて、チェックカードと予想大会に参加できる特典付きのため、独学の私にとってとても魅力的に感じ購入をしました。また、この教材のおかげで合格したと言っても過言ではない的中率でした。

     ⑤は管理人様の「仕訳を制する者は簿記を制す」を信じ、4回繰り返した結果、仕訳の力が格段に上がりました。

    間違いだった勉強方法

     勉強の流れやスケジュール等は他の方々の体験記を参考にされた方が良いと思いますので、失敗談をメインに記載させていただきます。私は過去問には全く触れずひたすらテキストを読み続け、テストの3週間前からラスパをひたすら解くというスケジュールを立て、試験に臨む計画を立てていました。

     問題を解いた量といえば、すっきりについている後ろの問題を1度解いただけです。3週間前を迎え、ラスパを実戦形式で解いたときには時間配分も出来ず、仕訳問題以外がほぼ解けないという悲惨な目にあい、第1予想が18点、第2予想が24点という赤点レベルを出してしまいました。

     このままではいけないと悟った私は過去問集を20日前に購入し 1度目はあまり時間を気にせず解法に力を入れ、2度目は1度目に間違いた問題を時間内で正確に 解けるように行いました。(ちなみに1度目はほぼ自力で解けませんでした・・)そして残りの4日でラスパを2回ほど解きました。

    間違いノートについて

     私は間違いノートの代わりに、テキストに書き込むようにしていました。間違えた部分は蛍光ペンで線を引き、要点等を一言添え、その間違えた問題のページ等を記載しました。電車の中で復習も兼ねることが出来るのため、この方法を間違いノートの代用としていました。

    間違いノート1
    間違いノート1
    間違いノート2
    間違いノート2

     鉛筆で囲っている部分は暗記した方が良いと感じた内容、波線はしっかりと理解した方が良いと感じた内容、蛍光ペンは問題を解いて間違え、さらに頭に入ってない内容…というような感じで3種類を使い分けしました。

    簿記検定ナビの活用

     独学でやっているとどうしても問題集の解答では理解できない壁に当たってしまいます。そんな時には、2級の質問掲示板を拝見させていただき払拭することができました。

     また合格体験記を読んだり、管理人様のツイッターを拝見させていただく事でモチベーションを維持することが出来ましたし、電車の中やお昼休みなどの空いた時間を利用して、簿記クイズも活用させていただきました。

    試験日1日の流れ

    • 06:00 起床
    • 06:30 朝食
    • 07:00 勉強
    • 10:45 早めの昼食。シャワーを浴びて心と体をリフレッシュ
    • 11:45 持物を確認して出発
    • 12:30 到着。簡単な仕訳を見直しトイレを済ませる
    • 13:30 注意事項の説明と名前の記載
    • 13:40 試験開始
    • 15:40 試験終了。答案用紙の回収後解散

     朝の勉強については、試験で全力が出せるように難しい問題には手をつけず、時間内で解くことよりも解法の見直しを重点的におきました。私は工業簿記に不安を感じていたため、ラスパの第1,2予想の工業簿記を4問と、仕訳問題で何度も間違えている部分を重点的に見直しました。

     試験会場には、場の雰囲気に慣れるように1時間前に着くように行動し、引続き仕訳を行いました。前の方の電卓を叩く音が異様にうるさく感じましたが、早めに着いて場に慣れたせいか試験中は音は気になりませんでした。

     名前の記載時には、ゆっくりと名前を記載し答案用紙を眺め、問題の予測がついたので試験開始までの時間は解法を構想してました。

     そして試験開始と共にまずは問題全体を眺め、1-2-4-5-3と決めてから解き始めました。私の場合は第2問で伝票問題以外の問題が出た場合は1-4-5-2-3と決めてましたが、答案用紙から伝票問題が予測出来たため、全体を眺めてすぐに第1問を解きました。

     理由は第2問で難しい問題が出て、焦って工業簿記が解けなくなるのを防ぐためです。試験終了後は試験官が答案用紙の回収・確認後解散いたしました。

    最後に

     「過去問を解く大事さ」を簿記検定ナビでも度々目にしていたのにもかかわらず私は怠ってしまいました。3週間前の時点で、20点前後という絶望的な状況でしたが、自分の現状のレベルを冷静に分析し、それに合った問題集を直前にひたすら解いた事が合格に導くことが出来たと思っております。

     試験の直前が一番伸びるという言葉を実感したと共に、次回受験される際に点数が伸び悩んでいる方でも希望があるという事が伝わっていただけたら幸いです。

    • 追記

     今回私の受けた会場の合格率は26%でしたが、受験の申し込みをしているのにも関わらず、約1/5~1/4くらいの方が欠席されていました。欠席された方達の理由としては、以下の3つあたりが考えられますが、おそらく大半の方は①の理由かと思われます。

    1. 受験レベルに達していない
    2. 会社で強制的に受験させられ勉強していない
    3. 体調不良ややむを得ない状況で欠席

     私も今回は見送りしようかと何度も思いましたが、最後まで諦めずにチャレンジしたからこそ合格したのかとも思いました。そこで、テスト直前で伸び悩んでいたり、諦めかけてる方が希望を持てるように、直前まで諦めなければ合格する可能性がある!と言う事を最後にお伝えしたいと思います。

    管理人からきよさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
    (実は最近MRやM+等の機能を知りまして、電卓もろくに使えておりませんので、あくまでも私が使った感想としてお聞きください。)

     私の使用している電卓は「CASIO JS-100W」です。下記の理由によりあまりおすすめはいたしません。

    ① 私の指のサイズ(太さ)ではキーが若干小さい。
    ② かばんに入れて持ち運びをした際に電卓が変形し、がたつきが発生した。
    ③「ルート」機能が付いていない。
    ④ 桁数が10桁(12桁でないのが致命的です)

     試験当日まで①以外に問題ありませんでした。来年の6月に1級の受験を検討しているため、③を記載させていただきました。

     きよさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
    得意な論点

     伝票式会計・個別原価計算です。伝票式会計は解き方さえ分かっていれば、足し算引き算のようなものでスピードと正確性さえあれば満点を取れるからです。また個別原価計算も配賦方法さえしっかりおさえれば、あとは各製造指図書の集計で高得点を狙えるからです。

    苦手な論点

    (なんと言っても3週間前まで仕訳3問+@の点数しか取れていませんでしたので、苦手な論点をあげますときりがないのですが…急成長したと実感した工業簿記について挙げさせていただきます。)

     中でも勘定連絡、費目別計算、財務諸表が苦手でした。この3つ全てに共通していた事が、勘定連絡図が書けていない事でした。掲示板で「勘定連絡図が回答のように書けません」という質問に対し、「考えながら作成するしかない」というような回答を拝見いたしました。

     私も全く同じ疑問を抱いていたため、まずは回答を真似る事から始め、なぜこの図のようになったのかを考え繰り返し解いているうちに勘定連絡図が書けるようになりました。更には原価差異も理解が深まり、標準原価計算までも解けるようになりました。

    管理人コメント

     きよさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!簿記検定ナビの各コンテンツをフル活用していただいたようで、管理人冥利に尽きます。本当にありがとうございました!

     2級・工業簿記の勘定連絡図について、きよさんもおっしゃっていますが、眺めているだけでは頭に入ってきませんので、やはり何度も手を動かして体で覚えるしかありません。ただ、勘定連絡図については、1度覚えてしまうと忘れにくいという嬉しい特徴もありますので、なるべく早い時期に一度、まとまった時間をとって集中的に取り組むようにしてください。

     あと、ひとつ前の合格体験記にも書かせていただきましたが、過去問は出来るだけたくさん解くようにしてください。最近は新形式の問題がよく出題されていますが、それ以外の大多数の部分については、相変わらず過去問と同じような問題が出題されていますので、奇を衒わずに過去問重視の王道スタイルで勉強するようにしてください。

     最後に、間違いノートについてですが、個人的にはノートなどに簡単にまとめる方法が一番良いと思いますが、きよさんのようにテキストにそのまま記入する方法でも全く問題ありません。その際には、きよさんのようにペンの種類や色を重要度別に分けて記入すると良いと思います。

    きよさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.75

    ネットを使って賢く情報収集しよう!勉強は「理解」重視で!!

    • 投稿者:ユーゼスさん
    • 勉強形態:独学
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約1か月

    受験までの経緯

     職業訓練で簿記3級を勉強し、それから簿記に対して興味を持ちました。3級に合格後「就職に役に立つかもしれない」「せっかく3級に受かったのだから2級も勉強してみよう」という、割と軽い気持ちで2級の勉強も始めました。

    使用テキスト・問題集

    勉強方法

     はじめに、勉強期間は約1ヵ月ですが、私は夜に時々アルバイトがある以外は基本的にフリーな、いわゆる「フリーター」あるいは「半ニート」という状態ですので、この「1ヵ月」は有り余る時間を活用したうえでの勉強期間となります。一般的な社会人あるいは学生の方とは全く異なる時間基準ですので、当てにしないでください。基本的な勉強方法は、以下のような流れです。

    1. テキストを1つのテーマの分流し読みする(よく分からない箇所があっても無視する)
    2. 1で読んだ部分をもう一度集中して読み直し、理解する
    3. トレーニングを解いて理解が十分かチェックする

     トレーニングで間違えた場合は「どうして間違えたのか」を把握することが大事です。単なる計算ミスや転記ミスなどは気にすることはありませんが(あまりに多いようなら対策を考える必要も出てきますが…)、公式を間違って覚えていたり、覚えていない箇所があったせいで間違えた時はちゃんと正しい内容を覚え直す必要があります。

     すぐ上でも言いましたが、最も重要なのは「理論を理解する」ことだと思います。公式を覚える場合でも、単に公式を暗記するより「どうしてそういった公式になるのか」という理由も含めて覚えた方が忘れづらくなります。

     短期集中型の勉強なら暗記メインでも何とかなるかと思いますが、まとまった時間が取れない社会人などは、時間の合間を縫っての長期的な勉強になると思いますので、面倒でも理論をちゃんと理解しながら進めたほうがいいと思います。「急がば回れ」です。

     テキストを読んでもよく分からない時にはインターネットを利用しました。インターネットは大変便利です。実際のところ、これなしでは私は途中で諦めていたと思います。簿記検定ナビのように総合的に簿記を扱う便利なサイトがありますし 分からない項目名で検索すると、その項目に関する詳しい説明を掲載しているサイトが見つかります。

     テキストの説明よりも細かく解説したり用語を噛み砕いて分かりやすく解説してくれているサイトも多いので便利です。解説をしているサイトが見つからない場合でも、yahoo!知恵袋のような質問サイトを利用すれば他人から意見を求めることも可能です。

     ただ、いずれにせよ完全に納得のいく解説が得られる保証はありませんので、そこは独学の欠点としてあらかじめ了承しておく必要があると思います。

    試験対策

     問題集は模試8回+過去問3回が収録されているものを購入しましたが、実際にやったのは模試2回と過去問2回の計4回だけです。4回しか解いてない人間が言っても説得力がないでしょうが、模試や過去問はできる限りたくさん解いておいたほうがいいです。

     自分の理解が不十分な点が分かったり、試験当日の雰囲気に慣れることができます。特に過去問で合格点を取得できると、大きな自信になります。逆に言うと、過去問で不合格になると結構落ち込みますが、そういう時は「これが本番じゃなくてよかった、助かった」とポジティブに考えましょう。

    試験日の1日の流れ

     試験当日の流れですが、相当ひどいです。土曜の深夜に毎週楽しみにしているインターネットラジオがあるので、それを聴き終えて寝たのが午前4時過ぎごろでした。その後一旦8時半に起きて軽い朝食を食べた後二度寝。

     正午に起きて自宅を離れ途中飲食店で昼食を取り、試験会場に着いたのが試験開始30分前の午前1時。前日に夜更かしするというのが非常識に思われるでしょうが、2級試験は午後実施と知ったので、これなら夜更かししても問題ないと判断したためです。

     試験は「3問目は後回し」「その他面倒そうな問題も後回し」という自分ルールに則って進めました。全体的に問題は易しめだったのですが、そのせいで逆に「これは何かトラップがあるのでは…?」と勘繰ってしまい、普段より余分に時間がかかってしまいました。

     3問目は問題自体はそれほど難しくなかったものの、整理事項の数がかなり多く時間がかかり、結構焦ってしまいました。随分と内容が少ないと思われるかもしれませんが、試験本番は合格するだけの実力が備わっていれば受かり、逆に実力が備わっていなければ落ちる、それだけだと思いますので、あれこれ考えずに平常通りにリラックスして過ごせればそれがベストだと思います。

     最後に、簿記において最も重要なことは「諦めないこと」だと思います。不幸にも問題が難しかったり、計算ミスをしたりして不合格になってしまうこともあるかもしれません。しかし、合格できるだけの実力が備わっていれば、いつかは合格することができます。2級は独学でも十分合格できる難易度です。頑張ってください。

    管理人からユーゼスさんへ追加の質問

     今回、勉強に使われた教材に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     商業簿記のテキスト&トレーニングは90点、工業簿記のテキスト&トレーニングは85点、直前対策の問題集は80点です。テキストは初心者にも分かりやすいように説明されていますし、発展・応用的内容も適時触れられています。

     資格学校の講座でも実際に使われているためか、文章の内容もしっかりしていて読みやすいです。ただ、それゆえに噛み砕いた説明が欲しい人にとっては、一部説明が分かりづらい箇所も出てくるかもしれません。

     トレーニングはテキストの復習的内容の基本と、難易度の高い発展に分かれています。発展の問題にはかなり面倒で難しいものもありますが、ちゃんと回答を読んで解法を理解できれば力も確実につくはずです。工業簿記のトレーニングは、基本的な部分の解説が省略されている箇所が結構ありますので、その分を5点減点してあります。

     直前対策問題集は…可もなく不可もなく、といったところでしょうか(笑)別に出来がよくないというわけではありませんので、私が使ったものも安心して購入していただいて構いません。ただ、直前対策の問題集はどれを選んでもそれほど大差はないと思いますので、その場で適当に決めてもいいと思います。

     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     SHARPの「ELSIMATE EL-BN611」を使いました。自宅にたまたま置いてあったものです(笑)色々な機能がついているようですが、私は基本的な機能しか使ってません(笑)大き目の電卓なのでボタンも押しやすく、その点は非常に良かったと思います。電卓はボタンを押しやすいのが一番!!だと私は考えます。
     ユーゼスさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     得意(だと思っている)分野は工業簿記の差異勘定の算出です。最初はシュラッター図が理解できずチンプンカンプンでしたが、図を理解できた途端一気に得意になりました。シュラッター図はとても便利な図なので、苦手な人も何とかして理解して使いこなせるようになってもらいたいです。

     あとは今回の試験の第2問に出てきたような、伝票会計の穴埋め問題も得意です。穴埋め問題は、極端な話簿記の知識がない人間でも解ける問題だと思います。ただし、一箇所でも間違えるとその後の箇所もすべて間違えてしまうという危うさも孕んでいますので間違いがないようじっくり解く必要があると思います。

     苦手分野は商業簿記の本支店会計、特に内部利益の扱いに苦戦しました。実際のところ完全に克服できたとは言い切れませんが「『どの商品に』『どれだけ』内部利益が含まれているのか」をちゃんと理解するように心がけてからは、間違うことが減ったと思っています。

     未達商品にも内部利益が含まれていることや、支店の期首商品に含まれる内部利益は「繰延内部利益」で処理される場合があること、支店の期末商品は外部仕入(内部利益なし)と本店仕入(内部利益あり)に分かれる場合がある…など、その時々に応じた内部利益の扱いをしっかりと把握するようにしました。

     やはり「理論をちゃんと理解する」ことが苦手分野の最大の解決策だと思います。

    管理人コメント

     ユーゼスさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!ユーゼスさんは1か月という短い勉強期間で見事1発合格されていますが、忘却曲線が示すように「短期間に集中して勉強する」のが一番無駄が少なくて効率的なので、比較的時間に余裕のある文系大学生の方には、ぜひこの合格体験記を参考にしていただきたいと思います。

     ユーゼスさんはネットの情報をうまく活用されたとのことですが、管理人が運営している簿記検定ナビ以外にも、「簿記の勉強に役立つサイト」というのは結構あります。ちなみに、管理人がおすすめする「簿記・会計サイト」は以下の3つです。

     上記の3つのサイトは、管理人が自信をもっておすすめできるサイト(簿記検定ナビのライバルサイトでもあるんですが…笑)ですので、興味のある方はアクセスしてみてください。

     あと、ユーゼスさんもおっしゃっていますが、過去問・予想問題は出来るだけたくさん解くようにしてください。最近は新形式の問題がよく出題されていますが、それ以外の大多数の部分については、相変わらず過去問と同じような問題が出題されていますので、奇を衒わずに正攻法で勉強を進めてください。

    ユーゼスさんが使われた教材や電卓のまとめ

  • 第128回日商簿記検定 簿記2級 合格体験記 No.74

    勉強は楽しんだもん勝ち!「学習」ではなく「楽習」しましょう!

    • 投稿者:あゆみさん
    • 勉強形態:専門学校(通学)
    • 受験回数:1回
    • 勉強期間:約7か月

    はじめに

     私は、28歳会社員(女性)です。都内で事務職をしています。昨年の4月に受付窓口担当から総務会計に異動になりました。上司の勧めで簿記3級を独学で勉強し、昨年11月に受験・合格いたしました。

     それ以上の能力は上司から求められたわけではなかったのですが、私自身が簿記の勉強を面白いと感じるようになり、簿記2級に向けて勉強しようと決意し管理人様と同じ簿記学校に入学しました。簿記3級を勉強しようと思ったときに簿記検定ナビを知り、簿記学校の無料セミナーに参加したのがきっかけです。

    勉強方法について

     週2回、平日夜間に勤め先から電車で2駅のところにある学校に約7カ月通いました。夜19時から2時間40分です。基本講義は週2回ですが、振替・重複講義も多いに活用した為平均すると週4回は学校に通っていました。

     ただ授業を受けるだけでは知識が全く身につかないので、復習が重要でした。講師からも「予習より復習!」と度々言われた為、復習として問題集を解き次回の講義で確認テストを行う、という流れを着実にこなしました。

     「授業を受ける→問題集を解く→特に分からないところは自分でノートにまとめるもしくはテキストをもう一度読む→重複講義に参加する→授業で確認テスト」というサイクルを約5か月間続けました。

     直前期になると、講義もまとめに入り、答練(問題に答える練習)を繰り返しました。これまであまり質問しなかった私も、いよいよ分からないところが出てきて毎回講師に質問する状況でした。この直前期にあきらめずに食らいついたことで、最初の答練で20点代を打ち出した私も最後は80点代をコンスタントに出すことができたと思います。

    勉強時間について

     合計勉強時間は400時間強です。自分で400時間勉強すれば、受かる!と思い目標を立てて勉強しました。また簿記検定ナビの勉強予定表を簿記3級から引き続いて愛用していました。(本当に助かりました。管理人様に心より感謝申し上げます)

     最初は毎日最低30分は勉強しようと意気込んでいましたが、全く勉強しない時期もありました。理由は…勉強に飽きたからです。最初に工業簿記ばかり勉強していた為、飽きてしまい何日も勉強しない日がありました。

     商業簿記を勉強するようになってからも、はっきり言って商業簿記は「つまらない」と感じる講義が多く、かなりマンネリ気味になっていたように思います。ただ、一度決めたことは絶対やり通す、絶対受かる!!と自分に言い聞かせ、簿記検定ナビにもお世話になりました。

     結局、直前期に毎日4時間以上勉強するようになり、忘れていた知識を一気に取り戻した感じです。このやり方は2級では通用しましたが、1級では通用しないと思いますので、やはり基礎固めの時期にこつこつ着実に問題集を解くことを大切にしようと思います。

    メンタル面について

     簿記3級は独学、簿記2級は通学で学習した経験から言わせて頂きますと、試験勉強は結局は自分との戦いです。独学でも通学でも、最後は諦めそうになったり弱気になっている自分に勝たないといけません。仕事が忙しくて勉強できない、などと言い訳をしているうちは合格できないと思いました。

     これまでも他の資格を独学で取得してきましたが、”これは!!”と思う資格は、プロの手を借りて賢く取得するのが宜しいと思います。プロの講師は、勉強方法や解答テクニックのみならずメンタル面もアドバイスしてくれます。

     また学校では、思いがけない出会いもありました。ただ通っていただけなのに2人も友人が出来、共に励ましアドバイスし合い、気付かされることもたくさんありました。一期一会の出会いが、こんなにも自分に良い影響を与えてくれたことに心から感謝しています。

     今回の講師・友人との出会いが私の合格を後押ししてくれたことを締めくくりとして皆様にお伝えし、報告を終えたいと思います。

    試験日の1日の流れ

    • 8:00

     起床。

    • 9:00~11:30

     某有名簿記学校の公開模試の解き直し・見直し

    • 11:30~12:30

     昼食、最後の持ち物チェックをして出発(簿記検定ナビでも教えてくれていますが、受験票&羽織るもの&予備の電卓&筆記用具&耳栓&腕時計は要確認です)

    • 13:00

     試験会場到着。まずお手洗いへ。意外と混んでいないことに驚く。着席し、周囲を見渡し深呼吸。持参した苦手ノートに目を通すも緊張であまり頭に入らない。

    • 13:25

     再びお手洗いへ。やはり混んでおらずすんなり済ます。

    • 13:30~16:00

     簿記2級試験スタート。説明を受けている最中に耳栓をする。解答用紙が配られ、ある程度問題の検討をつける。かなりドキドキしてきた。試験開始の合図とともにA4用紙を半分に折る。14523の順に解答する。第1問で、仕訳が難しく感じ、3問ほど手つかずのまま第4問・第5問へ。

     幸い、第4問・第5問はあまりにもあっさりすぐ解けてしまった為に手が震える。何度も電卓をたたき直してしまう。間違いが見つからず、第2問へ。第2問は、ぱっと見て時間がかかると感じたが、着実に解けば大丈夫と確信し確実に解答。ここで第1問に戻り、分からなかった仕訳を解答。

     第3問は、第4問・第5問の電卓たたき直しで時間をとってしまったせいで30分くらいしか残っておらず、かなり追い立てられた気持ちで挑む。結局最後まで解答できず終了。耳栓をしたお陰で周囲の電卓を打つ音に煩わされることはなかったが、試験官の言っていることが良く聞こえず、途中焦るも自分の中でスルーさせる。

    • 16:00~16:30

     前述した友人と互いの手応え報告し合う。工業簿記があまりにも素直にできてしまったので、何かひっかけに合わなかったかと不安でいっぱい。

    • 16:30~17:00

     某有名簿記学校の簿記2級解答速報会に参加。自己採点で80点(工業簿記は満点)と分かり1級に向けて勉強しようと決意する。

    • 17:00~17:30

     某有名簿記学校の1級セミナーに参加。

    • 17:30~(おまけ)

     帰りの電車を待っているホームで一人小躍り。半年以上も私の勉強を支えてくれた家族に、自己採点報告と感謝のメールを打つ。

    管理人からあゆみさんへ追加の質問

     今回、利用された専門学校(大原)に点数をつけるとしたら何点ですか?また、他の方にもおすすめ出来ますか?
     点数をつけるとしたら…80点です。他の方にもおすすめできます。
     今回、勉強に使われた電卓の機種を教えてください。またその電卓は他の方にもおすすめ出来ますか?
     SHARPのEL-G34です。この電卓は、たたく音もうるさくなく、使いやすくおすすめです。
     あゆみさんの得意な論点と苦手な論点を教えてください。また、苦手な論点を克服するためにどのような勉強をされましたか?
     難しいご質問です。というのは、最初は得意な論点であっても、応用問題を解くうちに苦手意識を持ってしまったり、苦手だと思っていた論点を克服しようとして何度もテキストを読み返したりノートにまとめたり問題を解くうちに得意になったからです。以上を踏まえて、最初から最後まで得意な論点というのは、なかったように思います。

     苦手だと思っていた論点は、商業簿記では社債(特に買入償還、満期償還)、吸収合併、特殊売買(特に荷為替、未着品、受託委託販売)、債務保証などで、工業簿記ではCVP分析、工程別原価計算、仕損減損、製造間接費の差異分析、総合原価計算などです。

     苦手な論点を克服するために、前述したとおり何度もテキストを読み返したりノートにまとめたり問題を解き直しました。苦手な論点を克服するための本番試験までの時間があまりなかった為、平日仕事が終わってから毎日夜中の0時から3時くらいまで苦手克服の為の時間を作りました。朝型勉強にしたかったのですが、どうしても朝早く起きられませんでしたので諦めて夜中勉強しました。

     ご自身の勉強方法を振り返っていただき、これから勉強を始める方にアドバイスがあればお願いします。
     好きこそものの上手なれ、と言いますが「勉強を楽しんだもの勝ち」だと思います。苦手だと感じたり嫌だなあと思う分野が出てきたらとにかく分かるまで繰り返しテキストを読んで、ノートを作って、問題を解いて下さい。もしそれをやるのがいやだったら、一度その分野からは距離を置いて別の自分が好きな分野に取り組んでみて下さい。

     不思議なことに、自分に余裕が出てくると、苦手克服欲求が出てくるものです。今回の私の勉強の仕方は、基礎インプット期にコツコツ勉強し、直前期にモーレツに勉強しました。

     基礎インプット期に、もっとコツコツ勉強していれば(もっと多くの問題を解いていれば)直前期にモーレツ(毎日4~10時間勉強)にならなくても済んだかもしれません。もしくは、もっと高得点が狙えたかもしれません。ですので、皆様には是非基礎インプット期を大切にして頂きたいと思います。

     具体的にはテキストを読んだら(もしくは講義を受けたら)その3倍の時間は問題解答時間にあてて下さい。(例:3時間講義を受けたら、9時間かけて復習する)1級に行ったら、私もそうしたいと思います。復習が、非常に大切です。

     また社会人の方は勉強時間に困ることもあるかと存じますが、そこは是非頑張って下さい。朝型の方なら平日は5時に起きて2時間勉強するとか、夜型の方なら私のように夜中の0時~3時まで勉強するとか、とにかく自分に厳しく且つ無理のない程度に勉強して下さい。(でも勉強しない日も作って仕事に趣味に充実させて下さいネ そこは臨機応変に)

     そして、「合格できたら、○○するんだ!!」と自分に必ずご褒美を用意してあげてモチベーションを保って下さい。(ちなみに私は2級に合格できたら、1級も勉強できるんだ!!と強く意気込んでいました。なぜなら勉強が面白くなっていたからです)

     最後に当日の試験についてですが、私は工業簿記(第4問・第5問)についてすんなり出来てしまいました。あまりにも素直にできたので、何度も電卓をたたいたり問題の読みなおしをして時間をかけてしまい、第3問まで時間がまわりませんでした。(結果として工業簿記は満点でした)

     一回で答えが出たら、次の問題に取り掛かりましょう。私の場合、自分に自信がなさすぎて不安になり、何度も解答用紙に消しゴムを使いそうになりました。そしてその自信のなさ、不安な気持ちというのは、ひとえに基礎インプット期の問題練習の少なさにあると思いますので是非皆様には基礎問題練習を大切にしていただきたいと思います。

    管理人コメント

     あゆみさん、合格体験記のご投稿ありがとうございました!今回、合格体験記を編集していて「あゆみさんは、1級の合格も早いだろうなぁ」と率直に思いました。「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、あゆみさんのように「簿記を楽しんで勉強できる人」はあっという間に合格ラインに達して、あっという間に合格していきます。

     あゆみさんは、大原に通学して簿記の勉強をされたとのことですが、通学受講の一番のメリットは同じ目標を持つ人たちに出会えることだと思います。互いに切磋琢磨して勉強し、分からないところは質問して、逆に分かるところは教えてあげる…資格試験は、最後は自分自身との戦いになるからこそ、勉強仲間の存在は大きいと思います。

     よって、勉強を始める際には金額面だけを考えるのではなく、こういった副次的なメリットも考慮した上で勉強形態を選択することをおすすめします。個人的には、お金に余裕があるのであれば、やはり通学受講が一番だと思います。

     あと、試験中の耳栓に関して、あゆみさんもおっしゃっていますが、周囲の電卓音は気にならなくなるというメリットがありますが、同時に、試験官の指示が聞こえなくなるデメリットもあります。試験官の指示は聞こえなくても特に問題ないと思いますが、終了の指示を聞き落とすとエラいことになりますので、その点には気をつけてください。

    あゆみさんが使われた教材や電卓のまとめ

    • 教材:資格の大原の教材
    • 電卓:SHARP EL-G34
    • 上記の各リンクをクリックすると、詳細ページに別窓でジャンプします。